1 陽花

ジャニーさんお別れ会に中居&木村出席K

◆ジャニーズOBも続々 大沢樹生「同窓会のよう」川崎麻世「挫折は人を強くする」

 お別れの会にはOBたちも続々と訪れた。1985年にソロ曲「Doファッション」でデビューした俳優の中村繁之(52)は当時、ジャケット写真撮影でヘアメイク担当に頭を刈り上げられた思い出を告白。撮影終了後、ジャニーさんから「おすし屋さんみたいじゃないか!」と叱られたという。「僕に言われても…と思ったけど、当時はショックだった」と懐かしがった。

 今や事務所タレントの中で当たり前になっている「Show must go on」も80年代、舞台の設営が間に合わず心配した中村らに、ジャニーさんがトンカチを持って説いたのが始まりという。

 元光GENJIの大沢樹生(50)、佐藤寛之(48)らも訪れた。大沢は「同窓会のよう。懐かしかった。ジャニーさんが亡くなられた気がしない。違う世界から遠隔操作していそう」と笑った。

 ほかにも元シブがき隊の布川敏和(54)、薬丸裕英(53)や川崎麻世(56)らが参列。一方で、元SMAPの稲垣吾郎(45)、草ナギ剛(45)、香取慎吾(42)や元TOKIOの山口達也(47)の姿はなかった。

 川崎麻世(89年に退社)「初めてジャニーさんと会った当日に『明日、コンサートあるから、YOU出ちゃいなよ』って言われて、翌日(初代)ジャニーズのコンサートに出た。僕は14歳でデビューしたけど、最優秀新人賞を受賞できなかった。そのときジャニーさんに『YOU、挫折は人を強くするんだよ』って言われて、今でもその言葉を忘れないようにしています」

 布川敏和(元「シブがき隊」)「ジャニーさんはすごく優しくて、すぐ『おなか空いてないの?』とスパゲティを作ってくれたり、ラーメンに連れて行ってくれた。中学3年の時にオーディションを受けて、ジャニーさんが合格を出してくれなければ、きっと僕はこんなふうにカメラの前にいなかった」

◆安倍晋三首相から異例の長文弔電…マッチが代読 ジャニーさんお別れの会

 お別れの会には、安倍晋三首相(64)からの弔電が届いた。セレモニーの最後に近藤真彦(55)が「1通だけ、ご紹介させていただきます」と切り出し、差出人を明かさないまま弔電を代読。「半世紀以上にわたり、まさに我が国を代表するプロデューサーとして、ショービジネスの世界に新風を吹き込み、エンターテインメントの新たな可能性を追い求められてこられました」と功績をたたえた。

 さらに近藤の代読は続き、異例の長文弔電に。「『エンターテインメントを通じて、世界中に幸せを送りたい』。倒れる間際まで、劇場やスタジオに足を運び、次の時代を担う若者たちへの熱心な指導を続けられたのは、そのほとばしるような情熱のなせる業であった」と天国のジャニーさんに思いをはせ、「ジャニーさんの託したバトンは、必ずやジュリーさん、滝沢さんをはじめ、次の時代を担うジャニーズの皆さんへと受け継がれていく。私はそう確信しております」と結んだ。

続く→