1 陽花

木村が日曜劇場10月期にシェフ役て主演

■キムタク 次は天才シェフ役!日曜劇場10月期 京香と12年ぶり華麗タッグ

 俳優の木村拓哉(46)が、10月クールのTBS系日曜劇場(日曜午後9時枠、タイトル未定)に主演することが決まった。平成に放送された民放の連続ドラマの全話平均視聴率(関東地区、ビデオリサーチ調べ)は、上位5位までを木村の主演作が独占。さまざまな役柄に挑戦してきた“視聴率男”が、令和最初に挑むのは、フランス料理の天才シェフ役だ。連ドラは昨年1月期のテレビ朝日系「BG〜身辺警護人〜」以来約1年9カ月ぶりとなる。

 木村が演じる主人公のシェフはパリに自分の店を持ち、二つ星を獲得。「カリスマシェフ」ともてはやされるが、その自信がやがて慢心となり、ある重大事件をきっかけに店も仲間もすべて失ってしまう。

 どん底まで落ちた彼だったが、ある女性シェフと出会い、もう一度シェフとして生き直そうと決意。世界最高の三つ星レストランを作り上げることを目標とする。かつての仲間に拒絶されたり、新しい才能の持ち主を見つけてもなかなかうまくいかないが、空回りや衝突を繰り返しながらも信念を貫く姿に、周囲も少しずつ変わっていく。

 その女性シェフ役を演じるのは鈴木京香(50)。腕に限界を感じていたところ、木村演じるシェフと出会い「星を取らせてやる」と背中を押されて一緒にレストランを立ち上げることになる。

 2007年の日曜劇場「華麗なる一族」以来12年ぶりに鈴木とタッグを組む木村は「今回共演してくださる皆さん、スタッフと、全力で作っていこうと思っています。京香さんとの共演はかなり久しぶりになるので、現場でまた一緒に作業させていただく事を、楽しみにしています」とコメント。

 一方、鈴木も「『華麗なる一族』では、敵対する役柄だったにもかかわらず、現場を力強く牽引(けんいん)していく木村さんに何度も助けてもらいました。今回は同じ夢に向かっていく同志の役です。全力で星を取りにいきたいと思っています!」と撮影を心待ちにしている。

 今作は「ミシュランガイド」の協力のもと、パリの三つ星レストランでの撮影も予定しているという。実際の三つ星レストランは10店舗しかなく、日本のテレビドラマを撮影するのは史上初となる。私生活でも料理上手として知られる木村が、極上の料理で星と視聴率を取るため、今静かに包丁を研いでいる。

(19/5/29(水)東京中日スポーツ)