まとめ

過去ログ768 2018/3/23 10:00

★注目馬
バリオラージュ
3走前の長良川特別3着馬では、休み明けでスプマンテとはクビ差の決着で3着。
この時は稽古の動きがひと息で、久々の割に速い時計が少なく脚捌きも硬かった中での3着で、「集中力を欠くところがあるので、道中は敢えて馬込みに入れる競馬をしました。最後まで集中してくれましたし、あれなら折り合いもつくはずですから距離延長は問題無さそうです」との事でした。
久々の分だけエンジンが掛かるのに時間がかかりましたが、坂を上がってから急追しての3着は評価でき、次走はレコード決着の2着。
スタート直後に内から寄られる不利があり、後方からの競馬で折り合うと3角手前でスッとポジションを上げて半マイル標手前ではスプマンテの外につけ、直線も渋太く伸びてひと押しを欠きましたが以前ほどの硬さも無くもう本物と言えます。
前走は枠なりに内をロス無く進めて最後もしっかりを脚を使っての2着となりましたが、勝ち馬との差は3〜4角でモタついた分だけのコンマ1秒差です。
今回は3走前に3着した中京2200m戦となり、再度勝ち負けが期待できる1頭となります。

リヴァイアサン
4走前は「思ったより位置取りが後ろになってしまいました。切れるタイプではないから、流れに乗れなかったのが全てですね」と大野騎手がミスを認めており、前が有利な展開の中で末脚不発で7着となりました。
3走前の東京ではスタートを上手に出て道中3はジワッと先行して2番手に落ち着き、直線でも楽な手応えで追い出しを待つ余裕があり勝ちパターンの競馬でしたが、上位2頭の決め手に屈する形で3着。
中山では3戦して6、1、3,2着ですが、6着時は骨折明けの1戦でプラス10キロ、スタートで滑って後方からの競馬になってしまい参考外の1戦です。「東京では決め手で分が悪いけど、中山なら大丈夫。お年玉にしてよ」と2走前時は松本重春厩務員の話として会員様へ情報提供して6番人気3着で的中となりました。
前走の阪神戦は自分の形でレースが出来ていましたが、勝ち馬が強く、2着となりましたが中山コースの今回は再度馬券になる1頭と言えます。

★日曜日
中京11レース

高松宮記念
レッドファルクス
昨年の高松宮記念3着を振り返ると、この馬としては珍しい自分より後ろの馬に差されるという負け方となりました。
レッツゴードンキとの比較で見劣ったのは自身のパフォーマンスの低下が原因で、1.1秒のかなりのハイペースで流れていましたが稍重馬場で時計が掛かっていました。
3角で少し下げつつ好位の内にポジションを取り、3〜4角で好位に近い位置で前にスペースを置きながら直線に入ってくると、直線序盤で伸びかけるも、いつもの破壊力が無くセイウンに抜け出されるてしまいL1ではレッツゴードンキにも内から出られての3着となりました。
この馬としては珍しく34.4-34.6と前半の方が速いペースを自身で進めており、こうなると前半に脚を使わされてしまって後半の武器であるトップスピード持続力を引き出すところに影響が出てしまいました。
スローバランスの京王杯SCでは重馬場でも切れており、道悪がダメというわけでもありません。
この馬は前半に脚を使う形、マイルCSのようなトップスピードに乗せられないケースではこの馬のベストは引き出せませんが、前半に自分のペースを守って進める事が出来ればここでは1枚力が違う1頭と言えます。

レッドファルクス
この馬はトップスピードの質自が驚異的に高いわけではありませんが、トップスピードに乗ってからの維持力がイジゲンレベルで、惰性を活かすトップスピード持続力の高さは現役最強クラスの1頭です。
速いラップを踏んでしまってからの持続力を活かすためにも、で前半はきるだけ余力を持って後半に臨む必要があり、L4−3辺りからしっかりと出し切るイメージで進められればここは崩れる場面は想像できません。
また、速いラップを踏めば踏むほど持続力を活かせるタイプで、重馬場でも対応可能ですが高速馬場が得意なタイプです。
トップスピード持続力には限度があるのが普通ですが、この馬は高速馬場なら中京の3〜4角で11秒前後を踏み続けて大外を回してもL1までそれを維持できる能力を持っています。
昨年のスプリンターズSでもL3最速で外を回してL1の上り坂でも減速していないという非常識な脚を見せて呑み込みましたが、そういう競馬がこの馬にとっては理想です。
昨年よりは軽い馬場になる可能性が高く、馬場が悪化してのハイペース消耗戦にならない限りは崩れる心配はありません。
仮にそうなったとしてもポジションを後ろにして無理をしなければ対応出来ており、前半は無理をせず、中盤の早い段階でエンジンをかける形なら心配ありません。

レッドファルクス
前走の阪急杯は平均ペースでのL2最速でしたが、11秒前半を続けておりチャンスはありました。
道中は中団馬群の中で進めていましたが、窮屈なところに入ってしまって下げながら追走し、じわじわと下げながら4角に入ると下げ止まりましたが外へも出せず、後方馬群の中で我慢して直線。
直線序盤で外に出して追われましたが反応が鈍く坂の上りまで最後方近くとなり、ここから一気にグンと伸びてまとめて差し切る勢いを見せるも届きませんでした。
このレースで不満だったのは早い段階で下げ切らなかったことで、内枠で包まれて下がったのは仕方ありませんが、早い段階で下げ切ってしまって3〜4角までに加速段階に持って行く必要がありました。
川田騎手はそうせずにポジションをキープしようとする意識が働いてしまい、窮屈で下げながらの過程を3角付近まで続けてしまった事が敗因です。
結果的にエンジンの掛かりの遅さに繋がってしまい、このレースはL1の段階でこの馬はスプリンターズS以上に絶望的なポジションとなり、L1に入った段階で6馬身ぐらいは差がありました。
この馬は11秒前後の脚を使っている計算となり、3〜4角で多少ロスがあっても早い段階で加速しながら直線に入ってきていたら届いた内容の1戦でした。
デムーロ騎手ならそういった騎乗面での不安は解消され、今回は巻き返し濃厚の1頭と言えます。

レッドファルクス
3走前のスプリンターズSがこの馬の力・適性を証明した1戦で、かなりの高速馬場でペースも上がらず33.9-33.7と0.2の平均、中山1200としては遅い部類でした。
その中でL3最速10.9と10秒台を後半に刻み、そこからL1まで減速気味となり、4角地点最速でペースは遅めも仕掛けは早い展開となりました。
同馬は中団の中目で進めて3角に入り、3〜4角でも中団の外目で追走し、蓋をされて直線に入ると少し待たされる形になりながらも捌き切ってL1でグングン伸びて最後はまとめて差し切りました。
この馬はエンジンが掛かってトップスピードに乗ってからの持続力が異常なレベルで、CBC賞を勝った時の末脚の持続力は怪物レベルでした。
普通ならL3最速で4角地点のここが仕掛けのポイントで、外々を回して直線以降は減速ラップとなり、前が止まったといっても11.7なので自分も少しでもばてていたら差せない展開でした。
それでもL1で5馬身差ぐらいあった差を一気にまとめて差し切っており、L1での11秒前後はまず間違いありません。
10秒台もあり得るレベルの脚を使っており、こんな脚を最後まで維持できるというのは考えられません。
また、京王杯SCでは坂の上りでの加速性能の高さを見せており、スプリンターズSでここまで伸びてきたのはその辺の適性も噛み合ったように思います。
高速馬場でトップスピードに乗せてからの持続力という観点では歴代の1200路線の馬の中でも最強レベルでデュランダル、ロードカナロアレベルと肩を並べるレベルと言えます。

★注目馬
タガノエルフ(3歳未) 11net
ダート血統ながらも新馬戦は芝に使われて4着。
攻め馬でも切れるというよりは惰性で走るタイプで、仕掛けてからの反応も遅かった事から2戦目はダートに使われていきなり2着に好走しました。
2走前のダート初戦はフレグモーネの影響で予定が延びてしまいましたが、道中は馬込みで脚を溜める競馬で坂から良く伸びて2着に浮上しました。
ダート2戦目の前走はゲートが開く寸前に立ち上がってしまい、5馬身も出遅れる大きなロスがあり、道中は腹を括ってジックリと構え競馬で5着まで。
ダートでは能力は間違いなく上の1頭で、近2走はまともな状態でレースができておらず、まともならここは圧勝してもおかしくない1頭と言えます。

レーヴドリーブ(3歳未) 1nin
3走前は一つ一つの動作がワンテンポ遅れるような競馬でしたが、エンジンが掛かると勝ち馬に詰め寄っての2着で、勝ち馬ノーブルカリナは次走のエルフィンSで2着に好走しています。
2走前は3角から強く外に逃げる面を見せてしまい、抑え切れない感じでラスト600mから前に取り付いて行き、少し待ってから追われましたが勝ち馬に抜けられての2着。
このレースの4着馬ウスベニノキミは次走で勝ち上がって先週のフラワーカップで4着の実力馬。
前走は内々をうまく立ち回った勝ち馬に対して、猛追及ばずの惜しい2着。
使われる毎にレース内容が良くなってきており、広い阪神の方がレースをしやすそうなだけに前走の小倉→阪神に替わる今回は勝ち負け濃厚の1頭と言えます。

ミッキーチャーム(中京・3歳未) G1
デビュー戦は2週除外が続いてしまいましたが好スタートを決めて3番手のラチ沿いを進めて絶好のポジションを取り、4角から吹かして行くところで前の馬がフラフラしていたために踏み遅れてしまい、直線でスムーズに捌くも4着。
小倉への輸送となった2戦目の前走はマクッてきた馬に合わせて早目に動く形となり、その分ゴール寸前で甘くなっての3着で後続には7馬身以上の差をつけていました。
今回は近場の阪神となり、自分のタイミングで仕掛ける事さえできればアッサリ勝ち切れる1頭です。