1 リストカッター武藤◆sFA5
小説【鮭の甘露煮ぬるぽでガッ!】
わたしはぬるぽ娘子。”ヌルポムスメコ ”っていうの
子供の頃はイヤだなって思ってたけど
今はなんとなく卑猥な感じの名前がちょっと好きかも。
自分で言うのもなんだけどけっこうカワイイと思うんだけどな・・・
4月2日生まれの18歳。うぅぅ・・・
ほんとあと1日早く生んでいてくれればよかったのに・・・学年で最速の誕生日が今でも憎い!
お母さんのばか!!
ごめんなさい・・・ほんとは大好きです。
子供の頃はイヤだなって思ってたけど
今はなんとなく卑猥な感じの名前がちょっと好きかも。
自分で言うのもなんだけどけっこうカワイイと思うんだけどな・・・
4月2日生まれの18歳。うぅぅ・・・
ほんとあと1日早く生んでいてくれればよかったのに・・・学年で最速の誕生日が今でも憎い!
お母さんのばか!!
ごめんなさい・・・ほんとは大好きです。
2 リストカッター武藤◆sFA5
あんなに憧れてた東京での一人暮らし・・・1年で実家に帰ってくることになっちゃうとは・・・ちょっとだけ服が好きってだけで服飾系短大を選んだのが間違いだったのかな・・友達と一緒に遊ぶ東京はとても楽しかったけど
家に帰って1人になると寂しくて寂しくて・・・ホームシックって・・・
ほんとにあるんだなぁ・・・
あんっなに古臭くてイヤだな・・・
って思ってたAステーションがこんなに落ち着くなんてなぁ・・・わたしが子供なだけなのかな
明日で19歳になるんだけどな・・
家に帰って1人になると寂しくて寂しくて・・・ホームシックって・・・
ほんとにあるんだなぁ・・・
あんっなに古臭くてイヤだな・・・
って思ってたAステーションがこんなに落ち着くなんてなぁ・・・わたしが子供なだけなのかな
明日で19歳になるんだけどな・・
4 リストカッター武藤◆sFA5
お母さんが誕生日をお祝いしてくれるのは嬉しいけど
自分の誕生日に出るお茶を自分で買いに行くってのもなんだかなぁ・・・家事手伝いの身としてはイヤと言えなかったけど・・・。あ・・・
この辺だっけ・・・お母さんが言ってたお店・・・
えっと・・・メモメモ・・・あ〜、あのお店かぁ〜
1年前はなかったのにな
さっさとお茶を買って帰ろっと。それで家でマッタリしよっと♪
自分の誕生日に出るお茶を自分で買いに行くってのもなんだかなぁ・・・家事手伝いの身としてはイヤと言えなかったけど・・・。あ・・・
この辺だっけ・・・お母さんが言ってたお店・・・
えっと・・・メモメモ・・・あ〜、あのお店かぁ〜
1年前はなかったのにな
さっさとお茶を買って帰ろっと。それで家でマッタリしよっと♪
5 リストカッター武藤◆sFA5
『久しぶりです!!』
へ!?誰!?ぜんっぜんわかんない・・・だけどわたしのこと知ってるから声掛けてきたんだよね!?
えっと・・・
えっと・・・「あの・・・すいません・・・どちら様でしょうか・・・」まさか小学校が一緒だとか!?それとも幼稚園だとか!?すっごいニコニコしてるし・・・『こんなにもオレのタイプの女の子に会うのは久しぶりです!!』
えぇ!?
へ!?誰!?ぜんっぜんわかんない・・・だけどわたしのこと知ってるから声掛けてきたんだよね!?
えっと・・・
えっと・・・「あの・・・すいません・・・どちら様でしょうか・・・」まさか小学校が一緒だとか!?それとも幼稚園だとか!?すっごいニコニコしてるし・・・『こんなにもオレのタイプの女の子に会うのは久しぶりです!!』
えぇ!?
6 リストカッター武藤◆sFA5
「あの・・・ナンパ・・・ですか?」どうりでわからないはずよね・・・
すっごいまぎらわしい・・・『一目惚れって感じです!』つまりナンパでしょ・・・『見た瞬間に頭のてっぺんから足のつま先までイナズマが走り抜けてシビレました』
ちょ・・・
死ぬってば・・・ていうかイナズマなんて言う人うちのおじいちゃん以外ではじめて見たよ・・・「ごめんなさい・・・ナンパはちょっと・・・」
別にキライなタイプじゃないけどナンパはイヤ。ゼッタイ浮気とかしそうだし!『突然でビックリするかもだけど・・・』
しつこいなぁ・・・『一目惚れしました!!』ぶっ!さっき聞いたし!!
すっごいまぎらわしい・・・『一目惚れって感じです!』つまりナンパでしょ・・・『見た瞬間に頭のてっぺんから足のつま先までイナズマが走り抜けてシビレました』
ちょ・・・
死ぬってば・・・ていうかイナズマなんて言う人うちのおじいちゃん以外ではじめて見たよ・・・「ごめんなさい・・・ナンパはちょっと・・・」
別にキライなタイプじゃないけどナンパはイヤ。ゼッタイ浮気とかしそうだし!『突然でビックリするかもだけど・・・』
しつこいなぁ・・・『一目惚れしました!!』ぶっ!さっき聞いたし!!
7 リストカッター武藤◆sFA5
「あの・・・ほんとゴメンナサイ! わたし用事があるので・・・」
『ちょ、ちょっと待って!』
わたしは忙しいの!!お茶を買うだけ・・・だけどね・・・『わかった・・・じゃあ1回しか言わないから聞いてよ・・・』今度は何!?『一目惚れしました!!』「クスッ・・・」
うっ・・・つい笑ってしまった・・・なんだかすっごいクヤシイ!!『お茶だけでもお願いします!!』「うぅ・・・」『あの店のお茶すっげーウマイんすよ!!』って・・・わたしが行こうとしてるお店じゃん!!
『ちょ、ちょっと待って!』
わたしは忙しいの!!お茶を買うだけ・・・だけどね・・・『わかった・・・じゃあ1回しか言わないから聞いてよ・・・』今度は何!?『一目惚れしました!!』「クスッ・・・」
うっ・・・つい笑ってしまった・・・なんだかすっごいクヤシイ!!『お茶だけでもお願いします!!』「うぅ・・・」『あの店のお茶すっげーウマイんすよ!!』って・・・わたしが行こうとしてるお店じゃん!!
8 リストカッター武藤◆sFA5
結局お店に来ちゃった・・・そのニコニコ笑顔に騙されたかも・・・「ほんとにお茶だけですよ!」あぶなそーな人じゃないし・・・お茶だけならいっかぁ・・・「すっごいウレシイ!こんなカワイイ子とお茶できるなんて』「どうも・・・」ほんとうれしそうだなぁ・・・わたしなんてどこにでもいる普通の子だと思うけど・・・わたしのことはいいからメニュー見なよ・・・
「メニュー決まりました?」『君と同じのにするよ』そうですか・・・っと・・・「すいませーん・・・おすすめミルクティーっていうの2つお願いします」『あっ、オレもおすすめミルクティー2つで!!』
えぇ!?『うそだよ〜!今日はエイプリルフールじゃん?』もぉやだぁー!!
「メニュー決まりました?」『君と同じのにするよ』そうですか・・・っと・・・「すいませーん・・・おすすめミルクティーっていうの2つお願いします」『あっ、オレもおすすめミルクティー2つで!!』
えぇ!?『うそだよ〜!今日はエイプリルフールじゃん?』もぉやだぁー!!
9 リストカッター武藤◆sFA5
エイプリルフールかぁ・・・お店の人が話のわかる人でよかったよ・・・
てか、恥ずかしいなぁ・・・『じつはオレ・・・今日誕生日なんだ!!』
そうなんだ・・・ここまでイメージにぴったりな誕生日の人も珍しいな・・・4月2日生まれで良かったって思ったのはじめてだよ・・・
っていうか・・・わたしの誕生日と代わって欲しい!!『19になるんだオレ!』
1つ上なんだ・・・『君はいくつなの?』「もうすぐ19・・・」『もうすぐって・・・いつなの?』「明日だけど・・・」『えぇー!? 』そんなに驚くことではないかと思うけど・・・『運命ってやつ!?』運命!?
ちょ、話が大きくなりすぎ!っていうか・・・「それも嘘なんでしょ!」
てか、恥ずかしいなぁ・・・『じつはオレ・・・今日誕生日なんだ!!』
そうなんだ・・・ここまでイメージにぴったりな誕生日の人も珍しいな・・・4月2日生まれで良かったって思ったのはじめてだよ・・・
っていうか・・・わたしの誕生日と代わって欲しい!!『19になるんだオレ!』
1つ上なんだ・・・『君はいくつなの?』「もうすぐ19・・・」『もうすぐって・・・いつなの?』「明日だけど・・・」『えぇー!? 』そんなに驚くことではないかと思うけど・・・『運命ってやつ!?』運命!?
ちょ、話が大きくなりすぎ!っていうか・・・「それも嘘なんでしょ!」
10 リストカッター武藤◆sFA5
『オレ・・・冗談は言うけど嘘は言わないぜ?』「すごいビミョーですね・・・」『君に声を掛けたり運命感じたのは冗談でも嘘でもないよ!』冗談で一目惚れとか言われてたら悲しすぎるし・・・『彼氏はいるの?』うぅぅ・・・「今はいません・・・」ほんとはずっといません・・・とほほ・・・『まじで!? 君のまわりの男ってきっとブス専だね!!』どうせわたしがブサイクなんですよ!!
『それともオレがブス専なのかな?』
むっ!?む〜か〜つ〜く〜!!「タイプじゃない人にばっかり告白されるんですっ!!」『おぉ!?そこにタイプなオレの登場ってこと!?』「ぜんぜんタイプじゃないし!!」うっ・・・ついムキになって言っちゃった・・・別にキライなタイプじゃないけど・・・
『それともオレがブス専なのかな?』
むっ!?む〜か〜つ〜く〜!!「タイプじゃない人にばっかり告白されるんですっ!!」『おぉ!?そこにタイプなオレの登場ってこと!?』「ぜんぜんタイプじゃないし!!」うっ・・・ついムキになって言っちゃった・・・別にキライなタイプじゃないけど・・・
11 リストカッター武藤◆sFA5
『ミルクティーでも飲みなよ!これオススメだし!』オススメってメニューに書いてあったんじゃん!!やっぱりこの人キライ!!うそばっかりだし!!今度会ったらゼッタイリモアタ粘着してやる!!『それで・・・どんな奴がタイプなの?』
「・・・」どうせまたバカにするようなこと言ってくるだろうしな・・・
「優しい人」『それだけ!?』他にもあるけど言わない!『オレ・・・優しいところが長所なんだよ』うそくさ〜い男ってみんなそんなこと言うし・・・『で、優しすぎるところが短所なのよ・・・』
ゼッタイ嘘!!てか、優しすぎていいし!!
「・・・」どうせまたバカにするようなこと言ってくるだろうしな・・・
「優しい人」『それだけ!?』他にもあるけど言わない!『オレ・・・優しいところが長所なんだよ』うそくさ〜い男ってみんなそんなこと言うし・・・『で、優しすぎるところが短所なのよ・・・』
ゼッタイ嘘!!てか、優しすぎていいし!!
12 リストカッター武藤◆sFA5
『ほら・・・見て・・・』「はぁ・・・」『いっつも爪短くしてるし!』
なにそれ?だからなに!?『女の子の体ってデリケートじゃん?』いきなりシモネタ!?
『爪の長いデリカシーのない男ってイヤだよね〜』そんなこと言う男のがデリカシーないってば・・・『やっと笑ってくれたね・・・』さっきから笑ってますけど!!
とびっきりの作り笑いでね!!
なにそれ?だからなに!?『女の子の体ってデリケートじゃん?』いきなりシモネタ!?
『爪の長いデリカシーのない男ってイヤだよね〜』そんなこと言う男のがデリカシーないってば・・・『やっと笑ってくれたね・・・』さっきから笑ってますけど!!
とびっきりの作り笑いでね!!
13 リストカッター武藤◆sFA5
『名前・・・なんていうの?』「ヌルポムスメコ・・・」『え?ホントの名前?』「なんでですか?」
『お店で使ってる名前なのかなって・・・』「ホントです・・・」って・・・どーいうお店なわけ!?『かっこいいね!!』
やっぱカワイイではないのかぁ・・・
しくしく・・・『オレはT・B・鮭』聞いてもいないのに・・・
よくしゃべる人だなぁ・・・『理想は高しミタイナ』
ぐぅ〜
柔術でフルボッコループ突っ込みしたい!!
『お店で使ってる名前なのかなって・・・』「ホントです・・・」って・・・どーいうお店なわけ!?『かっこいいね!!』
やっぱカワイイではないのかぁ・・・
しくしく・・・『オレはT・B・鮭』聞いてもいないのに・・・
よくしゃべる人だなぁ・・・『理想は高しミタイナ』
ぐぅ〜
柔術でフルボッコループ突っ込みしたい!!
14 リストカッター武藤◆sFA5
そのあとも鮭は話まくり・・・けれどわたしのことを笑わせようと一生懸命なのがわかった。チヤホヤされてる感じでイヤじゃなかった。鮭は別れ間際に携帯番号を教えてくれた。ちょっとでもオレのこと気に入ってくれたら電話してって言ってたけど最後には絶対電話してとか言ってたな・・・ナンパじゃなくて一目惚れして告白した・・・かぁ・・・
街でわたしを見かけたのが偶然で
勇気を出してわたしに声を掛けたのが奇跡で
これで付き合ったら運命・・・
だったっけ・・・そんなこと言う時だけ真顔で言われたら・・・
わたしの方が恥ずかしいよ・・・
街でわたしを見かけたのが偶然で
勇気を出してわたしに声を掛けたのが奇跡で
これで付き合ったら運命・・・
だったっけ・・・そんなこと言う時だけ真顔で言われたら・・・
わたしの方が恥ずかしいよ・・・
15 リストカッター武藤◆sFA5
19歳になった朝・・・
わたしは鮭に電話をしていた「もしもし? 久しぶり」昨日会ったばかりだけどね・・・『うぉおおお!!電話キタ!!』
う・・・うるさい・・・
『ヤバイ・・・涙出てきた・・・うれしい・・・』「またそんなこと言って・・・」『ほんとだって! 正座して電話待ってたんだぜ!?』
いっつも冗談ばっかりの鮭。たった1日なのに年上
そんな鮭とわたしは付き合うことになった・・・
会えない日は鮭にホームシックしちゃうほどわたしは鮭のことがいつの間にか好きになっていた。そして
3年の月日が流れた・・・
わたしは鮭に電話をしていた「もしもし? 久しぶり」昨日会ったばかりだけどね・・・『うぉおおお!!電話キタ!!』
う・・・うるさい・・・
『ヤバイ・・・涙出てきた・・・うれしい・・・』「またそんなこと言って・・・」『ほんとだって! 正座して電話待ってたんだぜ!?』
いっつも冗談ばっかりの鮭。たった1日なのに年上
そんな鮭とわたしは付き合うことになった・・・
会えない日は鮭にホームシックしちゃうほどわたしは鮭のことがいつの間にか好きになっていた。そして
3年の月日が流れた・・・
16 リストカッター武藤◆sFA5
「もぉ〜遅いよぉ〜!!」『ごめんごめん! でっけえ鼻くそが取れなくてさ!』「めっちゃ汚いし・・・」『冗談だって・・・ほんとは爪切ってて遅れたのよ♪』「はいはい・・・」今日は鮭の誕生日。エイプリルフールのその日だけ鮭が年上になれる変な日。無理して買った洋服に着替えたわたしはいい気分。2日連続の誕生日も楽しい。
わたし達は年に2回だけの贅沢なディナーに向かった。この時には4月2日の午前0時になる瞬間に
あんなこと言われるなんて
ぜんぜんわからなかった・・・
わたし達は年に2回だけの贅沢なディナーに向かった。この時には4月2日の午前0時になる瞬間に
あんなこと言われるなんて
ぜんぜんわからなかった・・・
17 リストカッター武藤◆sFA5
わたし達には完全に場違いな料亭でご飯をした。
『あぁー!やっぱダメだ!!』「わたしもー!!」2人とも5分すら正座できなかった。『ぬるぽ娘子が正座しようって言ったんじゃん!』「女の子は足をキレイに成長させるために正座しちゃダメなんだよ?」『うそくせぇ〜』「ほんとだってば!!」いつものように楽しくご飯して
いつも以上に愛のあるおっぱいうpして
わたしの家の近くにある公園まで送ってくれた鮭。『ぬるぽ娘子・・・』
いつも冗談言うかカッコつけるかの鮭。今はカッコつけたいところなのかな?「なぁ〜に? エイプリルフールはあと5分もしないで終わっちゃうよ?」『オレ・・・ぬるぽ娘子と付き合ってるのに飽きたんだ・・・』
『あぁー!やっぱダメだ!!』「わたしもー!!」2人とも5分すら正座できなかった。『ぬるぽ娘子が正座しようって言ったんじゃん!』「女の子は足をキレイに成長させるために正座しちゃダメなんだよ?」『うそくせぇ〜』「ほんとだってば!!」いつものように楽しくご飯して
いつも以上に愛のあるおっぱいうpして
わたしの家の近くにある公園まで送ってくれた鮭。『ぬるぽ娘子・・・』
いつも冗談言うかカッコつけるかの鮭。今はカッコつけたいところなのかな?「なぁ〜に? エイプリルフールはあと5分もしないで終わっちゃうよ?」『オレ・・・ぬるぽ娘子と付き合ってるのに飽きたんだ・・・』
18 リストカッター武藤◆sFA5
え・・・なんで・・・?
もう・・・エイプリルフール・・・
終わってる
よね?
あんなに嬉しそうにご飯してたじゃん・・・
たくさんリモヒして・・・
おっぱいうpもしたじゃん・・・こんなに好きにさせといて・・・なんで・・・ねぇ・・・なんでなの!?わからないよ・・
もう・・・エイプリルフール・・・
終わってる
よね?
あんなに嬉しそうにご飯してたじゃん・・・
たくさんリモヒして・・・
おっぱいうpもしたじゃん・・・こんなに好きにさせといて・・・なんで・・・ねぇ・・・なんでなの!?わからないよ・・
19 リストカッター武藤◆sFA5
わたしはただ立っているのがやっとだった。怒りとか悲しみとか
ごちゃごちゃと頭の中で走りぬけたけど何も言葉にできなかった。鮭のことを見ることもできなくってただ立っているだけ・・・
いつも言ってる冗談も
優しすぎる優しさも何もかもが嘘だったのかなと思って
少し泣いた
ごちゃごちゃと頭の中で走りぬけたけど何も言葉にできなかった。鮭のことを見ることもできなくってただ立っているだけ・・・
いつも言ってる冗談も
優しすぎる優しさも何もかもが嘘だったのかなと思って
少し泣いた
20 リストカッター武藤◆sFA5
『恋人っての飽きたから結婚してよ・・・』「え?」泣いてるわたしにニコニコしてる鮭。
騙された!!『冗談でも嘘でもないよ?』鮭は指輪をわたしにつけてくれた。
「ばか!!なんでそんなまぎらわしいのよ!!」『ロマンチックじゃなかった?』「1ミリもロマンチックじゃないし!!」
『ロマンスチックだったかな?』「だからぜんぜん違うってば!!」『せっかくの誕生日なんだからそんな怒らなくても・・・』「メイドのコスプレだったりエッチな下着だったり、緑のジャンパーだったり、いっつも変なプレゼントばっかりだよね!!」『コスプレは気に入ってたじゃん・・・』「だってカワイイもん・・・」『てか、プロポーズの返事は!?』「知らない!!」
騙された!!『冗談でも嘘でもないよ?』鮭は指輪をわたしにつけてくれた。
「ばか!!なんでそんなまぎらわしいのよ!!」『ロマンチックじゃなかった?』「1ミリもロマンチックじゃないし!!」
『ロマンスチックだったかな?』「だからぜんぜん違うってば!!」『せっかくの誕生日なんだからそんな怒らなくても・・・』「メイドのコスプレだったりエッチな下着だったり、緑のジャンパーだったり、いっつも変なプレゼントばっかりだよね!!」『コスプレは気に入ってたじゃん・・・』「だってカワイイもん・・・」『てか、プロポーズの返事は!?』「知らない!!」
21 リストカッター武藤◆sFA5
わたし達は結婚した。鮭はいつまでも優しすぎるぐらい優しくて
冗談ばっかりは相変わらず。けれど嘘だけは1回もなかった。鮭言ってたよね
。街で見かけたのが偶然で勇気を出して声を掛けたのが奇跡で
付き合ったら運命・・・ってさ・・・運命通り越しちゃったね。
もしかしてわたしも卓球・バーボン・魚・圭(T・B・鮭)に一目惚れしてたのかもね!
end
冗談ばっかりは相変わらず。けれど嘘だけは1回もなかった。鮭言ってたよね
。街で見かけたのが偶然で勇気を出して声を掛けたのが奇跡で
付き合ったら運命・・・ってさ・・・運命通り越しちゃったね。
もしかしてわたしも卓球・バーボン・魚・圭(T・B・鮭)に一目惚れしてたのかもね!
end