1 陽花

剛主演舞台『家族のはなし』公開稽古

■草なぎ剛、犬役でコミカル演技光る 公開稽古からアドリブも炸裂「犬でよかった」<家族のはなし>

俳優の草なぎ剛が27日、都内にて主演舞台『家族のはなし PARTI』(5月4日より京都劇場にて上演)の公開稽古を小西真奈美、池田成志とともに行い、その後の囲み取材に応じた。

同作は、話題のCMを数々手掛ける淀川フーヨーハイ(中治信博)作・演出の「第1話 わからない言葉」、コピーライターとしても活躍中のあべの金欠(武尾秀幸)作・演出の「第2話 笑って忘れて」の2本からなる喜劇。

草なぎは第1話では犬役、第2話では小西の夫役を演じ、2役に挑んでいる。1話の犬から見た人間の世界を描く場面では、小西と池田が“犬に聞こえている人間の言葉”を不思議な言語で表現し、犬の草なぎとじゃれ合うシーンも。

思わず報道陣からも笑いが漏れるコミカルな演技を3人が繰り広げ、草なぎは「きょうは記者のみなさんが来てるから〜♪」と犬になりきってアドリブを披露する一幕もあった。


◆草なぎ剛、初の犬役「正直、犬でよかった」
囲み取材で草なぎは、「今まで経験したことのない空気感で、本当にお客さんにお披露目するのが楽しみ」と期待に胸を膨らませ、「僕は覚えなくていいんですけど、池田さんや真奈美ちゃんは不思議な言葉に悪戦苦闘していて大変そうだなと。僕はあんまりセリフがないので楽なんですよ。犬でよかったです、正直」「でも2話は犬じゃないので。2話も犬だとお客さんに怒られちゃう。全然しゃべらないから」と明かして記者たちを笑わせた。

セリフは少ないながら、表情で魅せる演技が光る草なぎ。「喋らなくても芝居が成立するっていうのは素敵じゃないですか。はじめての挑戦なので、それが僕のテーマ。セリフがなくても何かいい感じになるっているのが犬のテーマです」と話した。

つかこうへい作・演出『蒲田行進曲』(1999年・2000年)以来、約19年ぶりに草なぎと共演する小西は「19年前の感じが蘇ってくるよう。直球の芝居を、直球で受け止めて返してくださる。19年経ってもそれは変わらない。存在が頼もしいので、いてくださるだけで安心します」と草なぎへの信頼を語り、「1話は犬としてめちゃくちゃ可愛がって、2話は頼りにしてます」と笑顔を見せた。

また、プライベートではフレンチブルドッグの愛犬・クルミちゃんと生活をともにしている草なぎ。「実はクルミにも協力してもらうところもあるのでそこも楽しみにしてもらえたら」とアピールした。

舞台は5月4日から6月1日まで京都劇場にて上演。

◆「家族のはなし PARTI」公演概要
出演:草なぎ剛、小西真奈美、畠中洋、小林きな子/池田成志
作・演出:「第1話 わからない言葉>:淀川フーヨーハイ
「第2話 笑って忘れて」:あべの金欠

会場:京都劇場
公演日程:2019年5月4日〜6月1日

(19/4/27(土)モデルプレス)


■草なぎ剛、初挑戦の“犬役”で本音「ほぼしゃべらなくていい

 俳優の草なぎ剛が27日、都内で行われた舞台『家族のはなし PART1』公開稽古後取材に、共演の小西真奈美と池田成志とともに出席。2話構成となる同舞台の“1話”『わからない言葉』で“犬”役に初挑戦する草なぎは「そんなにせりふがないから楽だなと。お二方は膨大なせりふがあるから。正直、犬でよかったなって。ほぼしゃべらなくていいので…」と本音を明かして笑いを誘った。

 同日公開されたのは、ある夫婦(小西、池田)がちょっとしたいさかいをする横で、犬役の草なぎが周囲をうろうろしながら様子をうかがうといった場面。ある一定の時間が経つと草なぎ側の視点に切り替わり、小西と池田は話すせりふを“ばびぶべぼ”などを使った独特の言語として伝える…といった変わった演出となっている。

 小西はそのせりふについて「母音だけかえずに子音だけ変えて好きなように演じてくださいと言われて、それを覚えるのに必死。第1話で唯一楽しめるのはワンちゃんをひゃあ〜って演じてるシーンです。『ばばび〜』ってワンちゃんをかわいがってるとこだけ」と試行錯誤を重ねている。池田は「どこまで伝わるか。不思議な話だなと見ていただければ」とアピール。これに対して草なぎは「2人は天才ですよ! 僕は全然演じなくていいので。この人なにやってるのかなって顔してたら犬になる」としたり顔で語った。

 2話は小西と草なぎが夫婦役を演じており、草なぎは「2のほうはせりふもちゃんとやります。1も2も犬だとお客さん怒ると思う。全然しゃべってないじゃないかって」と苦笑。第1話の冒頭6、7分はせりふなしという異例の試みだが「演じ手としてしゃべらなくてもそこにいてシーンが成立するのはすてき。そういう意味では初めての挑戦ですね」と充実の表情を浮かべた。

 小西とは2000年の舞台以来19年ぶりに共演だが、草なぎは「第2話の方は真奈美ちゃんと夫婦の役なので、非常にいい形になると思います。関係性が出来あがってからのスタートなので」と自信を込める。小西も「直球で投げると直球で受け止めて返してくださるので2話はあったかい話になってるんじゃないかな。存在が頼もしいし、いてくださるだけ安心。第1話はめちゃくちゃにかわいがり、第2話は頼っています」と信頼を寄せていた。

 5月4日から京都劇場にて開催。

(19/4/27(土)ORICON NEWS)