1 陽花

【オリコン】二宮がインタビューで木村を語るA



■二宮の真に迫った演技が木村に影響、メールでの励ましも

 そんな二宮だが、被疑者・松倉(酒向芳)を追い詰めて自供させるシーンは、まさに圧巻。「ずっと怒って、相手を罵倒し続けなくてはいけないのが大変だった」と、撮影の苦労を振り返るが、その大変なシーンこそが、木村の芝居にも影響を与えた。台本上では、最上(木村)は尋問を別室で最後まで聞いている設定だったという。だが、木村は「真に迫った自供シーンがあまりにも酷薄だったので、思わず途中で外に出た」と、自らの心情に従って演技を変えたのだ。

 「後からそれを知りました。あのシーンを撮る前日に、『やりたいように、メチャクチャやっていいよ』というメールをくれて、撮影当日も『楽しみにしているよ』と送ってくれたんです」

 そんなやりとりから、学ぶこともあった。

 「自分が稼働してない日の撮影スケジュールも把握していて、僕だけでなく、他の役者さんたちにも『お願いします』とメールを送る。本人が現場にいなくても、『ちゃんとやらなきゃ!』と自然に思わせてくれる方です。僕が主役をやった時には、そこまでやれていなかったな(笑)」


(18/8/24(金)ORICON NEWS)