1 陽花

【トーチュウ】木村『A LIFE』試写会

■キムタク「全力の1年に」 SMAP解散後初の公の場

 昨年末に解散したSMAPの木村拓哉(44)が主演するTBS系日曜劇場「A LIFE〜愛しき人〜」(15日スタート、日曜午後9時)の第1話試写会イベントが11日、東京都文京区の日本医師会館で開かれ、医療関係者やファン400人の前で木村ら主要キャストが舞台あいさつに臨んだ。

 グループ解散後、木村にとって初の公の場とあって、胸の内を一言聞こうと報道陣も多数詰めかけ、関係者はピリピリムード。そんな中、あいさつを終えて退出しようとする木村に記者らが舞台下から声をかけると、木村は嫌な顔も見せず、立ち止まって対応した。

 解散後変わったことを問われ、木村は「たくさん、それは…変わることは確実にありますが、もう今はやるべきことをちゃんとやります」と淡々と答えた。

 関係者に制止されながらも「どんな1年にしたいか」の質問には、「全力で!!」と笑顔も見せ、完全に気持ちを切り替えている様子。SMAPの看板がはずれても俳優・木村拓哉としてのスタンスは変わらない−そんな決意をにじませた。

 ドラマで木村が演じるのは、心臓血管と小児外科が専門の職人外科医。患者を思う気持ちが、病院内でうごめくさまざまな人たちの思惑、そして親友との対立を生んでいく…。

 舞台あいさつには木村のほか、ヒロインの竹内結子(36)、浅野忠信(43)、菜々緒(28)、松山ケンイチ(31)、及川光博(47)、木村文乃(29)が出席した。

 役作りのため、本物の手術も見学したという木村。この日、試写の前に東京都医師会会長の尾崎治夫さんから、「一人のドクターとして応援したい」と“お墨付き”をもらったそうで、「あの言葉が響きすぎまして、絶対にやり抜いてやろうと思いました!!」と力を込めた。

 一方、松山は憧れの木村と浅野との初共演に感激しきり。「2人の演技はレントゲンじゃない。MRI(磁気共鳴画像装置)です。本当に深くてのぞきたくなる。大好き!!」と医療用語に例えて大興奮していた。

(17/1/12(木)東京中日スポーツ)