まとめ

過去ログ783 2018/6/8 14:27

★注目
レガロデルソル(東京・3歳未勝利)
1400ダート 田辺騎手
初ダートの前走は出遅れて、0秒2差3着。
出たなりで先を急がずに中団から進め、3角で一瞬力む面を見せましたが砂を被っても問題なく4角では良い手ごたえを見せていました。
しかし直線では中割を狙って追い出すも最後は同じ脚色になってしまい3着。
「以前見せていたヒルむ面がなくなりました。前走は同じ脚色になってしまいましたが、立ち回り次第です今度は何となりますよ。」と矢野英師。

土曜日 東京9
ミキノトランペット
2走前は休み明けで余裕のある馬体での競馬で完調手前でしたが、1〜2角で絡まれる厳しい展開ながらも2着に粘り、叩いた前走は3番手からの競馬でもしっかりと対応してスムーズに折り合っての2着。
勝ち馬とは4キロの斤量差があっただけに、軽量馬に上手く乗られた敗戦となりましたが、レース運びの上手いタイプでここでも大きく崩れる可能性が低い1頭です。
この馬は近7戦で唯一馬券外となった6走前4着時は、テン乗りの福永騎手が「ソラを使うと聞いていたのでジックリ乗りましたが、これなら早く動けばよかったです」と話しており、勝ち味に遅いタイプですが圏内濃厚の1頭と言えます。

★日曜日の見解
東京11レース

エプソムカップ

8サーブルオール
この馬はスローからのロングスパート戦が理想でマイネルミラノが作るレースとの相性は良さそうですが、3角までにある程度の位置にいないと難しいレースだけに、前走のように途中から動いてでも良い位置を取る意識が必要です。
ここ2走は異なるパターンで共に強い競馬をしてきていますが、この馬はトップスピード持続タイプなのは間違いなく、良い位置さえ取れれば長く脚を使っての好走が可能です。

3エアアンセム
前走の都大路Sは流れた中で渋太く脚を使っての2着。
3列目でうまく前に動けるグァンチャーレを置けたのも良く、直線で外に出してからの反応がグァンチャーレ以上でした。
ある程度の流れからの一足の反応が良いグァンチャーレと比較してそれ以上だったのは良い材料と言え、ここではサトノアーサーよりもエアアンセムの方が魅力があります。
今のこの馬なら流れた方が良さそうですが、瞬間的な脚も持っている点も大きな強みです。

9スマートオーディン
この馬はトップスピードの質とギアチェンジ面が武器の馬で、ゲートが不安定で折り合い面に課題があります。
また、前半の追走スピードが高いわけでもないため、このレベルでペースが上がってしまうと不安が多い1頭です。
良馬場でスローペースが理想なタイプだけに、中間の雨+マイネルミラノがレースを作って分散してくる可能性が高い今回は適性外の1戦となりそうです。

5グリュイエール
屈腱炎明けの前走は半信半疑だったとはいえ力の違いを見せての勝利。
ただ、前走は2000m戦で緩い流れになっており、ある程度恵まれた面はあります。
前走は3〜4角で行きたがる面を見せて要所での反応が甘く、勝ちはしましたが恵まれた面が大きい1戦でした。
前半からスピードが問われることも多い東京1800m戦への短縮がどう出るがポイントとなり、これまで1800m戦で結果が出ていないだけに、前走の勝利で人気するなら妙味が無い1頭と言えます。

16サトノアーサー
リゲルSでレッドアンシェル相手に完敗し、前走のメイSの内容からも決め手勝負が合ってない印象があり、全体である程度流れた方が良さそうな馬。
エンジンの掛かりが押ため、後半勝負では分が悪く、前走の内容からも大きくパフォーマンスを上げてこないとここを目標にして今回は更に上昇するダイワキャグニーを逆転するのは簡単ではありません。

10ダイワギャグニー
1800mなら嫌う材料が少ない1頭で、ゲートが不安定で中団ぐらいになるリスクはありますが、このメンツならそこからのトップスピード持続戦でも対応できます。
また、ここはマイネルミラノが出そうなため、3〜4角からある程度引き上げてくる可能性が高く、高いスピードとトップスピード持続を持っており、このメンバーで比べた時にトップスピードの質も高く、好位〜中団で運べるこの馬は崩れる要素が極めて少ない1頭と言えます。

10ダイワギャグニー
前走のメイSではサトノアーサーを撃破しており、流れた中で強いバーディーイーグルも楽に負かしていた内容は大きく評価できます。
目標はここのエプソムカップだけに前走からもう一段パフォーマンスを上げてこれそうです。
この馬は右回りではイマイチですが、左回りの府中では強い競馬ができており、ポジションをある程度取れるのも大きく、そこからスピード、トップスピードの質、持続力ともに高いレベルのものを備えており、ここは中心視できる1頭です。

6ハクサンルドルフ
ゲートが悪く、後ろからになってしまう上にエンジンのかかりが悪い以上、展開次第の面が強くなってしまう1頭。ワンターンのコースでは特にその傾向が高くなり、ゲートで出負けして前半スローから中盤以降まで仕掛けのポイントを遅らせられてしまうと最後は伸びてきたとしても物理的に不可能な位置になってしまうため、このコースでは買い辛い1頭です。

7マイネルフロスト
トップスピードの質が高くはないため、各馬が余力を持っている状況でリードがない中での直線勝負は避けたい1頭。
この馬はトップスピードの持続力が高いタイプだけに、マイネルミラノが動く競馬でその後ろからうまく立ち回れれば怖さはあります。
前走の新潟記念6着から9か月ぶりとなる点と、実績は2000mでのものが多く、高速馬場の1800mでどこまで粘り腰を発揮できかがポイントとなります。

12マイネルミラノ
今年の高速馬場で良馬場なら内が空くことは考えられないため、内枠で包まれてしまうと厳しくなります。
理想は中目の枠で包まれずに番手を確保する形で、単騎の馬に行かせて番手から3番手以下を離して進めていくパターンか、自分で逃げて2番手以降を引き離す競馬です。
スローの直線勝負では分が悪いため、リードを保ちつつも3〜4角でも息を入れずに加速するイメージで進めて後続の切れを削ぐ競馬ができれば圏内も可能の1頭です。

★日曜日の見解
阪神11レース

マーメイドS

5レイホーロマンス
前走の福島牝馬Sはり少し全体のペースが速く、2000mなら問題ありませんが、福島の1800m戦では47.2の流れに入っていってこの馬の持ち味である後半部分を引き出せませんでした。
2走前の中山牝馬Sでは対応できていましたが、スローで流れており、本質的にこの馬には1800m戦は短いため1ハロン延長の2000m戦でパフォーマンスが上がってきそうな1頭と言えます。
ただ、高速馬場での時計勝負に今の段階では対応できていないため、先週のような超高速馬場だと不安が大きくなります。

14トーセンビクトリー
昨年のマーメイドSは9着に完敗していますが、スローからのL3最速戦で2列目ポケットで進めていましたが、4角では逃げ馬の直後に嵌ってスペースが無くなって持ち味を発揮できなかった面もあり、参考外の1戦です。
ただ、これまでの実績を見てもこの馬は基本的にL2最速戦で要所の反応で結果を出しています。
トップスピード戦では使える脚が短く、前走の福島牝馬Sでも要所では良い手応えでもL1は甘くなっていました。
こういうタイプは前目内目でできるだけ我慢する必要があり、阪神内回りの2000m戦では3〜4角である程度分散してL2最速になってもそこまで速いラップを要求されにくくL1で落ち込む傾向にあるだけに一足をいかに前で使えるかがポイントとなります。
理想は前半がスローでロングスパート気味に進めて本仕掛けが遅れる展開です。

7エテルナミノル
パンパンの良馬場の阪神内回りコースは各馬もある程度仕掛けの意識が早くなるため、後ろからでは難しくなります。
この馬は好走条件が限定的で、ある程度流れた中で瞬間的に鋭く脚を使えますが、その足はスローの場合でも一瞬しか使えないため、単純な決め手勝負では足りていません。
仕掛けを待って一足で出し抜く競馬なら面白い1頭ですが、良馬場での阪神2000m戦では割引が必要です。