1 陽花

ユーミンが苗場ライブでSMAPにエール

■ユーミン、SMAPは「等身大のスター」極寒苗場から激熱エール

 7月にデビュー45周年を迎えるシンガー・ソングライター、松任谷由実(63)が7日、新潟・苗場プリンスホテルで毎冬恒例のリゾートライブ「SURF&SNOW in Naeba」をスタートさせた。探検家をイメージした衣装で登場し、昨年末に解散したSMAPにエール。同じエンターテイナーとして一時代を築いた国民的アイドルに「等身大のようなスターだった」と脱帽した。

 一面銀世界が広がる気温マイナス7度の苗場で、ユーミンがSMAPへの熱い思いを吐露した。

 37回目となる今年のリゾートライブをスタートさせたJ−POP界の女王は、元日からソロになったメンバー5人に「同じエンタメの世界にいる人間として、それぞれが羽ばたいていってほしい」とエール。

 昨年10月31日放送のフジテレビ系「SMAP×SMAP」で、自身の代表曲「守ってあげたい」など2曲でコラボしたのが最後の共演だった。放送終了後には、それぞれのメンバーに宛てた手紙を楽屋に置いたことをツイッター上で明かし、話題に。この日のライブ前にも改めて言及し、「一人一人の目を見て心をくみ取るように歌いましたが、私の気持ちは伝わったはず。(SMAPと)絆を持つことができたと思う」と振り返り、「ファンの気持ちになって見守っていましたが、残念な気持ちで一杯。等身大のようなスターだった」と敬意を表した。

 ここ最近、松方弘樹さん、藤村俊二さんなど昭和の芸能史を支えたスターが次々と天に旅立った。SMAPの解散も含め、ひとつの時代が終わろうとしているが、常に第一線を走り続ける歌姫は「私もファンや後輩の気持ちが分かるようになってきました。皆さんを元気づけられるような存在になっていけたら」と決意表明した。

 その言葉どおり、ライブはユーミンワールド全開だった。地底の裏側にある南国の世界を表現した壮大なステージに、探検家をイメージした衣装で登場。最新曲「Sillage〜シアージュ」など全23曲をパワフルに歌い上げ、観客1350人を魅了した。

 7月にデビュー45周年を迎えるユーミンは、自身を名馬ディープインパクトにたとえ、「私は優秀な馬のような存在。どう走ればいいかを整えてくれる方がいたから、長くやって来られた。私の人徳かな」と次元の違う“走り”を支えるスタッフに感謝していた。

(17/2/8(水)サンスポ)


■ユーミン 苗場ライブでSMAPにエール「それぞれ羽ばたいてほしい」

 シンガー・ソングライターの松任谷由実(63)が7日、新潟・苗場プリンスホテルで37回目となる恒例のライブ「SURF&SNOW」(20日まで8公演)の初日を迎え、SMAPの元メンバーにエールを送った。昨年10月に「SMAP×SMAP」で共演し、5人への手紙をそれぞれの楽屋に届けるなど、同じエンターテインメントの世界にいる“戦友”への思いは深い。ソロでの活躍を祈り、自身については名馬ディープインパクトに例えてフル回転を誓った。

 言葉の端々にSMAPへの思いがあふれた。ユーミンは昨年の解散騒動を「ファンの人の気持ちになって、見守っていた。残念な気持ちでいっぱいだった」と振り返った。

 昨年10月、10年ぶりに出演した「SMAP×SMAP」で、「守ってあげたい」を5人と歌唱した。

 「ここまで人のことで真剣になるのかな、ってくらい一人一人の目を見ながら心をくみ取るように歌ったんです。それぞれに思いが伝わったという手応えが本当にあった。短い時間だったけど、絆みたいなものを持つことができたかな、と思う」

 楽屋に手紙も届け「いつかSMAPとして、みんなが笑って会えるように」とつづった。ソロとして再出発した5人に向け「同じエンタメの世界にいるものとして、それぞれ羽ばたいてほしい。これからの活躍をお祈りします」とエール。木村拓哉(44)が主演するTBS系ドラマ「A LIFE」も視聴し「何でも真剣に準備されて、すごくハイレベルにこなす方」と刺激を受けているという。

 自身は7月に45周年を迎える。苗場公演は37年連続で今年も2時間半、23曲をパワフルに歌いきった。活躍し続けられる秘けつを聞かれ、「私はディープインパクト。優秀な馬のような存在だと思っている」と例えた。

 「主人(松任谷正隆)をはじめスタッフが、どう走ったらいいか整えてくれたから長くやってこられた。私より優秀な人が周りにいてくれるのは、人徳かな」−。冗談めかして笑った“名馬”は、これからも芸能界のターフを走り続ける。

(17/2/8(水)デイリースポーツ)