3 ◆f7Sj
『非日常疑似体験空間・スキルマニア』…?
「なんだここ、ちょっと面白そうだな。入ってみるか」
[スキルシティ]入口はこちら→
少し進むと、受け付けには小綺麗な顔立ちですました受け付け嬢…この人も、作り物なのか?
「なんだここ、ちょっと面白そうだな。入ってみるか」
[スキルシティ]入口はこちら→
少し進むと、受け付けには小綺麗な顔立ちですました受け付け嬢…この人も、作り物なのか?
5 ◆f7Sj
「こんにちは」
「こんにちは…あの、ここに来るのは初めてなんですが」
「そうですか、わかりました。ではまず、これを…」
差し出されたのは…カード?「A」と書かれているようだ
「それではスキルシティのこと、少し説明させていただきますね」
「こんにちは…あの、ここに来るのは初めてなんですが」
「そうですか、わかりました。ではまず、これを…」
差し出されたのは…カード?「A」と書かれているようだ
「それではスキルシティのこと、少し説明させていただきますね」
9 ◆f7Sj
「裏を見て下さい。地図があるでしょう?このスキルシティにはA地区とB地区があります。今貴方に渡したのはA地区に入るためのパスです」
「あの、地図のこの暗い部分は?」
「さぁ?もしかしたらそこに新しい発見があるのかもしれませんね」
「はぁ…?」
「まずはそこにある駅からA地区行きの電車に乗って下さい。そのパスがあれば行き帰りの乗り降りも自由ですよ」
「あの、地図のこの暗い部分は?」
「さぁ?もしかしたらそこに新しい発見があるのかもしれませんね」
「はぁ…?」
「まずはそこにある駅からA地区行きの電車に乗って下さい。そのパスがあれば行き帰りの乗り降りも自由ですよ」
11 ◆f7Sj
「そのパスはシティの中の様々な場所で使うことになるはずですから、大切に保管して下さいね」
僕はAパスをポケットにしまおうとした…
「そうそう、A地区で習得したスキルもそのパスに記録されますからね」
「スキル…?」
「あら、貴方ここ来る途中にある説明読まなかったの?」
「あ、ははは…すいません」
僕はAパスをポケットにしまおうとした…
「そうそう、A地区で習得したスキルもそのパスに記録されますからね」
「スキル…?」
「あら、貴方ここ来る途中にある説明読まなかったの?」
「あ、ははは…すいません」
13 ◆f7Sj
「ではこれを持っていって下さい。スキルマニアの大まかな概要が書かれています」
「ありがとうございます」
「私からの説明は以上です。私はいつでもここにいますから、なにかあったら聞いて下さいね。では…」
ふぅ、とりあえずA地区へ向かうか
「ありがとうございます」
「私からの説明は以上です。私はいつでもここにいますから、なにかあったら聞いて下さいね。では…」
ふぅ、とりあえずA地区へ向かうか
21 ◆f7Sj
‘キングオブキングス キングオブキングス キングオブキングス マイドゥームイズナンバ-ワン!’
「なんなんだこの歌は?」
「これはマイドゥームの賛美歌さ」
一人の男が言った
「マイドゥーム?」
「そうだよ」
「なんなんだこの歌は?」
「これはマイドゥームの賛美歌さ」
一人の男が言った
「マイドゥーム?」
「そうだよ」
22 ◆f7Sj
「君、ここ初めてだろ。名前は?」
「山崎…」
「いや、ストップ!こんなところで本名なんか名乗ったら、何されるかわからんぞ」
「は、はぁ…?」
「ここではうんこでもちんちんでも何でもいい、他の名を名乗るこったな」
「山崎…」
「いや、ストップ!こんなところで本名なんか名乗ったら、何されるかわからんぞ」
「は、はぁ…?」
「ここではうんこでもちんちんでも何でもいい、他の名を名乗るこったな」
23 ◆f7Sj
男は僕の前の座席に座る
「そういや、マイドゥームって誰なんですか?」
「…そいつは、このスキルシティを、いやスキルマニアを支配している男の名前さ」
「支配?」
「そう、奴は最初、管理人に媚びを売り、力を強めていったんだ…」
「力を増強させた奴は、手始めにB地区を制圧した。まったく、みごとな手際だよ」
「そういや、マイドゥームって誰なんですか?」
「…そいつは、このスキルシティを、いやスキルマニアを支配している男の名前さ」
「支配?」
「そう、奴は最初、管理人に媚びを売り、力を強めていったんだ…」
「力を増強させた奴は、手始めにB地区を制圧した。まったく、みごとな手際だよ」
24 ◆f7Sj
「今では、現実の世界でも管理人を買収し、実質的に管理さえも行っているんだ」
「電車内にこの歌が流れるのも奴の仕業だよ」
「ん、どうしたんだい?」
「いや、詳しいんですね」
「まあな。奴とは色々あってね、いずれ決着を付けなければ…」
「電車内にこの歌が流れるのも奴の仕業だよ」
「ん、どうしたんだい?」
「いや、詳しいんですね」
「まあな。奴とは色々あってね、いずれ決着を付けなければ…」
25 ◆f7Sj
「決着?」
「………」
男は少し黙り込んだ後、少し引きつった笑顔で話し始めた
「…そうだ、受け付けのねぇちゃんいただろ、あの子ひとみちゃんていうんだ」
「ひとみ…?」
「そう、あの子は元々スキルマニア開発スタッフだったんだが…今じゃマイドゥームのオモチャに成り果てたよ。健全な志をもったいい子だったんだがね…」
「………」
男は少し黙り込んだ後、少し引きつった笑顔で話し始めた
「…そうだ、受け付けのねぇちゃんいただろ、あの子ひとみちゃんていうんだ」
「ひとみ…?」
「そう、あの子は元々スキルマニア開発スタッフだったんだが…今じゃマイドゥームのオモチャに成り果てたよ。健全な志をもったいい子だったんだがね…」
26 ◆sFA5
男はそう言うなり、おもむろに僕の太ももに手を伸ばしてきた
「ちょ!いきなりなんですか!?」
「…マイドゥームはB地区を制圧した…ならA地区は?」
男はなおも僕の太ももをまさぐり続ける
「んっ…いい加減に…ぃあ!してください!」
「マイドゥームの支配を逃れた連中は、A地区のスラム…【廃屋】に集まりレジスタンスを組織した…」
男の手は遂に僕の股間へ───!
「チーム【薔薇族】私の名は【トンヌラ】だ」
「ちょ!いきなりなんですか!?」
「…マイドゥームはB地区を制圧した…ならA地区は?」
男はなおも僕の太ももをまさぐり続ける
「んっ…いい加減に…ぃあ!してください!」
「マイドゥームの支配を逃れた連中は、A地区のスラム…【廃屋】に集まりレジスタンスを組織した…」
男の手は遂に僕の股間へ───!
「チーム【薔薇族】私の名は【トンヌラ】だ」
27 ◆sFA5
いつの間にか僕は男【トンヌラ】の目に魅入られていた
「あっ…そこ…だめで…すっんあ!」
執拗なトンヌラの責めを欲している自分を、僕はどこか客観的に感じていた
「君を見込んで頼みがある。廃屋に こ な いか ?」
「えっ?や ら な い か ?ですって?」
「違う、仲間にな ら な い かと言っているんだ」
「やっぱりや ら な(ry」
「…とんだ淫乱だな…」
「あっ…そこ…だめで…すっんあ!」
執拗なトンヌラの責めを欲している自分を、僕はどこか客観的に感じていた
「君を見込んで頼みがある。廃屋に こ な いか ?」
「えっ?や ら な い か ?ですって?」
「違う、仲間にな ら な い かと言っているんだ」
「やっぱりや ら な(ry」
「…とんだ淫乱だな…」
39 ◆f7Sj
「で、例の計画はどうなっているんだ参謀?」
「全て滞りなく。予定通り実行するつもりぬら」
「そうか。餌には誰を使うんだ?」
「は、クロードに任せようかと」
「ふっ、適任だな。奴にはあおつらえむきの仕事だ…」
「全て滞りなく。予定通り実行するつもりぬら」
「そうか。餌には誰を使うんだ?」
「は、クロードに任せようかと」
「ふっ、適任だな。奴にはあおつらえむきの仕事だ…」
43 ◆f7Sj
「あぁ…あん!いいわ、そこ…」
「もっと…ほしいのよぉ」
「ふぅ、今日はここまでにしよう」
「えぇ!?つまんないの…」
「すまない…部下を待たせているんだ。それに、私の本業はこっちではないからな」
「そう、残念ね…」
「もっと…ほしいのよぉ」
「ふぅ、今日はここまでにしよう」
「えぇ!?つまんないの…」
「すまない…部下を待たせているんだ。それに、私の本業はこっちではないからな」
「そう、残念ね…」
45 ◆f7Sj
-A地区Aステーション
「着いたみたいですね、A地区」
「悪いな、長々と退屈な話をしてしまって」
「いえ、そんなことありませんよ」
「そうか、そう言ってもらえるとありがたいな」
「…ところで君はこれからどうするつもりだい?」
「着いたみたいですね、A地区」
「悪いな、長々と退屈な話をしてしまって」
「いえ、そんなことありませんよ」
「そうか、そう言ってもらえるとありがたいな」
「…ところで君はこれからどうするつもりだい?」
48 ◆f7Sj
「さて、まずは民宿にでも行ってみ…」
「ね、ね、君、今ウチのチームのメンバー集めてるんだけど…」
駅から一歩踏み出した僕の姿を見た瞬間、妙に威勢のいい男達が言い寄ってきた
「ぜひチームグリードに…」
「いやいや、武装戦線にこそ君の心の安息が…」
なんだなんだ?まるで大学のサークルの勧誘みたいだ
「ね、ね、君、今ウチのチームのメンバー集めてるんだけど…」
駅から一歩踏み出した僕の姿を見た瞬間、妙に威勢のいい男達が言い寄ってきた
「ぜひチームグリードに…」
「いやいや、武装戦線にこそ君の心の安息が…」
なんだなんだ?まるで大学のサークルの勧誘みたいだ
50 ◆sFA5
「おいでませ神龍会!」「チームバイスでエンジョイプレイ!」
いい加減勧誘に閉口してきた僕は、彼らから逃げるように近くの路地へ駆け込んだ。
「ふぅ…何なんだよあの人達…」
「あれはマイドゥーム軍の下部組織の集団さ。大王へのシノギを上納するために必死で勧誘をしている」
「────つっ!」
薄暗い路地、廃材によって日の光が遮られた小径の奥、いきなりの返答に僕は竦み上がった。
「だ、誰…ですか…?」
「おいおい…随分なご挨拶じゃないか。知らない仲でもあるまいし」
声の調子から男であるとはわかった。…くそっ、こうも暗くちゃ…えっ!?
「んっ…よく来てくれたな青年。」僕は不意に唇を奪われ───「ようこそ【薔薇族】へ」───【とんぬら】さんと再会した
いい加減勧誘に閉口してきた僕は、彼らから逃げるように近くの路地へ駆け込んだ。
「ふぅ…何なんだよあの人達…」
「あれはマイドゥーム軍の下部組織の集団さ。大王へのシノギを上納するために必死で勧誘をしている」
「────つっ!」
薄暗い路地、廃材によって日の光が遮られた小径の奥、いきなりの返答に僕は竦み上がった。
「だ、誰…ですか…?」
「おいおい…随分なご挨拶じゃないか。知らない仲でもあるまいし」
声の調子から男であるとはわかった。…くそっ、こうも暗くちゃ…えっ!?
「んっ…よく来てくれたな青年。」僕は不意に唇を奪われ───「ようこそ【薔薇族】へ」───【とんぬら】さんと再会した
64 名無し