1 陽花

おじゃMAPで欽ドン!復活、慎吾が1人3役

■香取で「欽ドン」復活 「おじゃMAP!!」で一夜限り1人3役の熱演

 80年代の超人気番組「欽ドン!良い子悪い子普通の子」が、タレント・萩本欽一(76)と元SMAPの香取慎吾(40)によって一夜限りの復活を果たすことが15日、分かった。18日放送のフジテレビ系「おじゃMAP!!スペシャル」(後7・00)にゲスト出演した萩本がリクエストして実現した。香取は、学生服姿で「ヨシオ」「フツオ」「ワルオ」の3役を熱演。萩本は絶賛するとともに、ジャニーズ事務所を退社して再出発した香取にエールを送った。

 伝説の番組が、欽ちゃんと香取でよみがえる。「おじゃMAP!!」初出演となる萩本が、「香取と一緒にやってみたいこと」として要望した。2人は日本テレビ系「欽ちゃん&香取慎吾の仮装大賞」など数々の番組で共演しており、息もピッタリ。1981年からの放送で、父親(萩本)と息子のヨシオ(山口良一)、フツオ(長江健次)、ワルオ(西山浩司)のやりとりで人気を呼んだ「欽ドン!−」に負けない爆笑を起こした。

 当時のセットが再現され、萩本は懐かしいお父さんの姿になり、香取は汗だくになりながら1人でヨシオ、フツオ、ワルオの3役を演じた。“コント王”のプロフェッショナルな指令に体当たりで応えた香取は「コントを久々にやって、汗かいて超気持ちいい!萩本さんから信じられないくらいパワーをもらいました。ありがたいです」と充実感いっぱいのコメント。萩本も、必死に食らいついた香取の頑張りに目を細め、「本当楽しかった。ありがとう」と感謝した。

 今回の「おじゃMAP!!」では“2人旅”も行い、萩本の自宅兼オフィスや在籍中の駒沢大学などを巡った。さらに、トークでは長年所属した事務所を離れた香取の今後にも話題が及んだ。萩本は、香取が17歳のときに共演して以来、どんな思いで見守ってきたかや、今後どんな香取を見たいかなどを告白した。

 新天地で歩み出した香取に対し「これからは嫌な仕事を断っちゃダメ。嫌なことに運がある。嫌だと思うことをやりたいと言ってくれる人を大事にして」とアドバイス。香取は“師”の金言に大きくうなずき、さらなる飛躍を誓っていた。

◆「欽ドン−」とは…視聴率30%台の超人気番組、大ヒット曲も

 「欽ドン−」は1981年から83年までフジテレビ系で放送されたバラエティー番組。投稿されたネタで父親役の萩本と、ヨシオ役の山口良一(62)、フツオ役の長江健次(53)、ワルオ役の西山浩司(56)が会話をして笑いを呼んだ。

 視聴率は30%の大台超えを記録し、息子役3人で結成された「イモ欽トリオ」のシングル曲「ハイスクールララバイ」が大ヒット。コミカルな振り付けも流行した。


(17/10/16(月)デイリースポーツ)