1 陽花

【オリコン】ドラマ『教場』木村インタビューA

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■“絶対に逃げない” 風間公親は「すごく重いものを背負った人」

 自身が演じた風間については「人として魅力を感じるのは、絶対に逃げないこと。逃げられる立場ではないというのもあると思うんですが」と話す。「現実に対する、彼なりの納得できない部分がずっと心のどこかに引っかかっている。その引っかかりがとれないから現場を退いて、警察官になる前の種を強くすることをやっている人だと思うんです」と自身の役柄を分析。さらに「ストレスに満たされている人でもあるし、彼の幸せってなんだろうと撮影中も考えました。原作を読んだときも、現場でも幸せを探していました。彼は自分の幸せのために生きている人ではないと思います。すごく重いものを背負った人だと思います」と続けた。

 インタビューの最後には「教場の警察学校に生徒として入ることは考えられるか?」と聞かれた木村。「入らないと思います。入るならば、相当に腹をくくらないといけない」と答えた。その言葉からは、自身が演じた風間の生徒に対する接し方、実際に演じた生徒たちが過ごした厳しい世界を見届けてきたことに加え、警察学校を見学したからこそ、木村自身が感じたこの時間も職務をまっとうしている本物の警察官たちへの尊敬の念も込められた答えだった。


(19/12/23(月)ORICON NEWS)