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木村&二宮が映画『検察側の罪人』で初共演C

■キムタク&二宮、SMAP解散で共演“タブー解禁”

 元SMAPの木村拓哉(44)が、新作の主演映画「検察側の罪人」(18年公開、原田眞人監督)で嵐の二宮和也(33)と初共演することが2日、発表された。NHK紅白歌合戦などの音楽番組以外で双方グループのメンバー同士の共演は、初めて。

 今まで実現しえなかった共演だ。これまで、ジャニーズ事務所内には上層部間の溝などがあり、SMAPと嵐の共演は、タブー視されてきた。だが昨年1月にSMAPの独立・分裂騒動が勃発したことで状況が一変。結果的にグループは解散したが、タブーとなっていた共演が“解禁”された形だ。

 今まで公然のようにあった垣根を越えた活動は、2人も望んでいた。木村は「二宮、他キャストの皆さんと撮影現場を思い切り楽しみたい」と親しみを込めて後輩を呼び捨てに、二宮は「どうにかなってしまいそうな気持ちを努めて冷静に、また客観的に見ているという状態」と大先輩との共演に、この上ない驚きと喜びを隠さなかった。

 映画は雫井脩介氏の同名小説を原作に、2人は殺人事件を巡り、それぞれの正義を追い求める葛藤の中で対立する検事役で共演する。木村にとって、検事は代表作「HERO」シリーズでも演じた役どころ。二宮は、木村演じるエリート検事・最上の捜査に疑問を抱く若手検事・沖野を演じる。

 クランクインは7月の予定。「原田監督の論法に、そして木村さんの全てに身を委ねてきます。行ってきます」と二宮。今回は当初から事務所残留の意志を貫いたと言われる木村の新作ではあるが、これまで見られなかった夢の共演の、更なる実現に向けた大きな一歩となる。

(17/5/3(水)サンスポ)