1 陽花

慎吾、BOUM3来場者10万人突破でサプライズ登場

■香取慎吾、『NIPPON初個展』来場者10万人突破に感謝「多くの人に観てもらわないと完成しない」

 香取慎吾が、自身の国内初となるアート作品展『サントリー オールフリー presents BOUM ! BOUM ! BOUM ! 香取慎吾NIPPON初個展』に、本日4月25日サプライズ登場した。

 今回行われたセレモニーは、3月15日より開催がスタートした同展覧会の来場者が、10万人を突破した記念に開催されたもの。映像作品の上映後、スクリーンが開き、ステージセンターオブジェの裏から香取が登場すると、一般来場者から黄色い歓声が上がった。香取は来場者の興奮が冷めるのを少し待った後に、「今日、この公演のお客様で10万人突破です! ありがとうございます!」と感謝の気持ちを伝える。今回のセレモニーは、10万人突破の瞬間をファンと一緒に迎えたいということから企画されたという。「日本で個展を開くのが夢だったので。その夢が開催されて叶うだけじゃなく、多くの人に観てもらわないと完成しないので。一人ひとりのお客様が毎日来てくださっての、10万人ってすごくないですか? 本当にありがとうございます」と会場に訪れたファンと喜びを分かち合った。

 メインオブジェ「BOUM ! BOUM ! BOUM !」は、香取の心臓の鼓動が聞こえる仕組みになっている。普段緊張しない香取だがサプライズ登場のために、同オブジェの裏に隠れている際は、自身の心音に連動して緊張してきたというエピソードも。会場は360度回転劇場になっており、IHIステージアラウンド東京では初めての個展開催となっている。香取は「見方がわからない。劇場でどうやって観るんだろう」という意見をもらったと明かす。劇場は入場後、着席しての映像鑑賞、その後は客席からステージに移動し作品を鑑賞するという少し変わった流れになっており、香取もその説明に四苦八苦しながら、「なかなかないじゃないですか。自分の中に入ってきてほしいというのが、自分の居場所、ステージにみなさんにも上がってきてもらっちゃうという」と新たな展覧会の見方を提示。「いざここに来て作っていくうちに、個展なんだか、ショーなのか、ライブなのか。わからないようなものになっていったんですけど。僕が個展をやったらこうなるんだなっていうのを感じていますし、この劇場でやらさせてもらうというのが、僕にあった場所だったんじゃないかなと今思えてます」と開催にあたっての思いを再確認していた。

 今回の期間中に、香取本人が頻繁に会場を訪れては制作し続けている壁画があり、制作過程をさらけ出しながらイベントそのものの変化が楽しめる点も、この個展の特徴となっている。最終公演前日の、6月15日までに描きあげようと始まったのだが、制作はハイペースで進行しているようで、「3カ月使って描こうと思ってたんですけど、もう半分くらい描きあがっちゃってるんで。もし、早めに終わっちゃったら、一回外してほかの場所に貼って、もう一つ真っ白なものをもう一回描こうかな」とさらなる制作の意欲を見せた。

 会期は3月15日から6月16日までの全88日間で、第1期、第2期、第3期と分かれている。「1期にはなかった作品も増えていたりしますので。“パーフェクトビジネスアイドル”なので、2期目でまた来たくなるようなビジネスになってます」と香取が得意げな顔で話すと、客席からは拍手が起こった。

 今週末からは10連休のゴールデンウィークに突入するため、家族連れでの入場者も多くなるだろう。「家族連れで、子供たちにもたくさん観てほしいですね。僕の心音を感じられる心臓のオブジェのほかにも、オブジェがあるんですけど、もしお子さんが触ってしまってもそんなに怒らないでほしいな。触っちゃだめですけど、そこで本気で怒っちゃうとそういう思いでになってしまう。それよりかは、『なんだか楽しい空間だったな』って子供たちにも思ってほしいので」とすべての人に楽しんで観てほしいという思いを滲ませていた。

 また、香取は仕事が終了したタイミングで個展の制作ができると思った際は、なるべく来ているようにしているとのことで、「Twitter見てたら『慎吾 頻繁』って」とサジェスト結果を述べる一幕も。個展の中には撮影可能なエリアも存在する。香取は「僕、SNSをすごくチェックしてます。みなさんのいい写真とか見させてもらったり。ムービーがあんまりないんですよね。動画も撮っていいので」とムービーの投稿を訴求した。

 ラストは未だ来場していないファンに向けて「ほかでは経験したことのないような、会場の外に出た時に、今日楽しかったなって日に絶対になると思うので、一人でも多くの方に来ていただけたらなと思います」とメッセージを送る。マスコミ用に設けられたフォトセッションでは、香取もInstagram用に自身のスマートフォンで撮影。今回のセレモニーのMCを務め、『ゴロウ・デラックス』(TBS系)で稲垣吾郎とともに番組に出演していたTBSアナウンサー・外山惠理を、「入ってください。“シンゴ・デラックス”って感じで」と誘い込む場面もあった。


(19/4/25(木)Real Sound)