まとめ

過去ログ759 2018/3/2 11:50

★土曜日情報
オーシャンステークス

ナックビーナス
昨年の高松宮記念はペースや道悪というよりも3〜4角で必要以上に外を回す羽目になったのが敗因で、悪くない内容でした。
2秒のかなりのハイだったキーンランドCでもやれているように崩れる要素が少ないのが魅力の馬ですが、決定的な武器に欠けるタイプで、ハイペースだと甘くなり、トップスピード持続戦で外を回せば甘くなってしまいます。
とにかくバランスが重要な馬で、コーナーで速いラップを踏む形に対応するなら内枠でロスの無い競馬が理想です。
外枠を引いてしまった場合はレースの主導権を握ってコーナーで一息を入れる展開に持ち込む必要があり、今回のメンバーではネロが厄介な存在で、ネロが厳しい流れに持ち込んでくるとひと息入れたいこの馬としては厳しくなります。

ナックビーナス
2走前のカーバンクルSは良馬場発表でしたが、雨がぱらついて標準ぐらいに時計は掛かっていました。
平均ペースで流れてL3で息が入ってのL2最速の11.1秒となり、前半のスピードもそこそこで、一脚と総合力を問われた一戦となりました。
3〜4角でもペースを上げずに我慢しながら仕掛けを待って直線に入ると、直線序盤で仕掛けて出し抜いて2馬身差ほどに突き放す内容で、最後はペイシャフェリシタが差し込んで来ましたが出し抜いていたセーフティを保っての勝利となりました。
ペースを平均に落としてL3−2の加速で一気に突き放す競馬に持ち込めるのがこの馬の良さで、ゲートが上手く主導権を取ってコーナーまで余裕をもって直線での加速が可能です。
昨年のオーシャンステークス2着時はかなりのハイペースとなりましたが、L3の地点ではペースが落ちていてL2の4角出口〜直線入りでは再加速している形となりました。
最終的には2列目の内ポケットで我慢する形となり、道中も前が飛ばす中で前に上手くスペースを置いて3〜4角では前が少し減速する中でスペースを使って上手く押し上げて直線。に入り、直線序盤で進路確保できずにここで待たされるロスがあり、L1で上手く進路を取っての2着となりました。
このレースは勢いに乗せたところで詰まったのが敗因で、それでもスッと反応できるので馬群を捌いてから伸びていました。
馬群の中でも戦える強みがあり、ペースがある程度速くても対応でき、息を入れられれば一足を必ず使えるのは大きな強みと言えます。

★土曜日情報
オーシャンステークス

ビップライブリー
1400mまでならある程度厳しい流れにもついて行けますが、中山1200m戦では一歩目が甘いタイプだけにポジション取りで苦しくなりそうな1頭です。
ただ、後ろからになったとしてもこの馬の場合はトップスピードの持続力が高いレベルにあるため、盛り返すチャンスはります。
前半で無理に前に行くよりはある程度の位置で出し切る形に持ち込めればチャンスはあり、ネロがハナを切って1秒以上のハイに持ち込んだりしなければこの面子なら好勝負可能です。
ハイペースに上がり切ったらネロは手強い相手となり、ペースが上がり切らないケースでトップスピードの持続面ではスノードラゴンやナックビーナスも強敵となります。

ダイメイフジ
ゲートに関しては近2走は上手く出ていますが、二の脚はあまり速くないため、34秒を切るようなペースでは前目を取るのは難しそうです。
34秒で入ればこの面子でも34秒ではまとめてくる可能性が高く、そうなると中団からなら33秒前後の脚を求められてしまいます。
この馬にとっては、このレベルでの1200m戦は短い印象があり、前走のように緩い流れから後半の3要素を高めてきているなら距離を延ばした方が良さそうです。

スノードラゴン
前走のカペラSは走破時計からも楽な一戦となっており、この面子でも上位可能の1頭と言えます。
スプリンターズSはロスなくスペースもあって恵まれましたが、高いレベルの1戦で4着まで差し込めてた点は評価できます。
CBC賞は後ろ過ぎましたが、力の要る馬場ならL1まで伸びてこれる力は持っています。
今の中山はやや高速馬場ですが、それでもスプリンターズSやセントウルSの時ほど軽くなありません。
1200m戦では質的なスピード面で苦労しますが、今の中山ならこの馬にとって悪くはありません。
トップスピード持続を引き出すパターンに持ち込めればこの面子なら圏内のチャンスはあります。

★土曜日情報
チューリップ賞

サラキア
新馬戦の感じなら距離延長は問題無さそうで、出負けを克服してポジションを取って前目から進められれば面白い1頭です。
一週前のCWで見せたインパクトは大きく、ラスト3−1Fで40.3-11.4と極端に高いレベルでの加速度を見せていました。
こういうタイプの馬は侮れない面があり、新興勢力で狙うならこの馬が面白そうです。

シグナライズ
要所でスッと動ける器用さはありますが、それを生かすゲートの上手さが無い点がネックで、後ろから要所でのギアチェンジ面、トップスピードの質的に足りない1頭です。
器用さを活かして内枠からある程度いい位置を取り、スローならチャンスはありますが、阪神JFの上位3頭は強敵な存在といえ、ここは分が悪い1頭と言えます。