まとめ

過去ログ792 2018/7/24 2:43

★注目馬
日曜日
新潟
ケイデンスコール(新潟・2歳未)
初戦は先週中京2歳Sを楽勝したアドマイヤマーズと頭の上げ下げで惜敗した同馬。
この時期のカナロア産駒らしい緩さがあり、道中も周りを気にしてハミ取りがイマイチで進んで行かずに、まだ力を出し切れていませんでしたがそれでも最後は良い脚を使っており、大きな上積みが見込めそうな1頭です。
この中間は坂路で格上と互角の動きで終い1ハロンが12秒0。
今回は確勝級の1頭と言えます。

ロングベスト(古500万)
連続2着と現級卒業まであと一歩の同馬。
前走は勝ち馬が内を回ってくるのに対してコチラは外を回る形となり、位置取りの差が響いた2着。
この馬はポジションを取りに行けるタイプではないため、どうしても展開に左右されますが、小倉の1000メートルも昨夏に2着と既に好走済み。
1000mでは折り合いもスムーズで、ラスト1ハロンで外に出すとひと追い毎に伸びてハナ差まで迫りました。
今回も小倉1000m戦で期待が持てる1頭です。 

ラストマイア(新潟・3歳未勝利)
前走3着は微妙なトラックバイアスが出現し、内が伸びる馬場を通した勝ち馬にスクわれる形で3着。
僅かなコース取りの差がありましたが、2戦目でスタートも改善されており距離延長で良さが出ただけに、更に1ハロン延長の芝2000メートルでパフォーマンスを上げて来そうな1頭です。

ヴォレダンルシエル(新潟・3歳未勝利)
ダートに替わってからは4,3着と安定した成績で、前走はブリンカーを着用して正攻法のレースで後続には4馬身差をつけての3着。
前走時の最終追いでブリンカーを着用した時にはそれまで見せていた散漫な感じがなくなり、ブリンカー効果が窺えました。
馬体が細くなってきただけに間隔を開けたローテーションはプラスとなりそうで、1週前は6ハロンから併せて併走馬を圧倒しており、ここにきて動きも良化しています。
前走後に「まだ力を出し切っていない」と津村騎手が話しており、今回は出来の良さからもこれまで以上のパフォーマンスが期待できる1頭です。

土曜日
新潟11レース
グローリーヴェイズ
前走の京都新聞杯では、折り合って上手にレースができていましたが勝負どころで進路が塞がって追い出しを待たされるロスがあり、直線も窮屈な位置からになってしまい少し仕掛けが遅れてしまいました。
それでもゴール前では力強い伸びを見せて2着とは0秒1差の4着まで詰め寄るなど、能力は十分に示しました。
ひと息入りましたが1週前の時点で動きや気配は申し分なく、直線の長い新潟外回りなら存分に力も出せそうな1頭です。

土曜日
新潟10レース
エルビッシュ
休養前は現在、更に上の条件で活躍している馬達と当たり続けて運が無く5連続2着。3走前の勝ち馬トリオンフは、その後3連勝してG1大阪杯に出て8着の実力馬で、4走前の勝ち馬レインボーフラッグもその後連勝して準オープンクラスで連続2着の実力馬です。6走前の勝ち馬ムーンクエイクも3連勝ちしてオープン馬となっており、それらと差のない競馬をしていた事からも、このクラスに入っても力は通用するどころか、上のクラスでも通用する1頭です。以前はレースを使うと背腰に疲れが残ったり、レースでは右にモタれる面が見られましたが、今はモタれる面がマシになり(前走での内にモタれ気味でしたが)、真っすぐに走れるようになってきました。ここでは力が一枚上存在と言え勝ち負け濃厚の1頭と言えます。

コスモヨハネwin
5走前は「気持ちがずっと入っていたので上がった行けませんでした」と柴田騎手。道中は中団後方からの競馬となり、ジックリと脚を温存する形となりましたが結果は3着。
前が有利な展開を考えるとレース内容は評価でき、4走前はリフレッシュさせてもうひと追い欲しい状況で4着。「以前にあった硬さが取れて良い感じになっていました。休養させた効果が見て取れますし、流れに乗れれば勝ち負けになりますよ」との事。

★日曜日のメインレース情報
中京記念
グレーターロンドン
超高速馬場なら平均で流れても問題無い馬ですが、力の要る馬場ではパフォーマンスを落としています。
この馬の場合はトップスピードの持続力が最大の武器と言え、全体の仕掛けが早くなってこれを引き出し切れるかどうかポイントです。
その点でも前目からコーナーで勝負に行く形が基本のウインガニオンがいるというのはこの馬にとっては歓迎材料と言えます。

ウインガニオン
前半でスピードをコントロールして3〜4角で勝負するのがこの馬のスタイルで、そういう競馬に持ち込むためにはペースを支配できるかどうかが最大のポイントとなります。
ここ3走は展開が不向きで条件も微妙な中で悪くない内容の競馬が出来ており、昨年の中京記念では前半はムリなく自身で47秒程度で進めて、そこからL4の3角地点から速めに仕掛けて分散して最速ラップを11.3でとどめて長く脚を使ってきての2馬身半差の完勝だけに、この条件では侮れない1頭です。

ミエノサクシード
前走のマーメイドSは外から勝ちに行ったロスもあり、コーナーである程度速いラップを踏む中で外から進めての3着。
全体の流れの中にある程度近いところで入ってL2までは良い脚を使えており、ポテンシャル戦でと考えると2000でも割とやた印象があります。
全体の仕掛けが遅れた時に元町Sで強烈な脚を使えており、怖さがある1頭と言えます。

★土曜日
函館12レース

サトノプライム
降級馬で、上のクラスでも2着の実績がある1頭。
前走は函館ダート1700m戦となり、ゲートの中で動く場面もありましたが問題無くゲートを出て中団からの競馬。
向正面で外からマクって先頭に立つも、勝ち馬の強烈な決め手に屈しての2着。
3着馬には2馬身半、4着馬には5馬身半の差をつけており、降級したここでは力が抜けている1頭と言えます。
この馬は練習では問題ありませんが、実戦でゲートで出遅れる競馬が多く見られましたが、近走は発馬を五分に出られるようになっており、安定して力を出せるようになってきました。
前走と同じような競馬が出来れば今回は対応してきそうな馬も見当たらず、今回も勝ち負け濃厚の1頭と言えます。

エンクエントロス
生ずるい面があるため、前走の不良馬場ではどうかと思いましたが、集中して走れており直線は大外から長く良い脚を使っての4着。北海道は昨年も好走しており、連闘後の一戦となりますが、滞在競馬だけにそこまでダメージの不安もなく、今回は2走前のようにサトノプライムがマクって持久力勝負になる可能性がたかいだけに、ズブさを見せるこの馬にとっては早めに動く絶好の展開となりそうです。
ここは2走前のサトノプライム戦3着時の再戦となりますが、この馬も4着馬には3馬身の差をつけており、ここはこの2頭のレースとなりそうです。