【サンスポ】紅白会見で後輩がSMAPリスペクト

■ジャニーズ後輩がＳＭＡＰ魂受け継ぐ！嵐が初めての大トリ／紅白

　大みそかの「第６７回ＮＨＫ紅白歌合戦」（後７・１５）のリハーサルが２９日、東京・渋谷のＮＨＫホールで行われた。嵐やＫｉｎＫｉ　Ｋｉｄｓらジャニーズタレントが、事務所の先輩、ＳＭＡＰの年内解散を惜しみ、ＳＭＡＰイズムの継承を約束。白組司会を務める嵐・相葉雅紀（３４）が、紅組司会の女優、有村架純（２３）に珍アドバイスを送り、ほのぼのムードで沸かせた。

　紅白に２３回出場し、ジャニーズの後輩に夢を与えてきたＳＭＡＰの魂は、俺たちが受け継ぐ！！

　３１日で解散するＳＭＡＰが５度務めた大トリを初めて担う嵐。大役に二宮和也（３３）は「ひとごとみたい」と素直に感激した。

　今年、出場を辞退したＳＭＡＰと嵐は紅白で昨年まで７度共演。櫻井翔（３４）は、嵐が初出場した２００９年に白組司会を務めた中居正広（４４）について「歌唱中、ずっと袖で見てくれていた。不安でいっぱいだったので本当に心強かった」と回顧。リーダーの大野智（３６）は「一緒に仕事させていただいた時間は一生の宝物」と感謝した。

　デビュー２０年目で初出場を果たしたキンキはジャニーズＪｒ．時代にバックダンサーを務めた先輩との共演がかなわず、寂しげ。ＳＭＡＰはデビュー前、バックダンサーを務めていた光ＧＥＮＪＩのコンサートで設けられたＳＭＡＰコーナーで、ファンがトイレへ行ってしまう“苦い”思い出があり、キンキに配慮。後輩に同じ思いはさせまいと、自身のコンサートで設けられたキンキコーナーで「僕らと同じように応援してあげてね」と“トイレ禁止令”を呼びかけた。堂本光一（３７）は「今でも忘れない」と感謝し、堂本剛（３７）も「僕らも後輩のためにそういう存在にならないと」と誓った。

　Ｖ６の井ノ原快彦（４０）は中居との秘話を披露。昨年、白組司会を務めた井ノ原は「中居くんが何回も僕のところに来て、『ここまで最高だぞ！！』と盛り上げてくれた」と紅白司会を６度務めた先輩の気配りを明かし、「ＳＭＡＰがいなかったら、僕らはここまで来られなかった」と存在の大きさを再確認。

　関ジャニ∞の村上信五（３４）は「ＳＭＡＰ兄さんのことですけど」と自ら解散の話題に言及し、「後輩はみんな、バトンをもらったと思っている」と力を込めた。

　今年、ジャニーズ事務所からは６組出場。ＳＭＡＰの偉大な背中を後輩は追いかけていく。


（16/12/30(金)サンスポ）