まとめ

過去ログ797 2018/8/24 9:41

★日曜日
新潟2歳S

エイシンゾーン
ハーツクライの系統だけに1800m以上で良さが出る可能性がある1頭。
現時点では1800m以上のワンターンで良さが出そうな感じがあり、ハーツクライのイメージで良さそうです。
新潟マイルならスピード的にそこまで求められないため、この馬も後半勝負なら怖さはあります。
ペースが上がりやすい中京よりは新潟の方がいい素材型だけに、ここは軽視できない1頭と言えます。

ケイデンスコール
血統的にはリボー系が強めに入っており、ディクタスやノーザンテーストと比較的中距離辺りで良さが出てもよさそうな感じの配合と言えます。
今のところマイルが良さそうですが、L1での甘さが少し見られ、時計・ラップ的には古馬500万比較で足りないだけに、適性はともかくパフォーマンスとしてはアンブロークンの方が上の評価となります。

エルモンストロ
適性的にみてトップスピードの質があるかどうかがポイントで、これに関しては新馬戦からは何とも言えません。
新馬戦では前半のスピード面で良いものを見せており、L1で落とさず踏ん張れていました。
ただ、新潟マイルの場合はこの時計程度ではそこまで評価できないため、今年のメンツだと微妙な印象があります。
仮に平均ペースまで持ち込んだとしても過去の傾向からL2では10秒台の脚を要求されるだけに、ここは苦戦しそうな可能性が高い1頭です。

★注目
ショウナンアエラ今回はブリンカー着用でハナを狙ってきそうな1頭。前走はこれまでと違って逃げずに控える競馬で4着となりましたが、「3〜4角で勝ち馬について行くつもりでしたが反応がいまひとつでした。」との事で、今回はいつも通りの逃げる競馬が濃厚です。2走前の中山戦は3頭横並びとなってしまい、息の入らないオーバーペースで逃げて7着。福島1200m戦は500万下を勝った舞台で、当時は3頭横並びの真ん中で耳を絞ったり周りを気にしてかなり厳しい競馬での勝利だけに、スンナリ逃げる事が出来れば当時よりも強い競馬が期待できます。

ショウナンマルシェ立ち回り勝負になれあ強い馬で、前走の中山2000m戦はミドルペース戦での早仕掛けで6着。3角まではリズム良く走れていましたが、途中から勝ち馬が来たために展開が厳しくなり、直線の追い比べで脱落してしまいました。2走前のアメジストSはスローからの瞬発力勝負となり、厳しい上りの競馬で5着。この馬はソラを使う癖があるため、後ろから進めないといけないタイプですが、このレースはスロー過ぎて前に行かざるを得ない展開+伸び掛かったところで前の馬が邪魔になった点+上りが速すぎる点と、悪い条件が重なってしまいました。今回はクラウンディバイダの逃げ、オウケンブラック、マイネルラフレシアなどの先行馬がいるため、上がり33秒台後半ぐらいの流れになればインの好位から伸びて来れそうな1頭です。4走前(アタマ差2着時)のように、中団最内で進められそうな枠もプラスで、開幕週の馬場ということを考えても内枠の今回は好走の条件下にある1頭と言えます。近走の敗因が明確なだけに、今回は巻き返しが期待できる1頭と言えます。

タイキフェルヴール3走前のダートの未勝利勝ち時は後続を9馬身千切る圧勝で、2歳馬にとっては過酷な条件でタイムが出ない新潟ダートで走破時計1:54:5は優秀なもので、終いは13.0-12.8-12.1と加速ラップで駆け抜けている事からもまだ余力な有る内容と言えます。しかも、直線入り口で詰まってしまい、完全に追い出しが遅れる中での競馬となり、普通の馬ならその時点で加速できずに終わってしまうようなレースでしたが、この馬はそこから馬群をこじ開けて一瞬で加速して突き抜けました。初ダートの未勝利戦でここまで強烈なパフォーマンスはなかなかお目に掛かる事はできません。その後の昇級初戦の500万条件はズラリと素質馬が揃った一戦でしたが勝利して2連勝。この1戦は時計が遅いせいで今回人気的に嫌われていますが、この500万は中山ダートで前半スローからのロングスパート戦となり、前半の時計が遅いので全体時計が出ないのは仕方ありません。ハイレベルなメンバーの1戦で4着以下が大きく千切った事は大きく評価できます。

シンギュラリティwin2走前は短期放牧から良い状態で帰厩し、レースはスローで流れて上がりの速い決着の中、直線では外から猛追して2着。後方3番手で脚を溜めて3ハロン標識からペースを上げて直線は大外に出し、前が有利な流れでクビ差2着の内容は評価できます。「以前はレースを使うと右トモに疲れが残っていましたが、つくべき所に肉がついてしっかりしてきて疲れが残らなくなってきました。」と松田調教師。この馬はコーナーでの加速が遅いタイプだけにワンターンの外回り1800メートルが合っており、新潟1800mは適正ピッタリの舞台と言えます。前走時は1週前には併走でビシッと追われており、松田調教師の話す通り馬に疲労が見られずしっかり負荷をかけて2着に好走。今回は1ハロン短縮のマイル戦となりますが、ワンターンの東京コースで問題無く、これまでよりも間隔を詰めて使えるのは状態の良い証拠と言えます。

エルビッシュ休養前は現在、更に上の条件で活躍している馬達と当たり続けて運が無く5連続2着。3走前の勝ち馬トリオンフは、その後3連勝してG1大阪杯に出て8着の実力馬で、4走前の勝ち馬レインボーフラッグもその後連勝して準オープンクラスで連続2着の実力馬です。6走前の勝ち馬ムーンクエイクも3連勝ちしてオープン馬となっており、それらと差のない競馬をしていた事からも、このクラスに入っても力は通用するどころか、上のクラスでも通用する1頭です。以前はレースを使うと背腰に疲れが残ったり、レースでは右にモタれる面が見られましたが、今はモタれる面がマシになり(前走での内にモタれ気味でしたが)、真っすぐに走れるようになってきました。ここでは力が一枚上存在と言え勝ち負け濃厚の1頭と言えます。

ショウナンライズ4走前のフリーウェイSはレース前の発汗が目立ち、テンションが高めでしたが、大外枠からの競馬でも前に馬を置いてスローから11.4 ? 11.6 ? 11.1 ? 11.2 ? 11.7のL3最速の流れで折り合いをつけて外から押し上げながら最後まで渋太く差を詰めての3着。直線では少し外に張られる場面もあり、一瞬は突き抜けそうな脚色を見せていました。2走前の豊明Sは6着となりましたが、発馬ひと息で前を横切られてしまい34.1-34.7とややハイまで流れた中で中位を追走し、直線でも窮屈になりながらしぶとく抵抗して0.2差。ゴール前で外から寄られる不利があり、スムーズなら4もっと際どい内容でした。今回はスローになる可能性が高く、トップスピード持続を前目から引き出せるタイプで枠も良く、今回は得意の左回りの1400m戦で中心の1頭となります。

★注目
土曜日

小倉11レース
コマビショウ
昨秋にダートに転向すると初ダート戦では持ったままで後続に8馬身差をつける大楽勝となり、2戦目のもちの木賞は重馬場で外を回す物理的に無理なレースになってしまっての4着。
4走前のくすの木賞は好位から抜群の手応えで突き抜けて快勝しており、立ち回りとスピードが問われるダート戦なら相当強い1頭です。
3走前の伏竜Sは全日本2歳優駿1、2着のルヴァンスレーヴ、ドンフォルティスが揃ったかなりのハイレベル戦で、前半1000m=65.3という超スローペースで最後は人気2頭にキレ負けしての3着。
ひと息入った2走前の京都戦は終始右にモタれる競馬となり、ラチを頼ってペースが上がった時もついていけずに内で砂を被って頭を上げており、直線で引っ張り起こして伸びるも3着まで。
前走は芝スタートの東京1600m戦となりテンに置かれてポジションが取れずに8着。
この馬は立ち回りとスピードを活かしてこそのタイプで、今回は圧勝した舞台の小倉1700m戦となり巻き返しに期待が持てる1頭です。


日曜日
札幌4レース
マサノアッレグーラ
3走前に芝に使われると、絡まれる厳しい展開ながらも速い時計に対応して2着となり、次走は1ハロン短縮で挑みましたが右回りでもスムーズに走っての2着。
「少し忙しい感じで道中は脚が溜まりませんでした。直線はダラダラになってしまいましたが、落鉄していたので、その影響もあったかもしれません」と田辺騎手。
前走は新潟1200mに使われましたが開幕の馬場で流れに乗れず、4角手前で馬群の外から差を詰めるも展開が向かずに5着となりました。
近走はチグハグな競馬となっていますが、2,3走前のようにレースの流れに乗れれば勝ち負けになる力を持っている1頭です。


日曜日
札幌6レース
サンデュランゴblast
この馬は未勝利戦でも二本柳騎手にこだわらなければすぐに勝てていた馬で、札幌での500万でもヤマニンアンプリメと少差に走れていたように能力は相当高い1頭です。
ただ、スピードを押し出す逃げる競馬では500万ではなかなか通用しておらず、近走は脚質転換を図って後方からの競馬で圏内に入れるようになってきました。
4走前は直線入り口では絶好の手応えでしたが、直線で前が全く開かずに詰まってしまい4着まで。最後の最後で前が開いて4着となりましたが、捌けていれば勝ち負けになっていた内容です。
ずっと1400mに使われて2走前から1000m戦に使われましたが、2走前は流れに対応できていませんでしたが前走はうまく対応できており、距離3戦目で今回は上位争い必死の1頭と言えます。