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木村が『検察側の罪人』完成披露試写会に出席A

■キムタク&二宮、映画「検察側の罪人」プレミアで歴史的2ショット

 俳優の木村拓哉(45)と嵐の二宮和也(35)が6日、東京国際フォーラムホールAで初共演映画「検察側の罪人」(24日公開、原田眞人監督)の完成披露試写会に出席した。公の場で2人が共演するのは、木村がSMAP時代に出場した2015年末のNHK紅白歌合戦以来。二宮は「先輩とこうやって一緒に並んでステージの上に立てるのは本当に貴重」と喜びをかみ締めた。

 劇中では検事の師弟として、捜査方針を巡って対立する役どころを演じた。舞台あいさつも「対決」をテーマに、紅白2色に彩られた会場両サイドから登場。紅から木村、白から二宮が―。中央まで歩み寄ると、立ち位置を入れ替わって固く握手、そしてハグ。4000人の観客の、悲鳴のような歓声を誘った。

 今まで実現しえなかったツーショットだ。SMAPが16年末に解散するまで、同じジャニーズ事務所にいながら、公然のように“垣根”があり、紅白などの音楽番組以外での共演はなかった。

 木村「これはカメラが入ってなくても、どこでも胸を張って言えることだけど、一緒に作ってきて、これだけ信頼できる共演者は珍しいですし、本当に頼りがいのある後輩」

 努めて冷静に振る舞う木村が親しみを込めて後輩の肩を抱くと、喜びを隠しきれない二宮はピースサインで応えた。

 二宮「いい人生。この平成という時代、元年から30年のギリギリまで、立ち位置もスタイルも変えずに、ずっとトップを走り続けてきた木村拓哉という人と一緒に作品を作りたかった。最後に滑り込めた。恵まれている」

 原田監督はサッカーのポジションに例え、木村を「司令塔でボランチ」、二宮を「フォワード」と評した。役柄でも対立するが、現場でもぶつかり合い、互いの役割を全うして作り上げた。4、5日に西日本豪雨の被災地を訪問した木村は「昨日、おとといは食料を手渡ししてきましたが、今日は『検察側の罪人』という作品をこのような形で(観客に)手渡しできることを本当にうれしく思う」。上映後に再び登壇すると、客席はスタンディングオベーション。2人は手応え十分の笑顔で歓声を浴びていた。

 ◆検察側の罪人 都内で発生した強盗殺人の被疑者の1人に、過去の未解決事件の重要参考人が挙がり、東京地検刑事部のエリート検事・最上(木村)は執拗(しつよう)に追いつめていく。最上を師と仰ぐ沖野(二宮)は取り調べを担当する中で次第に最上の捜査方針に疑問を抱き、互いの正義を懸けて2人が対立。その末に待ち受けていた決着とは。雫井脩介氏の同名小説が原作。

(18/8/7(火)スポーツ報知)


■キムタク 二宮絶賛「頼りがいのある後輩」

 俳優の木村拓哉(45)と「嵐」の二宮和也(35)が初共演した映画「検察側の罪人」(監督原田眞人、24日公開)の完成披露試写会が6日、都内のホールで行われた。

 木村は今月4、5日に西日本豪雨の被災地となった広島・呉、岡山・倉敷を訪れ炊き出しなどを行った。「昨日、一昨日は食料などを手渡してきましたが、今日はこの作品を皆さんに手渡しできる、皆さんのものになる瞬間に立ち会えることをうれしく思う」と話した。

 2人は検事の先輩、後輩として、互いの正義のために対決する役どころ。木村は二宮について「胸を張って言えるのは、一緒に仕事をしてこれほど信頼できる共演者は珍しい。頼りがいのある後輩です」と絶賛した。先輩に肩を抱かれ、満面の笑みでVサインをした二宮は「平成元年からスタイルも変わらず、ずっとトップに立ち続けてきた方。いつか一緒に作品を作りたいと思っていた。平成の終わるギリギリで滑り込めた。その上、言葉まで頂いて感謝しています」と感激の面持ち。「先輩と一緒にこのステージに立てるのは本当に貴重。みんな、写真撮りたいでしょ。僕が一番撮りたいんだよ」とご機嫌だった。

 2人は上映後もサプライズで登壇。スタンディングオベーションに包まれ、木村は「この場にいる全員に感謝の気持ちを伝えたい」と笑顔。「一度では消化しきれないと思う。もう一度、劇場でお会いしましょう」と呼び掛け、大歓声と拍手を浴びた。

 この日はほかに吉高由里子(30)、大倉孝二(44)、音尾琢真(42)、八嶋智人(47)、芦名星(34)が登壇した。

(18/8/7(火)スポニチ)