1 山田

荀攸

初めまして。
三国志ド素人の癖に、叔父の荀イクや個性の強い同僚?達(郭嘉や程イク)の影になりがちな荀攸が、妙に気になって仕方ありません。
温厚で慎ましい性格と評されながら董卓暗殺計画・曹操の魏公就任・馬謄暗殺など結構エグイ事に関わっていたりして、そのギャップに惹かれるのですが…どうも自分の貧困な知識では捉えきれません。
皆さんの荀攸に対する印象や考察を聞かせてもらえないでしょうか?
よろしくお願いします。
(V705SH)
2 ストラップ
意外にも、今まで荀攸スレッドはありませんでしたね。
関連スレッド:>>>390

董卓暗殺計画だけでなく、何進の宦官暗殺計画の中心メンバーでもあります。

(PC)
3 赤龍
純粋な策士としての智略なら、おじさんの荀イクよりも上の印象があります。
戦略面の荀イク、戦術面の荀攸なんてイメージもあります。
荀攸伝注の「荀令君(荀イク)の仁徳、荀軍師(荀攸)の英知」「荀令君は善を推し進め、荀軍師は悪を除去し、除去し終わるまでやめなかった」なんて記述も、二人のタイプの違いを表しているようで面白いです。
(PC)
4 うさぎ
荀攸に対する印象は、のほほん穏やかな天然ちゃんと見せかけて、実は・・・・というどこか仲達に似た女性的な処世術の持ち主というイメージがあります。
内政の荀イク、軍事の荀攸とも。
酔っ払ったおじさんに耳を傷つけられても、それに気付かせないよう庇ったエピソードや、董卓暗殺に失敗し、明日をも知れぬ獄中生活で一人だけご飯を黙々と食べたり・・・・・儒学に優れていると人に評価させて儒学に縛られないというか、どうも司馬懿に似たものを感じます☆
私も荀攸が気になります。
(PC)
5 山田
赤龍さんのコメントの「戦略面の荀イク、戦術面の荀攸」や荀攸伝注の記述からも、同族ではありますが荀イクとは異なる印象です。
荀イクの付録的な扱いで名前だけはよく見るものの、荀攸自体を語られる事があまりないように思え、怖々とスレッドを立ててみました(汗)。

宦官暗殺計画も企てていたんですか…董卓暗殺計画と平行させていたんでしょうか?
荀攸は策を練る時に自分の幕舎へ誰も近寄らせなかったとも聞くので董卓暗殺の失敗が、その後の彼のパーソナリティにかなりの影響を与えたのでは?と思っていましたが、耳を傷付けられたエピソードを知ると元から口が堅く、自分を前に出さない性格だったのかもしれませんね。

儒学に縛られない印象を私も感じます。常識(儒学)を踏まえながらそれに囚われず、情況次第では大胆かつ危険な手段も辞さない。
慎ましさの中に、非情さやアウトサイダー的な側面が垣間見えて興味深いのです。

長々と申し訳ないのですが、滅多に話題に出そうにない荀攸ですので、好悪関係なく様々な方からの意見を頂けると嬉しいです。
また以前に述べた通り、私は浅学も甚だしいので荀攸に関する話題ならどういう展開になってもOKです。語り合いや議論なども遠慮なくお願いします。
(V705SH)
6 うさぎ
何進の宦官一掃作戦の中心人物だったこと、策を考えている最中幕舎に人を寄せ付けなかったこと初めて知りました。
何進の作戦の中心人物は袁紹ばかりと思い込んでいました。そうなると袁紹とはある程度親密だったのでしょうか。
策を考えている最中のエピソード、そういえば赤壁で苦肉の策を直前で見破ったことになっているのが荀ユウと程イクだったなと思い出しました。

同じ軍事系でも郭嘉や程イクはお酒でも飲みながら策を練りそうなイメージですが、そういう慎重なところ、ますます仲達に似てるなと思いました。
みなさん詳しくてとても為になりますし、新しいことを知るのは楽しいです。
ありがとうございます☆
(SH702iD/FOMA)
7 ストラップ
>>5
並行ではなく、董卓暗殺の以前ですね。

>>6
袁紹も中心メンバーですよ。
宦官を除こうと、袁紹、逢紀、荀攸等が計画して、董卓等を都に招く事になった様です。
(PC)
8 うさぎ
ありがとうございます☆
宦官一掃運動の失敗が荀ユウの軍師としての性格に大きく関わったような気がしました。
後の荀ユウのイメージでは考えられなかったのですが、逆に考えると頭の良い荀ユウにでさえ決断させるほど宦官の言動は目に余るものだったのかなとも思いました。

そういえばこの人も裴松之のお気に入りだった気がします。
(SH702iD/FOMA)
9 山田
宦官の力を抑えるつもりが、更に大きい混乱(の一言では済まされないくらいかも)を招いてしまったんですね…。
董卓が出てくる前の時勢も合わせて勉強しないと(汗)。宦官や外戚が専横してた、くらいしか頭に置いていませんでした。

宦官一掃運動→董卓出現で事態は更に悪化→収拾の為に董卓の暗殺を計画→またもや失敗

上記の流れが本当に荀攸の性格に決定打を与えた感じですね。
董卓暗殺計画が、結局失敗したのは共謀者の中に密告した人がいたんでしょうか?
もしそうなら彼の秘密主義的で自分を明かさない性格はそれが原因か?と、考えもしたのですが…

董卓を出現させ、更なる事態の悪化を招き、暗殺も失敗。自分は運良く助かったけど極中で死んだ仲間もいたし、董卓の暴虐で死んだ人間は数え切れない。

…自責や罪悪感みたいなのもあったのかもしれませんね。あくまでも推測でしかありませんが。

うさぎさん、裴松之が私の「荀攸が気になる病」の発症原因だったりします(笑)。
荀イク大絶賛で荀攸にも好意的な反面、賈クをボロクソけなしてますよね。
賈クもすごい知略のある人物なのに、この扱いの差は何なのかな?と。

ストラップさんから教えて頂いた宦官暗殺計画から董卓出現の経緯も、非難の材料になりそうなものなのに(ますます興味深く惹かれますが)荀攸は、小綺麗な感じで評価されてる事が多くて逆に捉えきれないんです(やはり叔父上効果か?)

皆さんの情報や考察、本当に参考になります。
私一人ではまず知るのも難しいし、自分以外の人の視点が新鮮で嬉しいです。
(V705SH)
10 ストラップ
史書には何進の伝に
「因りて復た博く智謀の士逢紀、何顒、荀攸らを徴し,心を同腹す」
とあるだけでした(汗)

ただ、これは宦官暗殺の計画を立てたのと同じ意味で良いのでは無いかと思います。反対した主簿の陳琳ははっきりとそう書いてありますし。
(PC)
11 山田
「心を同腹す」…少ない記述でも、荀攸が宦官暗殺計画に関わっていたと充分に受け取れる表現ですよね。
彼の人生足跡?は、董卓暗殺失敗以降からの事柄しか知らないので(しかも大雑把)貴重な情報ですよ。ありがとうごさいます。

確かに一般的な荀攸のイメージでは考えられないかも。つくづく捉えがたい存在です…(過去の歴史上の人物なんですから当然なんですけどね。)
(V705SH)
12 皇澪桜
蒼天航路の荀ユウ…大好きです♪しかし三國志の知識は主にゲームや漫画が主な私には蒼天での荀ユウ像しか知りません。正史等での色々な荀ユウ像が知りたいです。一応手元に三國志人物事典(著渡辺精一氏)がありますが…。どなたか御教授願いますm(__)m
(W21CA/au)