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【日刊スポーツ】初ソロアルバム『20200101』慎吾インタビュー

■香取慎吾、SMAP時代含めて初のソロアルバム発売

香取慎吾(42)が来年1月1日、歌手デビュー30周年にして初のソロアルバム「20200101」(ニワニワワイワイ)を発売する。「皆でワイワイ楽しもう!」をテーマに、氣志團やスチャダラパー、BiSHなどとコラボしたダンスナンバーを中心としたアルバムに仕上がっている。「今の僕が全て入っている」と自信を見せる香取が、アルバムや今後について語った。

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2019年は、ファンミーティングのほか、日本での初個展、主演映画「凪待ち」の公開もあった。「子どもの時から言ってきた『いろんなことを全部やってみたい』をこの1年はやりきった」と充実の表情を見せた。

その総仕上げが初のソロアルバムの制作だった。「音楽が好きなんです。稲垣(吾郎)と草なぎ(剛)と音楽配信を始めたあたりから『もっと歌いたいな』と思い始めて。ファンミーティングでステージに立ち、やっぱり歌いたい、って強く思いました」と明かす。

全12曲、自身でプロデュースしている。「全部、やっています。今の僕が全て入っています」と力強く語る。SMAP時代からコンサートの演出を担当するなど、音楽活動と深く関わってきた。新アルバムにはダンスナンバーがずらりとそろう。「今までもたくさん歌わせてもらったけど、やっぱりグループだと個人的な好きだけでやるものではないから」とし「今回はソロだから好きなものしかないです。音楽が好きな理由の1番は踊りが好きなんです」と笑顔を見せる。

こだわりもたっぷり詰まっている。アルバム制作について「今まで培ってきたスキルがなければこのアルバムは完成しなかったなって。最初に楽曲提供してくれた方、全員と会う時間をつくって曲の内容を話して。レコーディングもその人と一緒に録って。作り込みましたね」と振り返った。

発売日は20年1月1日。「20年は五輪とパラリンピックでみんな笑顔になれる人生の中でそうはないタイミングの年。その最初の日にスタートしたいと思った」と語る。「みんなと歌ったり踊りたくてアルバムを作ったんですけど、ライブのことを忘れてました。今までは、ライブのためアルバム制作だったりしたのですけど、今回は自分の好きな音楽を集めてみたので、イメージが全くなくて。だから、今、考えてます。みんなと歌える場所はやりたい」とコンサート開催も予告する。「(アルバムを)作ったことでゴールみたいな感じがするかもしれないけど、逆に、これで始まったって思うんです」。20年の香取慎吾はさらに活動を加速させそうだ。【上岡豊】


(19/12/25(水)日刊スポーツ)