『A LIFE』に武田鉄矢がゲスト出演

■キムタクが暴く　名医鉄矢ミス　ＴＢＳドラマ「ＡＬＩＦＥ」１２日ゲスト出演

　木村拓哉（４４）主演のＴＢＳ系ドラマ「Ａ　ＬＩＦＥ〜愛しき人〜」（日曜午後９時）第５話（１２日放送）に、武田鉄矢（６７）が心臓外科の権威役でゲスト出演する。武田自身も私生活で心臓病を経験し、熱い思いをもって医療ドラマに臨む。

　ドラマは壇上記念病院を舞台に、患者の命だけをまっすぐに見つめる心臓外科医・沖田一光（木村）と彼を取り巻く医師、看護師たちのヒューマンラブストーリー。

　武田は、壇上記念病院副院長・壇上壮大（浅野忠信）と外科部長・羽村圭吾（及川光博）の大学時代の恩師で心臓外科の権威・山本輝彦を演じる。

　第５話のテーマは医療ミス。医師会の事故調査委員の羽村は、恩師・山本の医療ミスを調査することになる。「名医である山本の未来を閉ざすことは患者のためにならないのではないか…」と悩む羽村。一方、沖田は壇上記念病院を訪れた山本の患者を診察し、医療ミスの疑いを強める。縦社会の医学界で恩師のミスを指摘できるのか。医師の在り方は−。山本と沖田、２人の“名医”を通して医療の本質に迫る見応えある物語になりそうだ。

　武田にも忘れられない医師がいる。２０１１年、大学病院で心臓の手術を受けた時の執刀医。自覚症状がないのに手術することに違和感を感じていた武田に「心臓って我慢強いんです。体調が悪くても隠しちゃう。武田さんに似ているんですよね」と言ってくれたという。「仁という形容がふさわしい人って現代でもいるんだなと思いました」。

　そんな経験を踏まえて武田は「医師たちの持っている人間力が物語に映り込めばいいな。沖田先生ほどハンサムなお医者さんはそういないと思うけれど、彼のような魂を持った医師は、たくさんいるような気がするんです。それがお茶の間のみなさんに伝わっていけばいいなと願っています」とコメントしている。

◆「金八」以来２８年ぶり

　武田と浅野は１９８８年「３年Ｂ組金八先生」パート３以来、２８年半ぶりに「師弟」役で共演する。「浅野くんは小さかった印象ですね。彼とお芝居するのはそれ以来です」と武田。一方、及川とは彼が学生時代にプライベートで知っていたという。「少年と青年だった彼らが日本のドラマ界のトップ的な存在なんだな、すごいなと思って撮影していました」とドラマ同様、“教え子”の成長に感心していた。


（17/2/5(日)東京中日スポーツ）