1 三国志〇

お勧めの文献や小説教えて下さい!

どうも!はじめまして三国志○です。過去スレを色々と拝見させていただいたり人物事典などもかなり見させてもらいましたがいやはや、かなり面白いです!僕は吉川三国志とGAMEでめちゃくちゃはまったんですが、(というより演技しか知りません↓)面白いですよね☆三国志!!ところでまだまだ若輩者の僕になにかお勧めの本や文献などあれば是非おしえて下さい☆☆お願いします!!
(V903SH)
2 飛燕
こんな感じのスレ、自分も立てようか、と思っていたところです。三国志だけでなく、中国史全般の書籍紹介で如何でしょう。

三国志〇さん>
はじめまして♪いきなり正史から入りたくないというなら、北方謙三さんの小説とか「蒼天航路」等のいろんな"三国志演義"を読んでみるのがいいと思います。世界が広がりますから。
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3 三国志○
飛燕サンお返事ありがとうございます↑↑北方謙三は有名ですね☆まだ手はつけてないですケド笑『蒼天航路』読んでみたけど(だいぶとびとびですが…)演技のイメージとかGAMEのイメージが強かったのでかなりびっくりはしましたけど、ソウ操嫌いじゃないので面白かったです!漫画なので誇張表現がかなりあると思いますが、格好いい?というか破天荒なトウ卓など僕の頭にあった人物が別キャラに変化!等など、また違う視点から三国志を知る事ができ改めて面白いと思いました蒼天は正史よりですよね?正史は演義と違ってソウ操の一人勝ちですからね↓もちろん、強者には強者の悩みみたいなのはあったとは思いますが、兵力・人口共に圧倒的ですし。話しが脱線しすぎました↓僕のお勧めは日本文芸社の三国志新聞ですかね中国人の俳優?というか実写ばんの関羽とかかなりイメージ通りですから読みやすいし本当に新聞になってるんで当時の事が今の僕らに伝わりやすくなおかつ面白いです!多分というか演義ではなく正史よりの本だと思うんですけどね。ちゃんと『黄巾』から『シンが天下統一』まで書かれてるので☆☆でも、本当にみなさん三国志知ってらっしゃいますね!関羽の子孫が生きてる?ってスレとかマジで面白かったです!長文すぎてすみません↓
(V903SH)
4 しす
正史についての本ならば光人社の『正史三国志 群雄銘銘傳』お勧めですよ。
三国志の登場人物を魏、呉、蜀、その他に分けて五十音順で簡単に正史の記述が記載されているのでちょっとした調べ物程度なら重宝します。
また演義との違いなどに関しても各人物ごとに記載されていて、正史入門には最適かもしれません。
¥3800と値段も張りますが、ちくまの正史2巻分強と考えれば安いもの。
ただ個人的に一部誤字があったりするのは気になる所。
(PC)
5 三国志○
しすサンどうも初めましていつも楽しく色々見させて頂いてます☆¥3800は高いですね 笑 僕の奨めた本の3倍 …。でもありがとうございます参考にしてみます!他にもなにかあれば色々と教えて下さいお願いします☆☆
(V903SH)
6 伯玄
「三国志群雄173人採点データファイ」ルは
その名の通り三国志の武将の
個人的武力、洞察、人望、実行力、戦術、義理、統率、決断力
等が事こまかに書かれています、演義中心ですが正史も少し書かれているので中々良いかと
(W41SA/au)
7 三国志○
伯玄サンお返事ありがとうございます!!僕、好みの内容っぽいですね☆☆どこから出てる本ですかね?教えて頂だけると幸いです〇色々とありすぎてどれを読んでいいのか中々迷ってるトコです、三国志の本自体めちゃくちゃ多いですからね。でもなにかの本で三国志自体わかってる事が40%ぐらいで(何を基準にしてるのかは謎)小説になると60%近くフィクションだみたいな事が書いてあったのを見た気がする…。やはり正史を見た方がいいのか?!でも陳寿ってどーなんだ?(スレからはずれますが…)やっぱり諸葛孔明とか蔡ヨウ←(王インに処刑された)もしくは陳林後、許子将とかに書いて欲しかったなぁ↓↓もちろん陳寿が書いてくれなきゃ残ってないと思うので感謝なんですが…。年代的に(後漢時代)後の方ですよね、陳寿って?まぁ戦争中にそんな事言ってられねーわな…。ってか陳寿のスレあったような…拝見してみますすいません↓かなり独り言になりました…↓
(V903SH)
8 しす
正史入門用ならばもう一つお勧めがありました。
日本文芸社の『三国志新聞』¥1200也。
>>4で紹介した『正史三国志 群雄銘銘傳』が人物別なら、こちらは時代別。
しかも値段もリーズナブル。
私はこの2冊、かなりお世話になってます。
(PC)
9 飛燕
魏晋朝時代の詩がたくさん載ってる本てありますか?
(PC)
10 朱家
>>7
『正史三国志』は、当時から極めて高い評価をされた史書です。陳寿がどうかと考える前に、読むべきでしょう。
オススメは『秘本三国志』ですね。歴史に興味を持つきっかけとなる本だと思います。

>>9
やはり『文選』が多く載ってるんじゃないですかね。
ただ、曹操親子、建安七子、竹林七賢、潘岳、陸機、左思あたりの有名な詩は、大抵の本に載ってると思うので、探すのに苦労する事はないと思います。
(PC)
11 飛燕
>>10
やっぱり文選ですか…良さそうなのは見つかったんですが、抜粋らしくて、曹操・丕は割愛されてるんじゃないかと恐いんですが…そんなこともないですか?


あと西晋の書物でいいのはないですか?司馬懿は徳間の「英傑伝」で大丈夫なんですが、他のが見当たらなくて…せめて杜預を読みたいんです。
(SH902iS/FOMA)
12 飛燕
やっと見つけました…。晋書や三国志集解。もちろんオール原文ですが…大学ではこういうことやるはずだから問題ない(はず)!
(PC)
13
小説『三国志外伝』著:三好徹

許靖や孔融など何人かの三国志時代の人物の短編集的なもので、暇潰しにはちょうどいいです。
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14 りな
こんばんは。 最近ふと三国志を読みたくなり書き込みしております。きっかけはゲームですが‥汗汗

三国無双というゲームを1からずっとプレイしています。最初はただ斬るのが楽しいという感覚でしたのですが、4までずっとしてきましたのでキャラ1人1人の立場や性格を理解してきてもっと興味を持っているところです。
三国志の小説を読みたいんですが、内容などは全く違うものなのでしょうか?調べたところ、三国無双に出ている人物は出てるみたいだなぁ、と思ったんですが‥それに小説たくさん種類あるみたいですし、、、

よければアドバイスや情報教えて下さい汗 すみませんがお願いいたします。
(W41CA/au)
15 赤龍
>>14
りなさん、はじめまして。
三国志の小説、たしかに沢山ありますね。私もその一部しか読んだことがないのですが、一応三国志全体の流れをおさえた定番作品をお薦めすると、

吉川英治『三国志』(講談社、吉川英治歴史時代文庫、全8巻)
ちょっと古い作品ですが、日本の三国志小説の基本といえる名著です。

北方謙三『三国志』(ハルキ文庫、全13巻)
対してこれは比較的新しい作品。そのぶん、独自のアレンジ部分も多いのが特徴です。

この2作品でしょうか。どちらも少々長いので、とっつきづらいかもしれませんが。
三国無双のストーリーも、こうした小説と基本の部分は同じですよ。当然、無双ででてきた人物や戦争もほとんどでてきます。
(PC)
16 赤龍
参考として、こちらのブログに投稿させて頂いた、お薦め三国志小説についての記事です。

http://blog.livedoor.jp/amakusa3594/archives/50280551.html
(PC)
17 削除済
18 元歎
博物館集解で赤龍さんが『三国志研究入門』を紹介されています。どうぞ参考に。

http://blog.livedoor.jp/amakusa3594/archives/50332244.html
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19 巫俊(ふしゅん)
>>18
>『三国志研究入門』

手直なところに無いんですよね。
やはり都市部に住んでる人や、大学に関係している人か、それとも購入の費用(といっても数千円だけど)を惜しまない人じゃないと、読むことはできないでしょうね。

以前は、三国志の工具書と言えば、中国語を中心とした三国志の論文のタイトルを網羅的に書いたものがありました。

名士の論理で研究する渡辺義浩氏が風土とか地誌に正面から言及するのだろうか、という疑問も付きまとうのですが。
(PC)
20 巫俊
三国志研究入門、いま伊賀市の少しばかり専門書が充実してる本屋で閲覧してきました。 
感想は…子どもをさとすような先生の態度で書かれていました…拍子抜けするというか、他の歴史分野の研究入門より簡単で内容もくだけていて読みやすく、それなりに親切で分かりやすいのですが、
あくまで渡辺先生の知己である研究者の論文などを渡辺氏の史観によって再構成、紹介したものに過ぎず、皮肉にも三国志研究の限界を示してしまっています。
これだけしか書くこと無かったのか?と言わずにはおれませんが、しかし氏の知識の及ぶ範囲で細かい気配り、捕捉を繰り返していて、好感が持てない訳ではありません。
人物列伝とかは蛇足としか思えませんが。あと論文や史料の簡素な紹介が目立ちますが、その論文を手にする機会が全く無いような人の役に立つのか疑問です。そのくせ文体はどう見ても素人向けなので分裂しちゃってますね。
(PC)
21 ストラップ
>>>493-43
>あと、『世界古典文学全集』シリーズというものを筑摩書房が出していて、もう絶版だと思いますが、文庫版のちくま訳は『世界古典文学全集』の三国志の巻(全三巻)を八巻に分けて収録したものです。

近所の図書館は最近入荷したみたいなので、探せばあると思います。
又Amazonで検索したところ、セコハンで買えるみたいですよ。
(PC)
22 巫俊(ふしゅん)
>>21
本当ですね。net上でも売っているようです。
図書館で借りたときは、冒頭のページが剥がれて外れて、茶色くくすんでもいたので絶版だと思ってしまいました。
『世界古典文学全集』の名は伊達じゃないですね。
(PC)
23 清岡美津夫
『世界古典文学全集24 三国志』は2005年に再版されているようですね。

http://cte.main.jp/news/moblog.cgi?n=420
(PC)
24 ストラップ
>>18-20
昨夜本屋で見掛けたので、これが噂の、と、立ち読みしちゃいました。

確かに人物辞典の様な部分は不要で、もっとシェイプアップできるかなぁ〜という感じでしたが、我々市井のファンの為に書かれた本であり、有益な本だと思いました。

どの分野でもそうだと思うのですが、調べ物をする時に、どんな本をどんな風に読むべきか、という事は門外漢には難しい事が多い様に思います。
又それを「研究」にまで昇華するには、思考方法にも訓練が必要でしょう。

ざっと流し読みをしただけですが、この本はこういった事の基礎を練習する為の方法が書かれている様ですね。
(F2102V/FOMA)
25 ストラップ
僕のお勧めの本は

【図説】三国志の世界

です。
中国各地を写した写真集で、解説と共に三国志の名所の今を見る事が出来ます。現代の姿なので、三国志の時代そのままのものでは決してありませんが……

第二部は、官渡、赤壁、夷陵の古戦場に荊州とジョウ陽等が見れます。烏林から出土した武器の写真などもあります。

第三部は城がメインで、合肥城跡や定軍山麓古戦場、黄鶴楼、許昌、ギョウ城、白帝城、ガク(武昌)城の護城河、江陵城(荊州城)などが解説付きで見る事が出来ます。

高い本なので、近所の図書館で借りてみて下さい。
(F2102V/FOMA)
26 巫俊(ふしゅん)
ttp://blog.livedoor.jp/amakusa3594/archives/50537259.html
(三国志博物館集解 赤龍さんによる書評)
渡邉義浩『「三国志」軍師34選』(PHP文庫、2008年)

三国志演義と正史の違いを強調して、三国志というとついつい豪傑に目が行くことを指摘。そして「名士」こそが軍師を輩出した階層であるとし、34人の知識人を紹介して漢末、三国、西晋にかけての歴史に「名士」が関係していたこと、世間一般で思われている以上に重要な局面で「名士」が歴史の流れに棹(さお)指したとする。

しかしながら、本書で前提になっている「豪族の台頭を抑えきれなかった前漢は王莽に滅ぼされた」や「西晋から南北朝にかけては貴族(制)の時代」という認識は、
マルクス主義を聖典とした戦後歴史学において、中国史の「発展段階」が西欧とは異なるという歴史的評価と「聖典」に沿って解釈するのが正しいはずだという認識の間の困惑を埋める為に用意された「漢代豪族社会」論や「六朝貴族制社会」論であるからして、
豪族や貴族という新興の階層が発展して漢代から南北朝時代へと以降していったする、豪族、貴族の存在によって時代の転換を説明する歴史観は、歴史の一部分を説明することはできたとしても、歴史の概略を示すものとしては今は成り立たないと巫俊は考えています。

それについては後述するとして、曹操、劉備、孫堅が反董卓連合に参加していたと序章に書かれているんですが、
先主伝注の『英雄記』に
会 霊 帝 崩 , 天 下 大 乱 , 備 亦 起 軍 従 討 董 卓 .
と書かれているとはいえ、演義の延長のように曹、劉、孫が連合に参加したと書くのはどうなんでしょうか?
本の後ろの参考文献は先生ご自身の著作で占められていて、他に歴史的背景を補完するような著作を書くにあたって参考にしなかったか、先生の記憶で書かれただろうことで、本の記述全体の中で示されたような「名士」の絶対的な影響力は相対化されるのではないか。
(PC)
27 巫俊(ふしゅん)
つまり「名士」に絶対的な影響力があったのではなくて「名士」は相対的な影響力をもっていて、現実の社会に対して言論や政治的関係力によって「名士」は力を行使していたが、「名士」がすべての力は我に有りと称し、また子弟を教育していたこと(つまり狂信的信条、信仰)と、現実の力関係によって「名士」ばかりが権力を振るえないということは、思考を切り替えなければならないと思います。

イスラムの導師が「世の中はイスラムの教えと我々の言葉で動いている」と言うことと、現実にイスラムの考えが社会でどの程度の力関係を持っているかということは別のことですよね。
(PC)
28 巫俊(ふしゅん)
>>26
×以降→○移行
(PC)
29 巫俊(ふしゅん)
>>26
>渡邉義浩『「三国志」軍師34選』

要約「軍師は君主の先生とされ、君主は謙遜して敬意を表することが求められる軍師という立場は、君主権力を確立したい側にとって敬遠され、そして以後の時代には官職としての軍師は廃止されていった。このことが軍師のイメージを一人歩きさせる原因にもなった。」

正史を調べてみますと、南北朝時代までは「軍師」「軍師将軍」という官職が散見できますが、唐代以降の中国国家では、賊軍とされた群雄をのぞけば存在を確認できませんでした。

軍師を置いた群雄として代表的なものは、唐(則天武后期)の李敬業、明末の李自成、清末の洪秀全という辺りです。
(PC)
30 寿君
昔、徳間書店から、「中国の思想シリーズ」とか言うかんで全5冊(+別冊)正史三国志や後漢書や晋書、世説新語など、三国時代を扱った主要歴史書から抜粋し編年体形式で編集してある本が出てましたよね。(列伝式の今も販売されてるシリーズではありません)
梁冀の事から掲載されてて、当時は正史には興味なかったから、スルーしたんですが、何故買わなかったのかと後悔してます。

そういえば、史記と十八史略が文庫版になってますが、これもなってくれたらなぁと思ってます。
(P905i/FOMA)
31 猿吉
アゲ
(SH901iS/FOMA)
32 朱家
『実録三国志』(?)という書籍が出版されており、研究本らしいのですが…

最初をパラっと読んだのですが、………って感じ(笑)
これは、原本も含め、どのような書籍なのでしょうか?
(PC)
33 寿君
>>32
僕もAmazonで検索したら、ヒットしたんで先日から気になってるんですが、確か3500円ぐらいで中国の方が著者だった気がします。

……な内容なんすか?。まあ、今から本屋行くから、探してみますが…。
(P905i/FOMA)
34 朱家
>>33
全て読んだ訳ではないので、内容云々ではないです。まあ、同じ事かもしれませんが、一応…
研究本となってたので、期待して手に取ったら、初っ端『典論』にズッコケました(笑)
(PC)
35 寿君
本屋探したけどありませんでした。
紀伊国屋だったのになぁ。
それにしても、いきなり『典略』って…曹丕のしかも著作物の研究からですか…。
最近、表題に大きく書いてるタイトル見て中身見たら、著者の興味ある所だけ掘り下げてるってのがありますね。
渡辺さんのも「軍師」と言いながら、「名士論」だし…。
(P905i/FOMA)
36 朱家
>>35
再び誤解させてしまって申し訳ないです。『典論』の研究ではないです。

最初から『典論』『出師の評』を引いて後漢を説明してるんです。曹丕は後漢を潰した人、孔明は後漢を否定し、前漢を神聖化した人。
彼等の言が間違ってるとは思いませんが、それをベースに後漢(末期)を語る、これが私的にはキツイ(笑)、まあ、全て読んだ訳ではないので、ベースになってるか分かりませんが…
(PC)
37 寿君
>>36
たぶん導入部だけとは考えるし、判らん話ではないです。しかし、それで「諸葛亮が後漢を否定した」と言われても確かに(--;)ですね。
なおAmazonの内容紹介では「深い学識と丹念な資料考証によって描き上げた細密な三国志絵巻。後漢王朝末期の爛熟腐敗、諸士群雄の決起、そして曹操の活躍を中心に三国鼎立までの道を犀利に説きあかし、新興士族社会の誕生という壮大な歴史のうねりを再現。天下平定の夢と理想、そして錯雑なる陰謀詭計の細部を活写し、背後に潜む精神の葛藤と非情な宿命を描ききる。現代 「三国志」 研究の重要成果。」
とあり、著者は
于濤(うとう/ユィタオ)1970年代、山東省生まれ。2001年に山東大学歴史与文化学部を卒業。歴史学博士。専攻は魏晋南北朝史。著訳書4点、論文10数篇がある。かつて 『文史』 『文史知識』 の編集を担当。現在は中華書局歴史編集室主任。
だそうです。
(P905i/FOMA)
38 テンテン
演義なら三好徹氏の「興亡三国志」 「ソープ行け」(笑)の北方謙三氏の「三国志」…呉からの視点での伴野朗氏の「長江燃ゆ」あたりがお薦めです。いろんな視点から見る三国志もまた 面白いでしょう
(W62SA/au)