まとめ

過去ログ787 2018/6/23 10:22

★土曜日
土曜日 東京10レース
土曜日 阪神10レース
インヘリットデール
上のクラスでも目途を立てていた馬で、前荘は降級戦で2着となった同馬。
この馬は高速馬場が合いそうなルーラーシップ産駒で、ここでは明らかに能力上位の1頭と言えます。
3走前の初音Sは牝馬交流重賞レベルのハイレベル戦で3着に好走しており、最後は切れ味の差で見劣りましたが、勝負どころで自分から前を捉えに行って一旦は先頭に立とうかという勢いを見せてかなり中身の濃い内容でした。
2走前は中山のボコボコした馬場が合わず、コーナーでの走りのバランスが悪くなって4着。
前走は勝ち馬とは展開面の差があり、負けても評価は下がりません。

土曜日 函館3
7サクラユニヴァース
自在性のある脚質で距離にも融通が利き、ここまでの3戦は(2)(2)(3)着。
前走は1角でごちゃつき、3角付近で中団から抑え切れないくらいの手応えで上がって行って直線入り口では先頭に立ち、ゴール前で後続の決め手には屈しましたが、最後まで長く脚を使ってクビ+クビ差。
「1角でリズムが崩れてしまってそれをずっと引きずって不本意なレースになってしまいました。それでも差の無い競馬をしていますし地力は上位です」と丸山騎手。
中間の動きは力強く、引き続き気配は良好で好勝負が期待できる1頭です。

日曜日 阪神8レース
シャドウブリランテ
骨折明けだった前走が危なげない勝利で、能力的にはもっと上を目指せる素材の1頭。
前走は久々の競馬で出遅れてしまい、ポジションを取りに行った1角過ぎにはハミを噛んでいましたが、それでも最後は3着馬の内を突いてスパッと差し切りました。
この馬は叩き良化型で今回は更に能力を発揮できる1戦となり、勝って同条件となるだけに前走以上に楽勝できそうな1頭です。

★日曜日
Kkkma
サトノクラウン
未対戦のサトノダイヤモンドはポテンシャル戦での強敵となりますが、キタサンブラックやゴールドアクターの有馬記念での比較で考えれば十分戦えます。
サトノダイヤモンドはパフォーマンスを落とし気味で、こちらはJC、有馬、ドバイシーマクラシックと敗因がはっきりしているだけに、ポテンシャル勝負濃厚の同馬の適性にマッチしたこの舞台ではで現役屈指のポテンシャル能力を発揮できそうです。

サトノダイヤモンド
ここ2走は復活を示せるパフォーマンスではなく、凱旋門賞以降の不安自体は続いています。
また、ディープ産駒でクラシックを走ってきた馬の成長力は微妙なのも確かで、宝塚記念もディープ産駒が苦戦しがちの舞台となっています。
ただ、馬の適性的にはタフな流れで出し切りやすいタイプだけに、ポテンシャル戦でラストの坂の上りでの踏ん張りが問われるというのは有馬記念の伸び方を見れば期待できる舞台と言えます。
状態がまともならポテンシャル戦ではサトノクラウンと並んで現役屈指の馬だけに、この舞台では軽視ができません。

ダンビュライト
阪神2200mはスタート地点が下り坂になるため、2000m戦よりも前半からペースが上がる可能性が高いレースとなっており、傾向としてはこの馬に合っています。
皐月賞でも59.0-58.8と平均で流れた中でL3最速戦を外から正攻法で捻じ伏せに行ってアルアイン、ペルシアンナイトの3着は立派な内容で、4歳世代でもスピードとポテンシャルのバランスという観点ではトップレベルにある1頭です。

ストロングタイタン
この馬は高速馬場でこそのタイプで、少し渋って時計がかかったり、ディセンバーSのように力の要る馬場では良さが出ていません。
雨で馬場が悪化すると評価が下がる馬で、力関係でみても今回は強敵が多い1戦となります。
高速馬場なら面白い1頭で、枠順も含め立ち回り次第での警戒は必要ですが、例年通り雨の影響を受けて時計がかかる馬場なら大きな割引が必要です。

パフォーマプロミス
スピード的に幅を持っているダンビュライトやゼーヴィントの方が力の要る馬場になれば宝塚記念では適性的に上の評価となりますが、ゲートの良さを活かして早い段階で2列目の内を確保し、スローになることが噛み合えばチャンスは大きくなります。
好走するには条件は必要ですが、近走の充実度とステイゴールド産駒という怖い要素が揃っている1頭と言えます。

パフォーマプロミス
ベルが高かった路線を好走してきた馬で、その中でも日経新春杯は力の要る馬場での3F勝負で良い位置からL1まで渋太く脚を使っての1着。
前走の目黒記念は休み明け初戦となり、ノーザンの馬で外厩で仕上がっていたかもしれませんが強い競馬で3着。
現時点ではスローからの2段階加速的な競馬で結果が出ており、ポテンシャル面でもある程度のレベルを見せてきていますが、この2走はどちらも最序盤のポジショニングと3〜4角での立ち回りの上手さが好走の要因です。
後半のポテンシャルが特別優れているタイプではないため、その点ではそういう競馬がはまりやすい力の要る馬場になった時の阪神2200m宝塚記念の傾向的には不安がある1頭と言えます。

サトノダイヤモンド
有馬記念や天皇賞春、阪神大賞典で高いパフォーマンスを見せているように、この馬は基本的に後半勝負でもポテンシャル面を問われたほうがいいタイプで、阪神内回りでもスローからの後半ある程度速いラップを要求されやすい大阪杯の2000戦よりは全体で流れてタフな競馬になりやすい宝塚記念の方が合っています。
このコースはこの馬が復活するには最適の舞台と言えます。

★日曜日
ミッキーロケット
この馬の場合は後続の脚を削ぐ形になるのが理想で、スローで各馬に余力がある中のトップスピード戦では足りません。
ポテンシャル戦でも昨年の宝塚から明確に足りない面を露呈しており、ハイペースの中で無理なく好位〜中団の流れに乗れたときに警戒が必要なタイプと言えます。
宝塚記念はバランス的にハイペースになりやすいため、理想は時計が掛かる競馬ですが、道悪自体が得意なわけではないためここでは難しそうな1頭です。

キセキ
宝塚記念はタイトな流れになりやすいため折り合い面の不安はありませんが、ゲートが拙ければ押し上げるのは緩みにくい分、前半に脚を使って上げていかないといけません。
宝塚記念で問われがちなポテンシャル面に関しては日経賞、香港ヴァーズで高いレベルのものを見せられなかったことから、適性面での不安はあります。
しかし、日経賞・香港ヴァーズは不良馬場の長距離戦となった菊花賞の反動だった場合は、ポテンシャル面で未知数の魅力があります。

ステファノス
この馬は鳴尾記念でレコード決着の中でのサトノノブレスの2着がありますが、相手関係を考えるとあれがベストバウトとは言えません。
また、道悪の天皇賞秋では全く良さが出ておらず、オールカマーも含めてトップスピード持続がベストのタイプなため、宝塚記念でその展開になるには色んな要素が噛み合ってこないと厳しいように思えます。

ノーブルマーズ
この馬も先週の超高速馬場が維持されればチャンスはありますが、馬場が重くなれば割引が必要です。
この馬は前半はゆったり入って良いポジションを取りたいタイプで、タツゴウゲキがペースを引き上げてくると厳しくなりますが、うまくスローにコントロールしながら3〜4角の競馬の中で2列目内内でという競馬に持ち込めれば粘り込みのチャンスはあります。
ただ、本質的に2200mは短い印象があり、超高速に近い馬場でスロー、内枠という条件が揃わないと厳しい1頭です。

ヴィブロス
宝塚記念は傾向的に11秒を切るようなラップを問われるトップスピード戦にはなりにくく、スローのロングスパート戦のパターンか前半から流れてしまうかのどちらかになっています。
このパターンで考えるとこれまでのこの馬が結果を出してきたトップスピードの持続力での勝負というのは望みにくいため、適性的には狙い辛い1頭と言えます。

アルバート
この馬は顕著にスピード面での不安がある馬で、この宝塚記念の舞台でとなるとスローからのロングスパート戦以外は難しいように思えます。
前半からペースが上がってしまうとかなり厳しい戦いとなり、理想的な展開はラブリーデイが勝った年のようなL3最速で11.0から減速していくトップスピード持続特化戦です。
ただ、この年はゴールドシップの2秒近い出遅れでスローペースとなり、異例と言えるトップスピード戦となったため、このような展開は望めません。