まとめ

過去ログ767 2018/3/20 9:48

★注目馬
ピボットポイント(3歳未) ウイナーズネット
前走は他馬が動いたところで他馬を気にしてフワついたため、流れに乗り損ねて下がってしまい、勝負どころで追い上げを開始するも外を回るロスがあり、長く脚を使って一度は3番手に上がるも最後は苦しくなってしまい勢いが鈍っての4着。
2走前の阪神戦ではまだ緩さがあってエンジンの掛かりが遅く、3角過ぎから促して進出し最後までジワジワ脚を使っての2着。
1週前は大阪杯予定のシュヴァルグランと併走でコース追いを行っており、随分と攻めてきています。
緩さが解消されてきており、2走前阪神2着時以上のパフォーマンスが期待できる1頭と言えます。

ミッキーワイルド(3歳500万)
新馬戦は少し余裕のある体つきで、出たなりで抑えたまま3列目の外から進めて直線の坂まで余裕綽々のレース内容。
ラスト1ハロンから後続を突き放しての圧勝となり、素質の違いを見せつけました。
2戦目の前走はいきなりのオープン挑戦で初の長距離輸送。
厳しい条件下で結果は7着となりましたが、「今日のようなボコボコした馬場では前脚の掻き込みが足りずに走り切れていませんでした。返し馬の時点であまり良くありませんでした。稽古では行きっぷりが良くなっていましたから、綺麗な馬場なら走ってくれますよ」と福永騎手。
地元の阪神で自己条件の良馬場なら圧勝してもおかしくない1頭です。

フレッチア(中山・3歳未勝利) kkkma
体質が弱く、まだ緩さが残っていた新馬戦では好位からの競馬で脚を溜めて直線では勝ち馬の内を突いて鋭く伸びるも首の上げ下げのタイミングの差での後続に4馬身の差をつけるハナ差の2着。
この時の勝ち馬ツヅミモンは次走のシンザン記念でアーモンドアイの2着となっており、ハイレベルな相手に微差の競馬となっていました。
前走は間隔を詰めた影響で新馬戦の時ほど返し馬は良く見せず、道中は3頭目の外になってしまい前に壁を作れずに外を回るロスの多い競馬でアネモネS勝ちのハーレムラインの3着。
走破時計も優秀でハイレベルの一戦となりました。
1週前の攻めでは上がり重点とはいえ、抜群の伸びを見せており、中間に立て直した効果は大きく仕上がりは上々です。
今の未勝利ならハッキリと素質上位の存在だけに、ここは順当に決められそうな1頭です。

 コスモカナディアン(中山・マーチS)
東海Sでテイエムジンソクに肉薄し、総武Sは2番人気に推されるも離された7着。
翌週、北馬場で柴田大騎手に話を聞いたところ「外目を追走するとやめてしまうところがあるようなんですよね。以前にも同じようなことがありました。勿論、あれが実力ではないですし、馬群の中で追走するような競馬ができれば巻き返せます。内に潜り込んで回って来れる時は良いのですが、外を回る形だとどうしても置かれてしまいますね。大外枠が痛かったです。」との事。
今回は人気落ち必至なだけに、内目の枠には入れれば巻き返しの可能性が高い1頭となります。

★土曜日
中京11レース

ファルコンステークス

ダノンスマッシュ
2秒以上のハイペースとなると不安がある1頭。
自身でハイバランスまで行ってしまうと脆くなるリスクは新馬戦から見せていますが、先週の馬場だと高速馬場には無いため34秒前後が基本になる中京1400mでは前傾ラップになる可能性がかなり高いように思えます。
スピード面には不安があるのでこのレースで簡単に信頼は置けませんが、この路線ではトップスピードの質、トップスピードの持続力はトップレベルにあります。
1400mで平均まで、自身スローで入れれば勝ち負けできる1頭と言え、前半あまり無理をしなければ良い脚を使え、3走前の平均でやれている事からもここは中心視できる1頭です。

アンブロジオ
決定的な弱点は今のところ見せていない1頭。
要所の反応が若干鈍い面はありますが、中京1400mで流れてしまえばそこまで心配はありません。
スピード自体は見せているものの、マイルでのスピード面なので1400mで34秒台の流れに先行して脚を使えるかどうかは大きなポイントとなります。
距離はもう少し長くてもいい感じがあるため、14000mでも中京でスプリントばりに流れてしまうと危うさはあります。

ミスターメロディ
芝スタートでもしっかりとスピードには乗せられており、芝自体はスピード戦なら対応可能です。
新馬戦で見せたパフォーマンスはかなり高く、良馬場のダートで平均ペースの中で後続に脚を使わせつつも最後まで流して圧勝し、時計も1000万下の目途を大きく超えてきていました。
ノーザンダンサー同士の配合だけに芝への対応力もありそうで、先週の中京ぐらいの馬場なら消耗気味の競馬になる可能性が高く、通用してもおかしくない1頭です。


日曜日
中山11レース

スプリングステークス
ビッグスモーキー
前走のすみれSは高速馬場でスローバランスからのL2最速戦でトップレベル相手にキレ負けしての3着。
ラップ推移を考えると置かれずに追走出来ていた点は大きく評価でき、ダートを走っていた馬でここまでやれるのは意外でした。
中山1800m戦は坂スタートでスローペースになりやすい舞台で、L2最速にもなりやすい傾向にあります。
この馬のギアチェンジ面はL2最速率の高い中山1800mでは心強い武器で、内で包まれても対応できるタイプですが外過ぎない枠で逃げ馬のすぐ外辺りを引ければ内も外も狙える面白い存在です。

★土曜日
中山11レース

フラワーカップ

カンタービレ
未勝利の2着2度は相手も手ごわい中で噛み合ってなかったレースで、2戦目の京都マイル戦に関してはかなり前半から速い流れとなっており、そこに乗っていって待ちながら直線での一足の競馬となりました。
このレースはギアの上げ下げの上手さを感じる内容で、相手も悪かった1戦です。
二の足の速さ、ギアの上げ下げのうまさ、一脚を使えるという点では圏内に入って来れる1頭で、前走のように力の要る馬場でも対応できるので今の中山の馬場なら問題ありません。
トップレベルの素質があるわけではありませんが、現時点で非常に高い完成度、総合力の高さを持っている1頭です。

メサルディム
新馬戦では追走面で苦労していましたがレースを使う毎にその辺りは解消され、1800mなら前半ある程度ついて行けそうです。
今回はスピード面でもレベルが上がってくるので、前走の感じなら中団ぐらいの競馬となりそうです。
この馬は大きな弱点が無く、アドマイヤアルバ相手に強い競馬ができているだけにトップスピード戦の方が適性的にあっている可能性があります。
オークス向きの馬だけに、この舞台で賞金を積めれば本番では不気味な穴馬となりそうです。