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中居が侍ジャパン公認サポートキャプテンに就任@

■中居正広「侍ジャパン公認サポートキャプテン」就任

 中居正広(44)が、来月7日開幕のワールドベースボールクラシック(WBC)の「侍ジャパン公認サポートキャプテン」に就任したことが22日、分かった。

 日本野球機構(NPB)の公認サポーターは13年の第3回大会から2大会連続。09年の第2回大会もテレビ朝日サポートキャプテンを務めた。今回はTBSとテレ朝で試合が中継される。

 前回大会は、当時の日本代表山本浩二監督や原辰徳氏にちなんで背番号を「888」にしたが、今回は「野球」を意識して「89」。SMAP解散後、取り巻く環境も変化したが、野球好きは変わらず知識も豊富。現場取材も行い、WBC本戦では球場から熱戦の様子を伝える。「第1回大会で優勝した王貞治監督も89番でしたし、優勝を願う意味も込めて背番号を89番にしました。とにかく優勝して欲しい。優勝あるのみですね」と話している。

◆中居正広が考えるWBC理想のスタメン/一問一答

 3月7日開幕のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の「侍ジャパン公認サポートキャプテン」に就任した中居正広(44)が、今大会への期待や理想のスタメン、意気込みなどを熱く語っている。

 −侍ジャパンに期待することは

 中居 優勝あるのみですね。優勝してほしい。国際大会になれば、いつも思うのですが、やっぱり優勝してほしいです。前回4年前のWBC、一昨年の世界野球プレミア12で、1人もいなかったメジャーリーガーが今回も1人しかいない。WBCを経験している投手も1人しかいないので、そこは少し気になるところですね。ただ若い選手が多いので、逆にそこが今回のチームのいいところになるかもしれません。そういうチームだけに、唯一のメジャーリーガー、青木宣親選手の存在は大きいとは思います。ただ昨季の青木選手は結果があまり良くなかった。そういう意味で、現時点のコンディションが分からないので、これから取材させてもらいながら見ていこうかなと思います。

 −理想のスタメンは

 中居 理想と言われても分からないんですが…。山田哲人、青木宣親、坂本勇人、筒香嘉智、中田翔、鈴木誠也、松田宣浩、嶋基宏、秋山翔吾という感じでしょうか。レフトで筒香を起用すると、また変わってくると思いますが、外野は鈴木、青木、秋山だと思います。小久保監督は右打ちなので、外野陣の中で、右の大砲を平田良介にするか、鈴木にするか、というところだと思います。あとは菊池涼介をどういう風に使うのかなと思います。おそらくセカンドは山田、ショート坂本、この二遊間は固定だと思いますので、サードに菊池、松田という起用をするのかなと。そんなイメージですね。

 −前回大会、準決勝の終盤でのミスがあって3連覇を逃した

 中居 あれは走塁ミスなのか、サインミスなのか。スポーツの世界では仕方がないと思うのですが、僕も普段観戦していても「あの時のあれがなければ」とか、“たられば”になりますから。でも、ああいう経験をして学んだ分、次に何かやってくれるんじゃないかと思います。あのイチロー選手でも、WBCの期間中に不振だったこともありますし。ただ若い選手は経験がないので、不調の時期と重なっても何も怖くないと思ってやった方がいいのか、不調を自覚しながらプレーした方がいいのか、それは僕が首脳陣ではないので分からないですが…。

 −1次ラウンドについて

 中居 キューバは強敵です。オーストラリアには勝てるんじゃないか、という見方もありますけど、オーストラリアも強いです。野球は実力だけの世界ではないですから、何が起こるか分からない。今回の侍ジャパンは、中継ぎ投手を7人入れていますが、これまでで最も多い。それだけ2番手以降の投手がすごく大事ということなんです。1次ラウンドの先発投手の球数は、65球に制限されています。65球というと、うまくいっても5回までなんです。でも4回で終わる場合もありえるので、それを考えると次に投げる第2先発がすごく大事になります。当然、投手のコンディションも気になりますし、その継投が本当に全てじゃないかと思うぐらい大事です。僕自身、侍ジャパンには優勝はしてほしいと思っていますが、本当に厳しい試合が続くと思っています。

 −初戦が強敵キューバというのはラッキーかアンラッキーか

 中居 そんなの分かるわけがない(笑い)。選手も監督も誰も分からないですよ。ただ全てにおいて、前向きに捉えなければいけない、というのはあると思います。それぐらい1次ラウンドは難しい。予選だからといって流して見てもらったら困ります。本当に野球は何が起こるか分からないんです。強いチームが必ずしも勝てるスポーツではないので。それが野球の醍醐味(だいごみ)でもあり、面白いところでもあると思います。とにかく1次ラウンドは気が抜けません。

続く→