1 陽花

中居がジャニーさんへの思いを語る&『音楽の日』で追悼B

■滝沢秀明氏、天国のジャニーさんに届けた魂の演出!嵐・二宮も脱帽

 9日に亡くなったジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川さん(享年87)の後継者としてジャニーズJr.を育成する滝沢秀明氏(37)が13日、TBS系生特番「音楽の日2019」でJr.の特別企画を演出した。15分9秒の追悼ステージで“ジャニーイズム”を披露。裏方に徹している滝沢氏は恩師へのコメントも初めて寄せ、「全身全霊をささげてやっていきたい」と継承を誓った。代読した総合司会の中居正広(46)もこの日、自身の冠番組で故人との思い出を語った。

 前日12日の“家族葬”の後、霊柩車の助手席で遺影を持っていた滝沢氏が、ジャニーズ魂に満ちあふれた演出を天の恩師に捧げた。

 「こんな時こそ『Youは人を笑顔にするんだよ、悲しんでる場合じゃないよ』というジャニーさんの声が聞こえるような気がして、私達は少しずつ前に進み始めております」

 中居の依頼を受けて手紙を寄せた滝沢氏。代読されたコメントには大好きな故人への思いと、前向きな決意が力強くしたためられていた。

 昨年末に芸能界を引退し、Jr.を指導・育成するため関連会社、ジャニーズアイランドの社長に就任。「ジャニーさんへ恩返しがしたい」と後継者になったことを明かし、育成は「一生をかけたテーマ」と背中を追い続けることを約束。「ジャニーさんが育てたジャニーズJr.、これからは私から、彼らが巣立っていけるように、全身全霊をささげてやっていきたいと思います」と誓った。

 その言葉通りの演出で、Jr.たちが躍動した。

 同番組にはV6、嵐ら所属タレント13組70人が出演。先輩が見守る中、5カ月前に依頼され、くしくも追悼企画となった「滝沢秀明演出〜魂の15分09秒〜」が始まった。

 Snow Manによる少年隊の「仮面舞踏会」からスタートし、故人が最後に指導していたHiHi Jetsが近藤真彦(54)、光GENJIをカバー。ローラースケートで坂道やTBS局内を駆け巡ったほか、総勢31人のJr.で「滝沢歌舞伎ZERO」の名物“腹筋太鼓”を力強く披露するなど番組テーマ「汗」を流す熱いパフォーマンスで魅了。スーツ姿の滝沢氏も会場の隅でJr.たちを見守っていた。

 悲しみを乗り越えて熱唱する後輩の姿を目の当たりにした嵐の櫻井翔(37)が「魂の叫びのような迫力があった」と目を潤ませながら絶賛すれば、松本潤(35)は「タッキーの思いがJr.を通して伝わった」としみじみ。二宮和也(36)は「今のJr.に受からない。レベルが違い過ぎる」と舌を巻いた。

 ジャニーイズムを継承する後輩たちの成長に、天国のジャニーさんも“Youたち、最高だよ!”と喜んでいるはずだ。

◆滝沢秀明氏の手紙全文「全身全霊をささげてやっていきたい」

 番組をご覧の皆様

 出演者の皆様

 本日はこのような形でお時間を頂けた事、大変嬉しく思います。皆様もご存じの通り、私の恩師でもありますジャニー喜多川社長が先日87歳で人生の幕を下ろしました。タレント、社員一同動揺いたしましたが、こんな時こそ「Youは人を笑顔にするんだよ、悲しんでる場合じゃないよ」というジャニーさんの声が聞こえるような気がして、私達は少しずつ前に進み始めております。

 私は2018年末に芸能界の表舞台から引退いたしました。ジャニーズが大好きで、ジャニーさんへ恩返しがしたい、そんな強い想いからでした。ジャニーさんの存在は大きすぎて、決して超えられる物ではない。だからこそ、今この仕事は私の一生をかけたテーマになりました。

 私は今、ジャニーズJr.に想いを乗せ、彼らと共に苦しみ、共に喜び合う決意をしました。本日もSnow Manを始め、HiHi Jets、ジャニーズJr.の皆が熱いパフォーマンスをしてくれると思います。悲しみを乗り越えた若者達の瞳をご覧ください。ジャニーさんが育てたジャニーズJr.、これからは私から、彼らが巣立っていけるように、全身全霊をささげてやっていきたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 2019年7月13日 滝沢秀明

続く→