まとめ

過去ログ781 2018/5/18 13:33

★土曜日
平安S

コスモカナディアン
4走使い続けているために上積みは見込めませんが、適性的に見てもアンタレスSや総武Sは流れが速すぎました。
マーチSでも前に行き過ぎた面があり、基本的には前半に無理をしないほうが良いタイプで、今回のメンツではグレイトパールもミツバもある程度早めの仕掛けという競馬になる可能性が高く、3角でも速いラップを踏む形になる可能性が高いため、その流れを期待して3角までに内目を確保してロスなく出し切る形なら好走可能です。

ナムラアラシ
ミツバやグレイトパール辺は積極的に進める可能性が高く、中盤の緩みがあまり出てこない可能性が高い1戦ですが、基本的に京都1900m戦は3角の下りからのロングスパートになりやすい舞台だけに、ここは消耗戦となる想定です。
3〜4角でロスなく立ち回り、前にいるテイエムジンソク、そして勝ちに行くグレイトパールやミツバの流れの中で、内で立ち回って直線で内から伸びて来る可能性は十分にある1頭。
内枠を引いた場合は、この馬に馬券的妙味が生じます。

テイエムジンソク
グレイトパールも反動という不安がありますが、こちらは使い続けていてフェブラリーSがメイチだっただけに、そこから立て直しての初戦でどこまで仕上がっているかという点が懸念材料です。
ここは『フェブラリーSから一度リセットして目標が帝王賞という中での58kgで叩き台』という状況で、フェブラリーSの内容も反動がありそうなオーバーペースの一戦だっただけに、仕上がり面がカギとなります。
1900mでは1度も勝てていないだけに、この距離延長がどうなのかという点もマイナス材料です。

ミツバ
3角が緩やかで下り坂がある京都なら阪神ほど置かれるという可能性は低く、緩いコーナーの名古屋大賞典では好位から動いて上がり最速36.3が出せており、マーキュリーCでも強い競馬ができているように緩やかなコーナーなら動けている印象があります。
また、この馬の持ち味はポテンシャルにあるため、京都1900m戦で3〜4角でしっかりと早めにスパートをかける競馬ができれば距離適性も含めて力を出せる可能性は高い1頭です。

グレイトパール
前走のアンタレスSは骨折からの長期休養明けという状況で、平安Sほどの圧倒はできませんでしたかが強い競馬で対応してきました。
ペースは1.7でかなりのハイペースで流れ、終始淀みなく進んでL4最速戦。
L1は13.0とかなり消耗しており、構厳しい競馬になったために約1年ぶりの休み明けから反動が気になりますが、調整過程は先週にCWで終い重点で速いラップを出せており中間も順調です。反動さえなければスキがない1頭と言えます。

★注目馬
日曜日 東京10レース
ヴェネト(東京・フリーウェイS)
前走は良い手応えで直線に向いたものの最後まで馬群がバラけずに何もできずに終わってしまい11着。
東京は初めてになりますが、左回りの1400メートルで500万、1000万を連勝したことを思えば、条件的には合っており、前走の福永騎手も「差し場がなくて何もできませんでした。切れる脚を遣えそうだし、1400がベストだと思います」と話していました。
この馬は気の勝ったタイプで、新馬戦を含む休み明けの成績は(3.1.1.2.0)と鉄砲が利くタイプとなっており、中間も良い動きを見せている事からも初戦が狙い目の1頭となります。


ブリクスト(東京・古1000万)
左回り1400メートルはベスト条件で、4,6,6,1,5,2,3,8,2,1着。
8着に崩れた1戦は、重賞のファルコンSで、6着時は休み明けの1戦(5着時も休み明け)とスタートで出遅れる不利があった1戦で、左回りでスムーズに競馬が出来れば崩れていない馬です。
この舞台は現級を勝っており、馬場不問で左回りの1400mなら大きくパフォーマンスを上げてくる1頭と言えます。
右回り1400m戦で9,4,11,7,6,6,5,7,2着でと走れていない理由は、右回りで手前の替え方がぎこちなくなるためで、近走は右回り戦に4連続で使われて9,4,11,7着。
目を瞑って狙う。5走前は左回り1400m戦で出遅れて4着となり、6走前は1600m戦で11着に敗れ、7走前は左回り1400m戦でも出遅れての6着。
この馬は2走前に転厩してからゲート内の駐立が良くなり、スターが安定するようになっており、今回はベストの舞台でスムーズにゲートを出る事ができれば近走とは一変のパフォーマンスが期待できる1頭となります。


アメリカンワールド(東京・3歳500万)
前走はひと叩きで馬体が絞れて状態は良くなっていましたが行き脚がつかずに後方からになり、4角でも最後方に近い位置取りで好位で楽に運んでいた勝ち馬に押し切られてしまい、それでもゴール前は目立つ伸びを見せて2着と力のあるところを示した1頭。
3戦目の今回はまだ上積みが見込め、東京コースに替わるのもプラス材料です。
2走前は重馬場の阪神コースで上手に走れており、もう少し道中ついて回って終いにあの脚を使えれば、今度は差し切り可能です。

土曜日 新潟12レース
フォーラウェイ(新潟・荒川峡特別)
前走は休み明けながら2着となり、新潟の芝は(1)(1)(2)着と相性がいい1頭。
前走時は稽古の時計を徐々に詰めていましたが動きが鈍く明らかに完調とは言えない状態で、レースでもゲート入りをゴネていました。
今回は叩き2戦目となり、前走時の稽古内容からも大きな上積みが見込めます。
2400メートルも勝ち鞍があり、長く脚を使えるタイプだけに早めの競馬でここは確勝級の1頭と言えます。
人気のアウステルリッツ、シュルブルックは道悪が苦手なタイプだけに崩れる可能性が高く、妙味の見込める1戦となります。

バトルマイスター(東京・3歳500万)
オークスのマウレアを含めて東京、新潟で計14頭を予定している今週の手塚厩舎。
今週1番の期待馬がこの馬で、「前走は関西遠征で初芝の条件は厳しかったと思いますが、強い競馬でした。勝ち馬は京都新聞杯で2着のアドマイヤアルバでしたし、後ろは(2馬身半)離していましすから、今回は大丈夫でしょう」との事。
芝適性は十分見せており、広い東京コースで勝ち負け濃厚の1頭となります。

土曜日 東京10レース
サノサマー(東京・是政特別)
2100メートル以上の長目の距離に使われだしてからの4戦が、いずれも0秒1差以内の(2)(3)(2)(2)着。
状態が上がってきた事もありますが、持久力に秀でたタイプで脚質的にも距離適性の高さは明らかです。
1600〜1800mに使われていた頃は後方からの決め打ちで結果が出ませんでしたが、2400mの4走前はこれまでと同様に後方からの競馬でしたがズブさを見せてなかなかハミを取らず、4角で外に出してからハミを噛んで最後に鋭い伸びを見せて2着となりました。
3走前はズブさを見せる事無くスムーズに競馬が出来ており、今までにない行きっぷりの良さを見せての3着。
2走前は重馬場となりましたが砂を被らずに向正面から動く競馬で2着に好走。
「近走は背中の硬さがなくなって前と後ろのバランスが取れるようになりました。前回はモタついたのでダメかと思いましたがそれでも最後は伸びてくれましたし、もう本物と言えます」との事。
1週前はスムーズな脚取りで、直線では馬なりのままスッと加速し、馬体の張りも良く好調持続と見てとれるだけに、引き続き好勝負可能の1頭です。

★注目馬
ハクサンペリー(3歳500万)
新馬戦は行き脚がつかずに砂を被って嫌がる面を見せ、道中は他馬を気にして既走馬相手に6着。
前走は6馬身差の圧勝となり、時計も同日の3歳500万より1秒3も速いもので不良馬場で渋った馬場が合っていた可能性もありますが、1戦目と比べて1角までの出脚がまるで別馬のように走れており、2戦目で馬がガラリと変わっていました。
使い出しが太く、前走でもまだ太く映っていたため3走目でもまだ上積み見込める1頭と言え、前走の内容なら良馬場でも昇級即通用の1頭と言えます。


オノリス(3歳500万)G1
前走は道中は内々を通ってうまくポジションを上げることができましたが、直線は内を狙うも先行してバテてきた2頭の後ろで進路が開かず、まともに追えたのは外に出したゴール前だけで4着となりました。
2走前は相手の悪い1戦での2着となり、勝ち馬テーオーエナジーは次走、兵庫チャンピオンシップを5馬身差の圧勝勝。
この馬は大型馬でも器用に立ち回れるタイプで、前走は想定外の不利で参考外の1戦です。
今回はスムーズなら巻き返し可能の1頭で、テーオーエナジーを物差しにするとこの馬も兵庫チャンピオンシップで2着レベルの力は見せています。
ここは相手関係も楽になり、確勝級の1頭と言えます。


ザスリーサーティ(東京・3歳未勝利)kkkma
この馬は福島でデビューするプランもあったようですが、入念に乗り込んで初戦は既走馬相手の東京戦に使って4着となった同馬。
初出走でも返し馬では良いフットワークを見せていましたが、「ゲートの音にビックリして出遅れてしまいました」との事で、後方の内から進めて直線では馬群を捌きながら馬群の中に出してジワジワと脚を使っての4着となりました。
まだトモの踏ん張りが利いていなかっただけに1ハロン延長はプラスと言え、2戦目でスタートも慣れが見込めて上積みが大きそうな1頭と言えます。


リビーリング
前走の弥生賞では上位4頭に離された5着でしたが、その4頭は皐月賞2着馬のサンリヴァルをはじめ、ダノンプレミアム、ワグネリアン、ジャンダルムというダービーでも有力なメンバーで悲観する内容ではありません。
6着馬のトラストケンシンが次走の青葉賞で好走していることから考えても、500万なら能力が上なのは間違いありません。
1週前は終始手応え良く推進力ある動きを見せており、直線で追われてからの反応も素早く、Wで自己ベストを更新しています。
少し間隔は開いたが、馬体の張りや毛ヅヤも良く気配は上々で、1週前追い切りではしっかりと負荷をかけて古馬相手に追走同入を果たしています。
初戦では物見をして1角で外に行った幼い面も解消されており、ここは好勝負可能の1頭と言えます。

日曜日 東京9レース
プリンセスルーラー(東京・調布特別)
ゴール間際でフワッとする面があり、この4走続けて2着の同馬。
3走前には離れたところから一気に差し切られてしまい、馬体を併せる事が出来ずに2着となり、2走前は1ハロン延長で最後に坂のある阪神コースで、内をすくわれる形でまたも馬体を併せられずに2着。
前走は距離を戻して1800m戦に使われましたが、勝ち馬の渋太さに屈しての2着で勝ち運に恵まれていませんが、今回はチークピーシズを着用となり、ひと押しが期待できる1頭となります。

日曜日 新潟10レース
アバルラータ(新潟・高田城特別)
2走前はフレグモーネで取り消しとなりましたが、取り消し明けの前走は2日間だけ休ませて挑み、スローの内枠という事もあって動くに動けない形となり、勝ち馬に外から抑え込まれて狭いところへ入ってしまい、要所で追い出しを待たされたことや直線で包まれて消化不良の内容で3着。
2000m戦では若干掛かる面があるため、1ハロン短縮はプラス材料と言え、スムーズならアッサリ勝てそうな1頭です。


土曜日 京都11レース 平安S
グレイトパール
ダートでは6戦全勝。
長期休養明けの前走は余裕ある馬体で初めての1800m戦。
向正面ではモンドインテロにブロックされて外に出したくても出せない形となりましたが、前にいたミツバが早く動いたことでスペースができ、3角過ぎから外を回って追い上げ開始。
4角で前を射程圏に入れると力で捩じ伏せる強い内容で勝っており、底知れない強さをみせて能力はトップレベル。
ただ、この馬はもっと収得賞金を加算しなければいけない状況だけにここもアタマで狙いたい1頭です。