まとめ

過去ログ789 2018/7/6 11:18

★日曜日
中京11レース

プロキオンS
ルグランフリンソン
インカンテーションとタイプ的に近い馬で、インカンテーションの方が長く脚を使えている事からも強くは狙いづらい1頭。
ゲート、二の脚は速いため、前に行こうと思えばここに入ってもそこそこ行ける可能性が高く、その中でどこかで息が入れば怖さがありますが、飛ばしそうなメンツが揃っただけに、激流になってしまうとこの舞台でのメンバー相手では前半のスピード面で苦戦しそうです。
本質的には1400mは短い印象があります。

インカンテーション
2走前のフェブラリーSは最後までしぶとく伸びており、あの速いペースの中でしっかりと脚を使ってきたというのは評価できます。
ただ、入りの2Fが12.2-10.7とかなり速くて前半は少し追走に苦労しており、この辺からも前半のテンの速度という点で1400mでは不安があります。
ただ、絶対に前にいなければいけないというタイプでもなく、フェブラリーSでは高いレベルの中で最後は伸びて食らいついていました。
府中マイル戦で強い競馬をしている馬は距離に融通が利くタイプも多く、軽視はできません。

ドリームキラリ
逃げるか、番手外で進められればチャンスがある1頭。
スピード戦ではキングズガードが強敵となりますが、キングズガードの近走はパフォーマンスが低下しており、ペースをコントロールするとインカンテーションが浮上しますがインカンテーションも芝スタートの1400m戦では前半でリスクがあります。
上位馬に不安がある事を考えると、総合的に見ればこの馬が一番狙いやすく、包まれないように入る事が出来れば好走可能の1頭です。

マテラスカイ
外から押し上げる競馬では、使える脚が短い末脚を削がれてしまうためにリスクが大きくなってしまいます。
連闘自体は前走のパフォーマンスからそんなに心配ありませんが、芝スタートでどこまでうまく立ち回れるかがカギとなります。
中京1400m戦はこのレベルでは単調な流れになることも多く、この馬としては息を入れずに淡々とスピードに任せてどこまで粘れるかという競馬に持ち込んだ方がチャンスは生じます。
理想は外目の枠から3角までにハナを取り切る形で、そういう展開なら圏内の可能性は高くなります。
しかし、内枠に入った場合には前に行く馬が今回はかなりそろっているため割引が必要です。

ウインムート
包まる展開は避けたい1頭で、道悪になったとしても2走前の栗東Sで問題なく走れており、基本的には枠以外はあまり左右されない1頭と言えます。
前走の天保山Sでは超ハイペースでやれたというのはかなりいい材料で、強敵のドライヴナイトを競り落としている点も大きく評価できます。
特化戦になったとしても軽視はできない1頭と言えます。

サクセスエナジー
ここ2走の地方交流重賞を勝って人気を背負いそうな1頭ですが、58kgを背負ってこれだけメンツが揃うと信頼度は下がります。
キングズガードやドリームキラリはかなり厄介な存在で、マテラスカイも行き切れればスピードが脅威の存在です。
緩んだ場合にはインカンテーションが浮上するため、どの展開になっても連下までの評価となります。

キングズガード
道中で緩くなると決め手で足りなくなり、スピード戦になった場合は脚を使えますがスピード特化型には少し見劣るタイプの馬で、内での立ち回り次第でチャンスが生じる1頭。
今年のメンバー構成ならスピード特化型の強敵も見当たらず、道中は淡々と進んだ方がこの馬には良く、緩むようなら外から動くいて出し切れればチャンスはあります。

★日曜日
福島11レース
七夕賞
セーブルオール
中団の外からの競馬では3〜4角のロスが大きくなってしまい、後ろからの競馬では内を取らないと難しくなってしまいます。
向正面で緩んだ場合には美浦Sのように外から押し上げる競馬が可能ですが、今回はメール騎手ではなく戸崎騎手となるだけにそういった選択は期待できません。
戸崎騎手が乗る事を考えると単調に流展開が理想です。
美浦Sではハイレベルの1戦でも3着以下は突き放していましたが、緩い段階でポジションを取れた事が好走の要因です。
近走の好走は後半の末脚の絶対量で勝負しているわけではないため、ペースが上がらずに後ろからの競馬では甘くなる可能性が高いように思えます。

マイネルフロスト
高速馬場よりも少し渋って時計が掛かるぐらいの方が良いタイプで、先週ぐらい軽い馬場が維持されるとマイネルミラノの方がコーナーでの速度を引き出してきそうです。
前走のエプソムCの内容も不満ですが、適性面からは簡単に軽視はできません。
ここはサーブルオールやキンショーユキヒメが強敵ですが、馬場次第ではマイネルミラノ、ワンブレスアウェイも浮上してきます。
ただ、総合的に流れても対応可能でロングスパートでも問題なく、要所で加速が問われてもやれるタイプだけに福島では怖い存在の1頭です。


マイネルミラノ
総合力が高い馬ですが、この馬の弱点はトップスピード持続力となります。
ワンターンで速いラップを踏むような競馬になると甘くなりやすく、全体のペースが適度に流れるようなら渋太さを発揮します。
エプソムCは物足りない内容でしたが、最内を突いたこともあるので状態面の問題ではなく馬場の可能性も考えられます。
外目の枠から2列目外ぐらいまでつけられれば面白い馬で、福島適性は高いタイプだけにコーナーで勝負できる状況に持ち込めればチャンスはあります。
理想は一気に速いラップを踏まないような競馬で、雨の影響がないなら前半59秒で流れる展開です。

ワンブレスアウェイ
この馬はゲートが不安定で、外枠を引いてしまうと良いポジションは期待できません。
前走のマーメイドSは恵まれた面もありますが、立ち回りが上手い馬で余力を持って入れれば後半動ける点はここでは大きな武器にはなります。
ただ、その一足をどこで使うのかが重要で、キンショーユキヒメと違って仕掛けは遅い方がいいだけにマイネルミラノの早仕掛けのレースは合っていません。
また、この馬は使える脚の絶対量が足りないため、3角までに内か前を取る競馬ができないと厳しくなります。

キンショーユキヒメ
ポテンシャル戦なら大きく崩れない馬でしたが、前走のマーメイドSはパフォーマンス的に物足りません。
1000万下や準OPでのポテンシャル戦での内容も良く、福島牝馬Sの場合は後半のポテンシャル戦となりましたが全体のペースが流れていたというのも良かったように思えます。
それでも福島牝馬Sはレベル的には高かっただけに今回のメンバーなら通用可能の1頭です。

★土曜日
土曜日 
中京9レース
ルタンデュボヌール(御在所特別)
骨折で1年以上休んでいましたが、叩き2走目の前走でキッチリと2勝目を挙げた同馬。
降級する今回は再度500万への出走となり、行く馬がいなければ、前走のような競馬(逃げて最速タイの上がりなので押し切れて当然)も可能です。
先手を取ってリズム良く走れた前走は2着馬にピッタリ来られる展開となり、4角手前では劣勢の手応えでしたが、直線で後続を突き放して1ハロン標手前で2着馬を振りきって3馬身差の完勝。
前走時はまだ長期休養明けの2戦目で、まだ良くなってきそうなここは勝って同条件だけに連勝十分の1頭と言えます。

ドラグーンシチー
休み明けとなった2走前は放牧明けで体つきが明らかに良化するも結果は5着。
直線に向いた時の手応えは抜群でしたが、長くは脚が続かずに外から次々と交わされてしまい掲示板確保がやっとの内容でした。
1ハロン延長のマイル戦となった前走はまだコロンとした体形で上積みが見込める状態での1戦となりましたが、好スタートから中団前の位置で進めて直線では何度も手前を替えながら長く良い脚を使って3着。
道中は外枠から外を回らされるロスがあり、展開、枠順を考えると中身の濃い3着と言え、まだ上積みが見込める今回は更に上昇しそうな1頭です。

ハクサンフィエロ
前走は発馬で後手を踏みましたが、押して押してハナに立つと前半の半マイル45秒7という楽では無いペースで逃げてラスト100mで掴まりましたが底から踏ん張っての2着は評価できる内容です。
他の先行馬が5,6,11,16着に崩れる中で逃げて2着となった内容は優秀で、今回はスタートを決めてマイペースで逃げられれば圏内可能の1頭です。
ただ、今回は同型のメイショウモナコがいるだけに、スンナリマイペースの逃げは難しそうです。