1 陽花
【サンスポ】慎吾×氣志團初対談
■【ヒューマン】香取慎吾×氣志團 男たちのバリバリ音楽談議
新春のヒューマンは特別企画でお届け！！ 元ＳＭＡＰの香取慎吾（４２）とヤンキー系ロックバンド、氣志團の紙上初対談がサンケイスポーツで実現した。香取が元日に発売した初ソロアルバム「２０２００１０１」の収録曲「Ｉ’ｍ ｓｏ ｔｉｒｅｄ」でコラボした縁からで、香取は「僕の３０年の音楽スキルを詰め込んだ」と熱くアピール。氣志團の團長・綾小路翔も「（コラボ曲は）人生最高傑作」と豪語するなど熱い音楽談議を繰り広げた。（ペン・納村悦子、カメラ・長尾みなみ）
インタビューに先立って行われた写真撮影。国民的アイドルが事細かに指示を出す。
香取「テーマは（アイドル誌の）『明星』。僕は１００回は撮っている。そこに箱板を置いてください」
その言葉を受けてしおらしく動くのは、見た目は強面なヤンキー集団。対談を前に、西園寺瞳は「個人的に（一緒の）写真がほしい」、綾小路は「合掌したいよね。このシチュエーション」と感激しきりだ。
香取の初ソロアルバム「２０２００１０１（ニワニワワイワイ）」は「皆でワイワイ楽しもう！」をテーマに、氣志團やラッパーのＫＲＥＶＡ（４３）、女性６人組、ＢｉＳＨら１０組とコラボした全１２曲入り。中でも香取が「異色作」と語るのが、気志團と共作したジャズテイストの「Ｉ’ｍ ｓｏ ｔｉｒｅｄ」だ。
綾小路は「最初は僕でいいんですか！？って、ビックリしました」とオファー時を回想。香取と共作した詞について「香取慎吾が歌うって、すごいゾクゾクしながら書いていましたよ」と振り返った。アルバム制作には半年以上、レコーディングは約３カ月費やした。氣志團は演奏でも参加。香取は「デジタルの音（を使って歌うこと）が多い中で氣志團の皆さんが弾いてくださるのはすごくうれしかった」と感謝する。
ソロ歌手としての活動は、同僚の稲垣吾郎（４６）や草なぎ剛（４５）も応援。「草なぎに曲を聴かせたら『いい曲だね』と。吾郎ちゃんは『渋谷の街で流れているのを聴いた』って言われてうれしかったけれど、渋谷を歩くんだなと」と笑わせた。
１９９１年９月にＳＭＡＰとして歌手デビューした香取はグループ時代にコンサートの演出を担当するなど音楽と深く関わってきた。今作では全曲をプロデュースし、「今の僕の好きなものだけが詰まっている」と胸を張るも、制作業に携わったことで初めて経験したことも多かった。
綾小路が「全く知らないこともいっぱいあるんです。例えばバンドがちまちまと作業しているところを見たことがないとか」と切り出すと、香取は「そうなんです。気志團さんのレコーディングに行かせていただいたら、すごい人がいて…。これまでは提供されて完成された楽曲でレコーディングに入っていた。しかもグループだと全部ではなく、この１行だけとか、ソロでとか。１日でアルバムも録ったこともあるので」としみじみ。
コーラス作業にも新たな発見があった。今まで歌ってきた楽曲では、コーラス担当がハモりの部分を歌ってきたが、今回はハモり部分まで全部自分で担当する楽曲も。香取は「僕の主線の声にあわせて下ハモと上ハモを歌ってくださいといわれて全部（自分で）歌うんです。どこを歌っているのか分からなくなって大変でした」と素直な思いを明かした。
五輪イヤーの今年は、それぞれ決意も新た。綾小路は「僕たち２０２１年がデビュー２０周年なので弾みの年にしたい」と力を込め、コラボ曲について「クールでロックな香取慎吾を楽しみにしていてください。氣志團の楽曲より人生最高傑作ですよ」とアピールした。
香取は「音楽はずっと好きで原点でもある。３０年間やってきた自分のスキルに感謝しています。このアルバムで僕が一番感じちゃっている音楽っていいなという思いを皆さんにも感じてもらえれば」と呼びかけ、「ミュージックビデオの撮影で海外に行ってみたい」と新たな野望も。今年の慎吾と氣志團の活躍から目が離せない。
■氣志團（きしだん）
１９９７年、綾小路翔を中心に結成されたバンド。リーゼントに学ラン姿で歌う「Ｏｎｅ Ｎｉｇｈｔ Ｃａｒｎｉｖａｌ」が話題となり、２００１年１２月にメジャーデビュー。０３年、地元の千葉・木更津で大規模イベント「氣志團万博」を初開催。０４年には東京ドーム公演を成功させ、同年末から２年連続でＮＨＫ紅白歌合戦に出場。１４年にはフジテレビ系「極悪がんぼ」の主題歌「喧嘩上等」を担当。２月２６日に新曲「今日から俺たちは！！」を発売する。
■香取 慎吾（かとり・しんご）
１９７７（昭和５２）年１月３１日生まれ、４２歳。神奈川県出身。８７年にジャニーズ事務所に入り、翌８８年、ＳＭＡＰに加入。９６年に日本テレビ系「透明人間」で連続ドラマ初主演。２０００年に慎吾ママとして「慎吾ママのおはロック」を発売し、「おっはー」が同年の流行語大賞に。１６年１２月のＳＭＡＰ解散後は、ソロで活躍。１７年９月に同事務所を退所後は初の個展を開催するなどアーティストとしても活動。昨年は主演映画「凪待ち」が公開された。１８２センチ。
（20/1/4(土)サンスポ）
新春のヒューマンは特別企画でお届け！！ 元ＳＭＡＰの香取慎吾（４２）とヤンキー系ロックバンド、氣志團の紙上初対談がサンケイスポーツで実現した。香取が元日に発売した初ソロアルバム「２０２００１０１」の収録曲「Ｉ’ｍ ｓｏ ｔｉｒｅｄ」でコラボした縁からで、香取は「僕の３０年の音楽スキルを詰め込んだ」と熱くアピール。氣志團の團長・綾小路翔も「（コラボ曲は）人生最高傑作」と豪語するなど熱い音楽談議を繰り広げた。（ペン・納村悦子、カメラ・長尾みなみ）
インタビューに先立って行われた写真撮影。国民的アイドルが事細かに指示を出す。
香取「テーマは（アイドル誌の）『明星』。僕は１００回は撮っている。そこに箱板を置いてください」
その言葉を受けてしおらしく動くのは、見た目は強面なヤンキー集団。対談を前に、西園寺瞳は「個人的に（一緒の）写真がほしい」、綾小路は「合掌したいよね。このシチュエーション」と感激しきりだ。
香取の初ソロアルバム「２０２００１０１（ニワニワワイワイ）」は「皆でワイワイ楽しもう！」をテーマに、氣志團やラッパーのＫＲＥＶＡ（４３）、女性６人組、ＢｉＳＨら１０組とコラボした全１２曲入り。中でも香取が「異色作」と語るのが、気志團と共作したジャズテイストの「Ｉ’ｍ ｓｏ ｔｉｒｅｄ」だ。
綾小路は「最初は僕でいいんですか！？って、ビックリしました」とオファー時を回想。香取と共作した詞について「香取慎吾が歌うって、すごいゾクゾクしながら書いていましたよ」と振り返った。アルバム制作には半年以上、レコーディングは約３カ月費やした。氣志團は演奏でも参加。香取は「デジタルの音（を使って歌うこと）が多い中で氣志團の皆さんが弾いてくださるのはすごくうれしかった」と感謝する。
ソロ歌手としての活動は、同僚の稲垣吾郎（４６）や草なぎ剛（４５）も応援。「草なぎに曲を聴かせたら『いい曲だね』と。吾郎ちゃんは『渋谷の街で流れているのを聴いた』って言われてうれしかったけれど、渋谷を歩くんだなと」と笑わせた。
１９９１年９月にＳＭＡＰとして歌手デビューした香取はグループ時代にコンサートの演出を担当するなど音楽と深く関わってきた。今作では全曲をプロデュースし、「今の僕の好きなものだけが詰まっている」と胸を張るも、制作業に携わったことで初めて経験したことも多かった。
綾小路が「全く知らないこともいっぱいあるんです。例えばバンドがちまちまと作業しているところを見たことがないとか」と切り出すと、香取は「そうなんです。気志團さんのレコーディングに行かせていただいたら、すごい人がいて…。これまでは提供されて完成された楽曲でレコーディングに入っていた。しかもグループだと全部ではなく、この１行だけとか、ソロでとか。１日でアルバムも録ったこともあるので」としみじみ。
コーラス作業にも新たな発見があった。今まで歌ってきた楽曲では、コーラス担当がハモりの部分を歌ってきたが、今回はハモり部分まで全部自分で担当する楽曲も。香取は「僕の主線の声にあわせて下ハモと上ハモを歌ってくださいといわれて全部（自分で）歌うんです。どこを歌っているのか分からなくなって大変でした」と素直な思いを明かした。
五輪イヤーの今年は、それぞれ決意も新た。綾小路は「僕たち２０２１年がデビュー２０周年なので弾みの年にしたい」と力を込め、コラボ曲について「クールでロックな香取慎吾を楽しみにしていてください。氣志團の楽曲より人生最高傑作ですよ」とアピールした。
香取は「音楽はずっと好きで原点でもある。３０年間やってきた自分のスキルに感謝しています。このアルバムで僕が一番感じちゃっている音楽っていいなという思いを皆さんにも感じてもらえれば」と呼びかけ、「ミュージックビデオの撮影で海外に行ってみたい」と新たな野望も。今年の慎吾と氣志團の活躍から目が離せない。
■氣志團（きしだん）
１９９７年、綾小路翔を中心に結成されたバンド。リーゼントに学ラン姿で歌う「Ｏｎｅ Ｎｉｇｈｔ Ｃａｒｎｉｖａｌ」が話題となり、２００１年１２月にメジャーデビュー。０３年、地元の千葉・木更津で大規模イベント「氣志團万博」を初開催。０４年には東京ドーム公演を成功させ、同年末から２年連続でＮＨＫ紅白歌合戦に出場。１４年にはフジテレビ系「極悪がんぼ」の主題歌「喧嘩上等」を担当。２月２６日に新曲「今日から俺たちは！！」を発売する。
■香取 慎吾（かとり・しんご）
１９７７（昭和５２）年１月３１日生まれ、４２歳。神奈川県出身。８７年にジャニーズ事務所に入り、翌８８年、ＳＭＡＰに加入。９６年に日本テレビ系「透明人間」で連続ドラマ初主演。２０００年に慎吾ママとして「慎吾ママのおはロック」を発売し、「おっはー」が同年の流行語大賞に。１６年１２月のＳＭＡＰ解散後は、ソロで活躍。１７年９月に同事務所を退所後は初の個展を開催するなどアーティストとしても活動。昨年は主演映画「凪待ち」が公開された。１８２センチ。
（20/1/4(土)サンスポ）