1 ストラップ

三国志が出典の言葉

現在我々が用いる言葉に、三国志(若しくは関連図書)が出典の格言や熟語、慣用句は多くあると思います。
このスレッドでは、それらをあげて、いきましょう。
一応解説も忘れなく。
(PC)
2 ストラップ
「藍田生玉(らんでんしょうぎょく)」
出典:諸葛恪伝
名家から、優れた人物が出ること。藍田は美玉を排出する事で知られた地名。
「藍田玉を生ず」とは孫権が、諸葛瑾に対し諸葛恪を讃えた時の言葉。
(PC)
3 しす
では有名なところで
「月旦評」
出典:後漢書許劭伝
意味:人物批評

後漢の許劭が月旦(毎月の一日)に郷里の人々の人物評をして楽しんだことから。
(PC)
4 酔っ払いエイ
一日の長
(P2102V/FOMA)
5 郭嘉
以前、曹嘉の名で書き込みした事のある者ですが、この度改名しました。

私は有名なものしか知らないのですが…
「危急存亡の秋」
危険や災難が迫ってて、生き残れるか滅びるかの重大な瀬戸際の意味。
孔明が劉禅に奉った出師の表に見られる。
ちなみに何故「秋」の字?と思い、漢和辞典で調べてみると、秋には大事な時という意味が含まれているそうです。
(EZ)
6 天草
では私も有名な言葉をば…

『水魚の交わり』
私もリアルで何度か使いましたが、全て水だと勘違いしてただけでした(笑)
(PC)
7 しす
「兵は神速を貴ぶ」
郭嘉伝
ま、読んで字の如しですな。
孫子には「兵は拙速を尊ぶ」というのがありますが、むしろ神速の方が有名ですよね。
(PC)
8 闘莉王
私も有名な言葉を一つ…
『破竹の勢い』

晋の杜預が呉に侵攻を開始する際に「あとは竹を割るようなもの」と言い、次々と呉軍を破ったのが語源。今でもスポーツなどでよく使われますね。
(F900i/FOMA)
9 単福
苦肉の策
有名な赤壁の戦いより
(PC)
10 桃亜
後悔先に立たず

尚香が自殺した際に
孫権の嘆いた言葉
(おぼろ気
(W22SA/au)
11 くわびん
う〜ん、あちしが思い付い付くのは曹操の「梅酸渇を逸す」と、黄蓋の「苦肉の策」ですなぁ。
(F901iC/FOMA)
12 くわびん
↑の説は曹操が快進撃を始めた頃の事と黄蓋は赤壁の戦いの重要話…。

説明は要らないね。
(F901iC/FOMA)
13 単福
「三顧の礼」

三国志では有名ですが実用したことはない
(PC)
14 李克用
三顧の礼と言うと、殷の湯王と伊尹もそうですよね。どっちの話が、先に出来たのやら……
(P900i/FOMA)
15 赤龍
「白波」
盗賊の事をこういいます。盗賊を扱う歌舞伎なんかを「白波物」といいます。これは後漢末、黄巾の残党の大勢力のひとつ、白波賊に由来します。何故よりによって、この知名度も低い白波賊なのか?やっぱり名前がかっこいいからでしょうね。
(J-SA05)
16 大伴
「昼夜兼行(ちゅうやけんこう)」
昼も夜も行軍する事。まさに二十四時間戦う、ジャパニーズビジネスマンの悲しき姿。
出典:「三国志・呂蒙伝」
昼夜を兼て行き、羽の置く所、江辺屯候に至る。
(PC)
17 くわびん
…んんん、赤龍さんにあちしの十八番言われちった…。

ちょっと補足します。「白波」は「白浪」とも言います。日本では「白浪五人男」、「白浪五人女」と盗賊ストーリーの歌舞伎があります。確かルパン三世にもこの話があったっけ…。

で、黄巾残党が西河の白浪谷に立て篭もって略奪行為を行っていました。
後世の歌舞伎はこれを引用して白波は山賊と通称しましたとさ。

そんで、思い付いたんだけど、お酒に桜白波って有るけど……!?
(F901iC/FOMA)
18 赤龍
これまだでてませんよね。
「白眉」
同類の中で特に優れている人や物のたとえ。『蜀志』馬良伝。
ところで、国語辞典とか見てると「長兄の馬良を〜」て間違った記述してるのが結構ありますよね。
(J-SA05)
19 郭嘉
では「白」にちなんで…
「白眼視」
人を冷たく見ること。また、その目つき。
竹林の七賢の一人元籍が、俗界の偽善的な礼儀・習慣などに反発して俗人には白眼で対し、高潔な脱俗の士とは青眼(歓迎の目つき)で交わり、濁った乱世に青白眼を自在に使い分けて生きた事による。
よく「白い目で見る」と言いますが…これから来たんですかね?
(EZ)
20 天草
『泣いて馬謖を切る』

言葉というよりもことわざですよね。
私はリアルで何度…(以下略)
(PC)
21 しす
『隴を得て蜀を望む』
後漢書−岑彭伝
欲望にはきりがないことの例え。
(PC)
22 朱家
今でも死語になってない「十人十色」
蒋エンの言葉。正史の記述だけだと、後世で脚色された感じだが、語源になってるのは確かでしょう。
(A1304T/au)
23 漢森
言葉じゃないけど
『まごのて』

曹丕の『列異伝』から

仙女の麻姑(まこ)が爪を伸ばしているのを見て「それで背中を掻いてもらったら気持ちよさそう」と茶化した男を殺した、て話から

『麻姑の手』が訛って『孫の手』になったそうな
(P900i/FOMA)
24 曹植
【七歩之才】
曹植は七歩あるくまでに詩を詠んだ大天才!!
(D900i/FOMA)
25 阿〜斗
伏龍鳳雛…って孔明とだれだっけ!?
(D900i/FOMA)
26 strap
「子建八斗(しけんはっと)」
詩文の才能が豊かな事。
>>>100-16-19参照。
(PC)
27 赤龍
「呉下の阿蒙」
いつまでたってもいっこうに進歩しない者。昔ながらの無学な者。
これまた有名なのにまだですよね。褒め言葉の場合は「呉下の阿蒙に非ず」と。
『呉志』呂蒙伝注『江表伝』より
(J-SA05)
28 削除済
29 ストップ
>>27たはは(汗)
皆、初めての人が書きやすい様にとっててあげているんですよ(笑)赤龍さんみたいな知識人は、もっと偶にしか使わない言葉を。まぁ、基本からきっちりというのが、赤龍さんの真面目なところかもしれませんね。

「一将功成りて万骨枯る(いっしょうこうなりてばんこつかる)」
一人の大将が認められる為に、多くの人が死ぬという意味。ジャパニーズサラリーマンの生き方にも共通する。出典は曹植の詩から。
(PC)
30 えいじ
初めまして。最近、このサイトをちょくちょく拝見させてもらってる、えいじと申します。皆様、以後お見知りおきを。 ところで、↑の「一将功成りて〜」の出典は、晩唐の詩人、曹松の詩だったんじゃないかと思うんですけど?記憶違いならゴメンナサイ。
(P900iV/FOMA)
31 ストラップ
今ネットで調べました。たはは。申し訳ない。嘘を覚えていました。曹松の亥歳詩と、何処のサイトでも解説していますね。

では改めて、一つ。
「登竜門(とうりゅうもん)」
後漢の末、党人のリーダー李膺のお気に入りになると出世出来た事から、彼の派閥に所属する事を、出世欲の強い人達がこう呼んだのが始まり。
(PC)
32 エロハシ
「髀肉の嘆」

…「ひにく」じゃ変換出来ませんが、全部書くと変換出来ます(笑)<P900i

鶏肋も三国志が出典になるんですかね?
(P900i/FOMA)
33 単福
「老いて益々盛ん」
黄忠のことからきた言葉と聞いた気がします…
(A1304T/au)
34 たろう
単福さんの類似で『老黄忠』…
(W21SA/au)
書きもらし
>>30
ご指摘感謝!
(D505iS)
36 しす
>単福さん
正確には「老いてますます壮ん」ですね。
ただしこれは黄忠のことではなく、もとは後漢書の馬援伝が出典です。
ちなみに馬騰、馬超はこの馬援の子孫です。
(PC)
37 単福
》36
ご指摘ありがとうございます
では、これは三国志の中に入るのでしょうか?
(A1304T/au)
38 赤龍
>>29
そうでしたか、それは申し訳ないです(笑)ではちょっと趣向を変えて中国で使われていることわざを
「説到曹操、曹操就到」(曹操の事を言うと、曹操がやってくる)
「噂をすれば影」に近い意味でしょうか。小型の中国語辞書にも載ってるくらい、あちらではよく使われるそうです。
(J-SA05)
39 しす
お、赤龍殿がことわざシリーズで来たので私も…
「黄忠射竹箭(黄忠が矢を射る)」
得意の腕前を披露するという意味ですね。
(PC)
40 ストラップ
「抽薪止沸(ちゅうしんしふつ)」
薪を抜いて滾る湯の沸騰を止める様に、抜本から改善する事。
出典は「三国志魏書董卓伝」
薪を抽きて、沸を止む
(PC)
41 赤龍
再びことわざシリーズ
「赤体上陣」(はだ脱ぎになって戦場にのぞむ)
演義の許チョ対馬超の一騎打ち、決着がつかない中、許チョがいきなり鎧を脱ぎ捨て上半身裸でいどんだ事より。「全然準備なしで事を行う」という意味に使われ、さらに何故か「公然と悪事を行う」という意味で使われるように…。あんまりだと思います(笑)
(J-SA05)
42 しす
「胆斗の如し」
蜀書姜維伝注より
意味は「胆が据わっていること」「度胸があること」
しかし姜維の死体を割いたら胆があまりに大きかったということからなのですが…
よく考えたら死体の腹を割いて、臓物取り出して「でけぇなぁ!」とか嘆息してる感覚もよく解りませんよね(苦笑)
(PC)
43 ストラップ
「眉目疏朗(びもくそろう)」
顔立ちが良いという事。
出典:魏書崔エン伝
「タンの声高暢、眉目疏朗、鬚の長け四尺、甚だ威重有り」
(PC)
44 ストラップ
「竜驤虎視(りゅうじょうこし)」
心意気が大きな事

諸葛亮伝
「亮の素志進んでは竜驤虎視して、」
(PC)
45 くわぁまん
「孟宗竹」タケノコの名前
呉の人で孟仁、もとの名は孟宗と言う。李粛に師事し小役人から司空にまで昇った努力家。

親孝行で有名で、筍好きの母親に季節外れの冬竹林入って念じると筍がみるみると生えてきたと言う。孟宗竹はかれの名に由来する…
(F901iC/FOMA)
46 ストラップ
「傭書して自らを資く(ようしょしてみずからをたすく)」
文筆業によって生計を立てる事。

劉芳伝
「昼は即ち傭書し以って自らを資給す」
(PC)
47 しす
では赤龍殿と同じ中国のことわざシリーズで…

「過五関斬六将」(五関にて六将を斬った)
向かうところ敵なしの意です。

付随して
「只説過五関斬六将、不説走麦城」(五関で六将を斬った話はするが、麦城に逃げた話しはしない)
成功話はするが、失敗話はしないという意です。

神様相手に結構ストレートに行きますねw
(PC)
48 大伴
「梁上の君子(りょうじょうのくんし)」
盗人の事。
陳寔が梁の上に潜む盗人を指し、良い習慣を養わねば、あの梁上の君子のようになると言った事が由来。
出典:後漢書
(PC)
49 しす
「読書百篇、義 自ら見る」
魏書王朗伝、裴注より董遇の言葉。
一冊の本を何度も繰り返し読めば、その本の真意は人に聞かずとも解るという意。

どらさんの日記を読んでこの言葉を思い出しました^^
(PC)
50 風太
初めて投稿させていただきます。「男子三日会わざれば刮目して見よ」って確かありましたよね?記憶が曖昧なのでいまいち確信が持てません。
(W22SA/au)
51 ストラップ
>>50
風太さんはじめまして。
「呉下の〜」というのが一般的ですが、こちらも良く使いますね。
「士別三日即更刮目相待」
士、別れて三日、刮目して相待す。

(PC)
52 ストラップ
「山不厭高」
(やまはたかきをいとわず)

山は高ければ高い程良いという事。転じて、(特に徳などが)多い方が良い、沢山の方が良いという意味に用いられる。「海不厭深」も同意。

出典「短歌行」
(PC)
53 ストラップ
「海内の奇士(かいだいのきし)」
海内は国の中で、奇士は優れた人。天下に類が無い位優れた人。
出典は巻七魏書呂布臧洪伝、張超が臧洪を誉めた言葉。
(張)超曰く、「(臧)洪は才略智数(張)超に優れ、(張)超甚だ之を愛す。海内の奇士なり」
超曰「洪才略智数優超、超甚愛之、海内奇士也」

嘘訳だったらごめんなさい。
(PC)
54 ストラップ
「形影相弔う(けいえいあいとむらう)」
意味:形があるものと、影が慰めあう、つまり一人で寂しい状態の事。

出典:曹植「上責躬応詔詩表」
(PC)
55 ストラップ
「素寒貧(すかんぴん)」
貧乏人の事。

魏書高志伝第十一の注に引く、魏略に登場する人物、石徳林のあだ名、寒貧から。
(F2102V/FOMA)
56 しす
スレの内容とは微妙にズレますが、先日『宮廷女官チャングムの誓い』を観ていたら、「鶏肋」の話しが出てました。
主人公チャングムが受けた試験の第二問目の問題で
「曹操が漢中を攻め、退却する時に用いた暗号は?」
みたいなそんな問題で、それに対しチャングムが
「それは鶏肋です。曹操は漢中を鶏の肋に例えて〜」
と才女っぷりを発揮するエピソードでした。
韓国でも三国志のエピソードはポピュラーなんですね。
(PC)
57 元歎
僕も『チャングムの誓い』見ましたよ(笑) なかなか面白かったです。そのほかにも、いろいろ三国志関係のことが出てますね。『諸葛孔明の如く〜』とか『饅頭は諸葛孔明が南征の折に〜』などなど。まあ、出てくるのは諸葛亮関係のことばっかりでしたがf^_^;
(PC)
58 ストラップ
「計を以って戦いに代うれば、一は万に当たる」
策を用いる人は強いという事。
出典:卷三十四 列伝第四 杜預伝
故軍中為之謡曰「以計代戦一当万」


>>7
孫子作戦篇にあるのは、正しくは「兵は拙速を聞く」ですよ。
「故兵聞拙速、未睹巧久也」
(PC)
59 ストラップ
>>58
失礼。出典「晋書」です。
(PC)
60 ストラップ
あんまりにも有名なのですが、今まで曹操の言葉とは識りませんでした。

「在利思害、在害思利」
意味:有利な時も不安要素に考慮し、不利な時も有利な条件を見出だし勝ちを諦めない。
出典:「十一家注孫子」
(F2102V/FOMA)
61 ストラップ
「緩兵之計(かんぺいのけい)」
意味:時間稼ぎの事
出典:「三国志演義」九十九回の張コウの言葉。
コウ曰く、「孔明緩兵の計を用い、漸く漢中に退く、都督何故に懐疑して早く之を追わざるや」と。
(PC)
62 Marry
初めまして伊舎那住人です

破竹の勢いと同義で演義に『騎虎の勢い』というのがあります

また『七擒七縦』孔明VS孟獲ですね。心服させる方法といったところですかね
(P900i/FOMA)
63 ストラップ
>>62
「騎虎の勢い」の語源は、「隋書巻三十六 列伝第一 后妃 文献独孤皇后伝」

「大事已然、騎獣之勢、必不得下、勉之」
では?

それと、絵文字と「伊舎那住人」という解る人にしか解らないカキコは控えた方が好ましいですよ。
(PC)
64 ストラップ
「洛陽の紙価を貴からしむ」
ベストセラーの事。西晋の詩人であり左思の著作、「三都賦」が優れていた事から。
出典:「晋書卷九十二 列伝第六十二文苑伝」
(PC)
65 ストラップ
「画にかいた餅」
良く見えるだけで役に立たないものの喩え。「名如画地作餅」。
出典:「三国志 魏書二十二 盧毓伝」
(PC)
66 ストラップ
調べてみると、案外に身近に三国志の時代の言葉はあるのかも知れませんね。今回も普段良く使う言葉です。
まぁ今回は原典に当たらず、孫引きで恐縮ですが……

「爛柯(らんか)」
囲碁の別名。日本棋院発行の雑誌が以前「爛柯」であった。
晋人王質が山に入って神仙の打つ碁を見ているうちに時間が経ち、斧の柯が爛れた事から。
出典:志林

虞喜の志林は、裴松之注で引かれる書物ですよね?僕の記憶では、諸葛恪伝に費イの囲碁好きが引かれていたのが志林だったと記憶しています。

この「爛柯」の故事、「信安山有石室」から始まるそうで、「信安」という地名は太康元年(280年)からのものだそうです(それ以前は「新安」だとか)。で、虞喜は呉の永安年間(258-264年)に生まれ、永和年間(345-356年)に没している様ですから、これが書かれたのは、ギリギリ三国志の時代の可能性がありますね。
(F2102V/FOMA)
67 ストラップ
>>66
「爛柯伝説」の主役、王質は、字を子仙というとか、弟の名は貴で、年が離れていた……など後々沢山の設定が付く様ですが、この人のモデルは、宋の時代の王微説が有力らしいです。ちなみに王質では無く、王樵と書かれた資料もあるとか。

あと同じく囲碁を指す、「手談」と「坐隠」の出典は「世説新語」とか。こちらは今度、図書館の平凡社訳で確認してみます。

孫引きばかりで申し訳ない。
(F2102V/FOMA)
68 ストラップ
>>>75-62でeiさんが書いているものも未だ出てませんね。
(F2102V/FOMA)
69 崇英
『麒足を展ぶ』(きそくをのぶ)ですね。

そういえば、このスレッドの中に出した『一日の長』(いちじつのちょう)もホウ統伝からだなぁ……。
もう一つ、いきますか!
『英雄のみる所はほとんど同じ』
こりゃそのまま、才能の人が考えることは
自然と似てくると云う意味です。


じゃあ、今度は諸葛さん系で…
『はじめて茅蘆を出る』
でも使われる意味は、経験のない若者を指す(汗)
(PC)
70 ストラップ
「その備えざるを襲う(掩其不備)」
準備前の敵を攻撃しろという意味。

出典:資冶通鑑
荀攸曰「今兵少不敵、必分其勢乃可。公到延津若将渡兵向其後者。紹必西応之。然後軽兵襲白馬、掩其不備、顔良可禽也」

荀攸曰く「今兵少なくして敵せず、必ず其れの勢いを分かたば乃わち可ならん。公延津に到り将に兵を渡して其の後に向かわんとする者の若しくせば、紹必ず西して之に応ぜん。然る後軽兵白馬を襲い、其れの備えざるを掩わば、顔良をば禽にす可からん」
(PC)
71 礼文
単発の質問なんで初心者スレにしようか迷ったのですが、内容的にこっちが適当と判断しました。埋もれてるスレ掘り返してごめんなさいm(_ _)m

晋書・阮籍伝に
「籍又能為青白眼、見礼俗之士、以白眼対之」
とあります。
人を冷めた目で視ることを白眼視するといいますが、これが出典なのでしょうか?もっと前にこの言葉はあったのでしょうか?
(EZ)
72 ストラップ
>>71
それが出典だと思います。
>>19参照。
(F2102V/FOMA)
うわっ。見逃してた(汗) スイマセン
(EZ)
74 ストラップ
「南征北伐」
(特に軍事の)経験が豊富な事。出典は「呉下吹曲」との事。

「曹操は北伐して柳城を抜き、勝ちに乗じて席捲し遂に南征す」

>>73
お気になさらず。
(PC)
75 ストラップ
「龍驤虎歩」
出典:魏書二十一

勢いのある事。
陳琳が何進の事を言ったもの。
(PC)
76 巫俊(ふしゅん)
「孟宗竹」についてですが、
孟宗竹が中国から日本に移植されるようになったのは江戸時代らしいです。
享保年間(1716〜1735)の将軍・徳川吉宗は本草学(動植物学)に関心があり、日本の国々村々のすべての動植物を記録した『産物帳』という書籍をつくらせています。
そこに孟宗竹が諸国に普及してることが書かれているとか。

「1736年。島津藩主が琉球から2株導入した」竹は江南竹といって、孟宗竹はこの時期以前から日本に普及していたということです。

グーグルで検索すると、鎌倉時代に日本に伝来したとか書いてあったりもするんですが、これは一体。
(PC)
77 ストラップ
>>>85-27
よくよく考えてみれば、晋書が出典というよりも、という気はしますが、この役名が後の語源になった様です。
(F2102V/FOMA)
78 ストラップ
漢字検定でしか殆ど見ない四字熟語ですが、戢鱗潜翼というのもそうですね。司馬懿の事です。
戢鱗は魚が鱗を窄めじっとしている事、潜翼は鳥が翼を収めている事の様です。
「戢翼(官を退く事)」という言葉もありますし、「潜」は水中のイメージですから、奇妙な感じはしますね。
(PC)
79 劉封
この前、電子辞書の広辞苑で遊んでたら、(有知無知三十里)っていうのを見つけました。※漢字違うかも 曹操のエピソードだった気がします
(W56T/au)
80 せぐ吉
お邪魔します。

曹叡が曹芳の後見人決める際に
登場した孫資。

この人の孫の孫楚が
「漱石枕流」の人で、
意味:負け惜しみの強いこと
出展:世説新語

さらに孫の孫の孫康が
「蛍雪の功」の人だとか。
意味:苦労して勉学に励むこと
出展:晋書(車胤伝)

三国志から外れてしまいますが。
(PC)