1 陽花

ジャニーさんお別れ会に中居&木村出席J

◆嵐・松本潤「ジャニーさんの思いと一緒に」二宮「これから入る人に伝えていく」

 今年デビュー20周年を迎えた嵐も、ジャニーさんとの日々を振り返った。相葉雅紀(36)は「ジャニーさんに、デビュー会見で『世界中に嵐を巻き起こしたい』と言いなさいと教わった。限られた時間ではあるけれども、改めてそのマインド、精神でやっていこうと思います」と決意を新たに。二宮和也(36)も「これから入る人は、ジャニーさんと会えない状況。僕らがジャニーさんから受けた愛情や仕事に関してのしつけだったりとかを伝えていかなきゃいけない」と後進にも思いを寄せた。

 嵐は2020年末での活動休止を発表しているが、松本潤(36)は「僕たちに何ができるか微力だとは思いますが、ジャニーさんがやりたかったことを、ジャニーさんの思いと一緒に歩けたらいいなと思います」と宣言。「まだまだやりたかったことがたくさんあったと思いますし、先輩たちや後輩たちと(未来を)描いていけたら」。ジャニーさんの足跡を追いかけ、エンターテインメントの高みを追求する覚悟を明かした。

◆来年デビューのSixTONESとSnow Man、新時代のジャニーズ帝国を支える

 来年メジャーデビューする6人組「SixTONES」と9人組「Snow Man」が新時代のジャニーズ帝国を支えると宣言した。

 ジャニーさんが倒れる2日前にデビューが決定した2組。ジャニーさんがメジャーシーンに送り出す最後のグループとなった「Snow―」の岩本照(26)は、「この時代をジャニーさんとともに生きられてよかった。生まれ変わってもジャニーズに入りたいと思える時代を作りたい」。「Six―」の京本大我(24)も「ジャニーさんに唯一褒められたことが歌。今後も歌をいろんな場所で届けていきたい」と両グループとも飛躍を誓った。

 終始こわばった表情の15人だったが、「Six―」の松村北斗(24)が「『YOUは焼き鳥食べると田舎っぽくなるから、焼き鳥NG』と言われた」と明かして笑いを誘っていた。

◆東京ドーム6周分!ファン8万8000人参列…ジャニーさんお別れの会

 午後の一般の部には、ジャニーズファンが8万8000人(主催者発表)集まった。ほとんどは学生から喪服を着た中高年までの女性だが、中には男性も見られた。

 午前11時頃から徐々に受け付けゲート前の広場にファンが集結。「一般の部」開場となる午後2時の40分前にはつづら折りの長蛇の列ができた。午後3時のピーク時には、東京ドームシティ外の歩道に列が延びた。スポーツ報知調べでは、列の長さは東京ドーム(外周766メートル)約6周分にまでなった。

 予想を超える大混雑。2時間以上かけて入場しても、祭壇まではまだまだ長い列が続く。その間に大画面で各グループのライブ映像が流れ、ファンを退屈させない演出が施された。特にSMAPが5人で歌う「世界に一つだけの花」が流れると、待機列の全員が画面に食い入った。

 参列者には、花びらをかたどったメッセージカードが配られた。会場に設置されたメッセージボックスにメッセージを入れた岩手県から来たSMAPファンの40代男性は「ジャニーさんに感謝の気持ちを書きました。『僕の大好きなSMAPを世に送り出してくれてありがとう』って」と涙交じりに語った。

 祭壇でジャニーさんを拝めるのはたった30秒ほど。参列者は熱心に手を合わせる。滝沢秀明氏をジュニア時代から追いかけていた30代女性は「並んでから出るまで約3時間。でも、待っている時も思い出話に花が咲いて、若返ったみたい」と疲れを見せず笑った。

 帰り際にはジャニーさんの祭壇がプリントされたポストカードが、弔問者全員に配られた。裏面には謝辞とともに「『エンターテイメントを通じて世界中の皆様に幸せをお届けする』というジャニーの遺意を受け継ぎ その夢と志の実現のためにベストを尽くしてまいります。 Show must go on!」などと記載されていた。

 午後8時に受け付け終了を予定していたが、想定を超える参列者の数により、締め切りは1時間前倒しの午後7時に変更された。入り口前では「こんなことは予想できたことでしょ?」と抗議する弔問客もいた。

続く→