まとめ

過去ログ771 2018/4/13 14:38

★注目馬
アーリントンカップ
ダノンスマッシュ
この馬はゲートが不安定で、まずゲートを上手く出る事が1つのポイントとなります。
2走前の朝日杯でもトモを落として躓いてしまい、後方からの競馬となりましたが1秒程度のスローなら後半しっかりと末脚を使えており、トップスピードの質量ともに高いレベルのものは見せています。
ただ、前走のファルコンSが物足りない内容で、流れた中で脚を使えていなかった点が不満です。
今回はマイルへの延長は良さそうですが、全体のペースが流れた時にこの脚を使えるかどうかは微妙です。
近走は出負け癖が強くなってきているので出遅れて平均ペースだと取り付くところでも脚を使ってしまう可能性もあります。
内枠を引いて五分に出て好位できないと条件は厳しくなります。

ダノンスマッシュ
前走のファルコンSは物足りない競馬で7着。
ただ、前走はファルコンSの傾向としては緩い流れでしたが、それでも平均で流れているのは事実で、そこで脚を使わされた可能性があります。
途中までのスペースの取り方がイマイチでしたが直線の進路は空いていただけに、そこから伸びなかった点は評価できません。
前走のファルコンステークスでは末脚が不発しましたが、マイルに戻して今回が正念場の一戦となります。2走前の朝日杯FSぐらい走れればここでは上位の存在だけに、スタートがカギとなります。

パクスアメリカーナ
新馬戦も含めてみてスローからトップスピードの質を高いレベルで求められる戦いでは苦戦しおり、要所の加速に難があるタイプと言えます。
ここ2走はハイペースで力の要る馬場でも前半の追走で消耗することなくしっかりと最後まで脚を使って伸びてきおり、2走前は息を入れての再加速ができていました。
今の段階では前半のスピード面を問われた方が良いタイプで、スピードもマイルで力の要る馬場状態でパフォーマンスを上げているだけに、軽い馬場のマイルで質的に足りるかどうかがポイントとなります。
この馬は後半勝負では難しい印象があるため、前半にしっかりと前目を確保する必要があります。
ただ、ギアチェンジはそこまで問われない阪神マイルという条件は良い材料と言え、力の要る馬場で台頭してきただけに週末の雨で力の要る馬場になるなら大きく浮上させたい1頭です。

タワーオブロンドン
前走の朝日杯FSは3着に健闘しましたが、イマイチ物足りない内容でした。
ややスローで流れてそからの3F戦で、好位内目で立ち回ってステルヴィオに最後は差されましたが、ケイアイノーテックとの比較でみても物足りない内容でした。
ややスローでダノンの直後という絶好のポジションでそれなりの流れの中でロスなく走れており、L1の伸びでステルヴィオだけでなくケイアイノーテックにまで決定的に食い込まれていただけに、後半のトップスピード勝負でトップレベル相手では苦戦しそうです。
同馬は皐月賞路線ではなくNHKマイルカップに照準を合わせてきましたが、賞金は余裕で足りているだけにここは本番に向けての叩き台と言え過信禁物の1頭です。

タワーオブロンドン
京王杯2歳S、朝日杯FSだけ走れればここでもチャンスはありますが、ステルヴィオほどの伸びしろは感じられません。
朝日杯はうまく立ち回っていながらもL1は甘くなっており、京王杯は相手関係に恵まれた面もあるので、後半勝負で末脚の絶対量でとなると質、持続力ともにここで最上位というほどではありません。
スローの決め手勝負ならインディチャンプの方が上の評価ですが、こちらはハイペースにも対応してきてポジションもある程度取っていける強みはあります。
その辺りは折り合い面を気にしながら進めなくてはいけないインディチャンプよりは優位に運べそうです。
今回はそこそこ流れそうなメンバー構成だけに、展開面では問題無さそうです。
今回は休み明け初戦で目標は次のNHKマイルC。
大きな弱点はありませんが、賞金は足りているだけにここで無理する必要はなく、7〜8割のデキでどこまでという評価となります。

インディチャンプ
ポイントは近2戦で見せたスローの中でのトップスピードの質の高さと持続力の未知数さで、トップスピード持続に関しては高いレベルでの未知数で前半無理せず運んで後半特化に持ち込んで『どこまで長く切れる脚を使って来れるか』という期待はあります。
ただ、新馬戦はここ2走と比べるとレベル的にも時計・ラップ推移的観点で見てもパフォーマンスが低く、現時点ではスローの方が良いタイプで、距離もマイルは本質的には短い可能性が高いように思えます。
今回は先行勢が揃っており、ペースを引き上げた場合に良さが出そうな馬が結構多いという中でマイルの流れになった時に対応できるのかがポイントとなります。
この馬はゲートが下手で出していくには折り合い面での不安が多く、この厩舎だけに折り合い重視で後方からの競馬になると思いますが、この馬の適性的には前半無理をしない方が今のところは良さそうです。
それでもある程度の位置にいないと後方一気が決まるレースではないため、頭では狙い辛い1頭と言えます。

★注目馬
インディチャンプ
前走の毎日杯では悪く良い脚を使って最後は伸びましたが、序盤にムキになってしまい押さえ込まざるを得ない展開となりました。
道中はかなりのスローで進み、ラップ推移的にもL2最速でしたがL1が11.5とあまり落ちていないのでそこでの差し込みが難しくなっていました。
最後方でも3〜4角で外から動く形ならもう少し伸びて来れたと思いますが、直線のL2地点でも進路が確保しきれておらず、L1の手前で確保するも前も11.5と落としていないので差し込み切れずの3着まで。
前半は悪くない位置を取れていたにもかかわらず終始下げながらになったのも敗因で、最後も脚色が若干鈍っていた感じもあり、折り合い面を考えてもマイルまでの方が良い脚は使えそうな1頭です。
前走の毎日杯で賞金を加算できず、皐月賞への道は断たれましたが、NHKマイルカップからダービーへ進むためにも何としてもここで賞金加算しておきたい1頭。
アーリントンカップは前半はそれなりに流れる可能性が高いレースだけに、マイルに替わってパフォーマンスが上がった来そうな1頭です。

エアアルマス
前走はマイルへの延長で楽に前半入れており、そこから折り合ってペースダウンに対応しながら要所で鋭く動けていた事からも、マイルの方が合っている印象が強く、距離はもう少しあっても良さそうです。
好位〜中団から自身後傾で入っていければこの決め手を引き出すことは可能で、前走は中だるみが大きかったので時計的に33秒台は十分出せたはずです。
前走の内容は、総合的に見ても最上位のパフォーマンスだと言え、あとはしっかりとゲートを出てペースに合わせて後ろ過ぎない位置を取れれば楽しみな一頭と言えます。

エアアルマス
前走の未勝利戦では強い競馬で後続をちぎっており、ラップ推移的にもかなり目立つ内容でした。
ペースはややスローでしたが中弛みが顕著で、前半3Fで見れば35.1なので速い入りから中盤が緩んでいることを考えればかなり速い時計だと言えます。
ペース自体はハロン12を切ってくるレベルでしたが、前半の3Fが35.1とかなり速い中で先行しながらペースダウンしてこの脚を引き出すことができた点は大きな評価が必要で、超高速に近い馬場なのであてにはしづらいものの、この感じなら距離はもう少し伸びてもやれそうな感じはあります。
また、マイルでも最低限流れた中で脚を引き出せており、少し緩んでいる中で上げてきていた事からも1400m短い可能性もあります。
前走のパフォーマンスはかなり高く、阪神マイルなら面白い1頭です。


アンタレスステークス
グレイトパール
5連勝の内容を見てもGI級の素材なのは間違いなく、ペースが上がった前走の平安Sでも一頭だけ向正面で緩みもないのに押し上げてそのままねじ伏せる競馬はクラスが2つ違う競馬で、スローでコーナー地点から速いラップを問われても後半のポテンシャル面のラ傘で3〜4角で外々を回しても押し上げられ、最後まで伸びています。
この馬の唯一の不安点は包まれてキックバックを受けてどうかという点で、500万下を勝った時も縦長になったので内枠からでも2角過ぎでは外に出せて3角では番手外にいました。
内で包まれて砂を被ったときに器用に動けるかどうかがこの馬の唯一の懸念材料で、この馬はこれを誘発しかねない出足の鈍さがあるだけに、内枠から良い位置を取れないうちに包まれてしまうとこれまでと違う競馬となる可能性がります。
力を出し切れればこれまでのパフォーマンスからもこのメンツなら勝負になるのは間違いないレベルの馬ですが、外目の枠で1〜2角のゆるみで外から取りついて向正面で好位外ぐらいまで押し上げてしまえれば力の違いを見せられそうです。

グレイトパール
前走の平安Sは圧巻のパフォーマンスで、京都で比較的時計が出やすいダートの中で、3.2秒の超ハイペースで流れてラップ推移を見ても淀みがほとんどありませんでした。
その流れの中で一頭だけ向正面で動いてついて行って、直線では右手前のままで4馬身差の圧勝でねじ伏せ切ったのは圧巻のパフォーマンスです。
終始促しながらでハイペースの流れに苦しんでいたように見えましたが、最後までバテずに突き抜け、ゲートやテンの速さを含めたポジショニングでは見劣りましたが、それを補って余りある驚異の持続力を示しました。
素材面・スピード・ポテンシャルを総合的に判断すればここでも他馬を圧倒できるレベルの1頭です。

ミツバ
阪神では後ろからコーナーで追走して押し上げていくのは難しいイメージがある1頭。
高速ダートの阪神1800で強い競馬ができていた時は直線で最速ラップを踏むような展開で、阪神コースでは高いレベルでは通用していないのでその点は不安材料と言えます。
コーナーであまり速い脚を外から使わなくてもいいような展開がかみ合えば好走可能ですが、グレイトパールが外に出してしまうと前走のように外から動いていって早めの競馬になるため、噛み合わない可能性があります。
今回の条件では積極的には狙いづらい1頭と言えます。

★日曜日情報
ミツバ
前走の名古屋大賞典は、この馬の上がり3Fが36.3なので、顕著にスローで流れていました。
名古屋競馬場は直線が非常に短く、コーナー地点は短くありません。
つまりコース形態的には円形に近く、その中で外から押して最後まで脚を使ってきていたように後半のポテンシャル面は高いレベルにあります。
1900m戦でしたが前半ゆったり入ることができたのが好走の要因と言えますが、この馬にとって1800mは短い印象があります。
この馬は高速ダートが得意なため雨で降ってくると評価は上りますが、阪神ではコーナーで置かれる事が多く、信頼度は高くありません。

ディアデルレイ
過去の実績を見ても1800では高速ダートで結果が出ていないだけに、雨予報はマイナスです。
東京マイルでは1:34.6と稍重でも軽いダートの中でクインズサターンを圧倒しており、高速ダートでもやれそうな感じはありますが、それでも近走は力の要る馬場で結果が出ています。
3走前の師走Sのようにうまく平均でコントロールして仕掛けを待つ形が理想ですが、近2走の内容が良くないだけに狙いにくい1頭です。

ディアデルレイ
前走のマーチSはスムーズに逃げられましたが結果は7着。
1.1秒のややハイペースでしたが、この馬にとっては問題ない範囲だけに、甘くなるのが早かったのは不満です。
昨年のマーチSでは超ハイペースの流れの中で粘って2着となっており、前走で甘くなったのは気がかりです。
ただ、前走はL5最速タイで仕掛けのタイミングが早くなってしまったことが影響している可能性はあるかもしれませんが、昨年も仕掛けそのものは早かった事を考えても前走は物足りない負け方です。
ここ2走は重賞で積極的な先行策、逃げの手も噛み合っておらず、今回は初めての関西圏への遠征もあり、この状況で自分の競馬をどこまで貫けるか。がポイントですが、近走内容からは狙い辛い1頭です。

トップディーヴォ
雨で高速ダートになればこの馬は北山Sをはじめ高いパフォーマンスをみせてきているため、一気に浮上します。
基本的には平均〜ややハイぐらいの中でうまく前目でスピードを生かして3〜4角での立ち回りの上手さ武器に粘り込む競馬が合っており、しかも道悪でパフォーマンスを大きく上げてくる点からも今回は条件的にマッチする1頭と言えます。
道悪の阪神1800mで前がペースを引き上げる中で好位の内を確保できれば、かなり楽しみな1頭と言えます。
シリウスSのように外から勝ちに行く形では後半のポテンシャル面で足りないため、理想は内枠となります。

トップディーヴォ
土日が雨予報なのは高速ダート巧者のこの馬としては非常にありがたい材料と言え、昨年の重馬場だった北山Sではテイエムジンソク、ナムラアラシを撃破。
この時は重馬場で高速ダートとなっており、平均ペースで淀みなく進んで後半は12秒前半を5F続けてきていました。
これはかなり強い競馬で、この馬は適性的に軽いダートで質の高いスピードを活かしたいタイプと言えます。
この馬は軽い馬場だとスピードの乗りが良い印象があり、向正面でもそんなに遅い流れではない中で一頭だけ抑えるぐらいの感じで楽に入れていました。
良い位置をとって3〜4角でもロスなく立ち回って、機動力を活かして強敵2頭を楽に撃破してきだけに、締まったダートなら大きくパフォーマンスを上げてきそうな1頭です。

ナムラアラシ
この馬の場合、1900mは欲しいタイプで、道中どこかで緩んだ方が良いだけに比較的流れやすい1800mはプラスとは言えません。
このレベルまでくると淡々と進められてはどうしても行き脚の鈍さがネックで後方から取り付くタイミングないまま時計勝負で見劣る形になってしまいそうです。前半ハイでもどこかで緩んでくれればそこで取り付く事ができますが、3〜4角で外を回すとこの馬自身はバテなくてもそこで差を詰めることがなかなか難しくなります。
内で砂を被っても問題ないのは一つ大きな武器なので、内枠を引ければ1800mでもペース次第で対応は出来そうです。
ただ今回はスピード面で押してきそうな馬が多く、内枠を引けなければ危険な人気馬候補となります。

ナムラアラシ
前走の仁川Sは割と前半のペースも速く進み、1.5秒でかなりのハイペースとなっていました。
ラップ推移的にL6最速ポテンシャル戦でしたが、3〜4角では12.7-12.6と少し落としているため、そこまで速いラップを要求されなかったのもキレイに差し切れた要因と言えます。
ラストまでばてなかったポテンシャルは評価でき、阪神の3〜4角で内を立ち回りながらも置かれず追走できていたという点は強みになります。
阪神1800mではどうしてもコーナーで置かれるケースが目立ちますが、この馬の場合は3〜4角でしっかりとついていってスペースを押し上げて行けました。
阪神で差すには3〜4角でしっかり置かれず動ける必要がありますが、それがこの馬にはできるというのは強みで、内枠を引けばここでも上位可能の1頭と言えます。