1 陽花

【サンスポ】慎吾×氣志團対談1A

■香取プロデュースで“明星風”写真撮影

 −−コラボ曲を制作した上で苦労はありましたか

 綾小路「苦労しまくったよね。僕がジャズっていうかビッグバンドみたいなことをやりたくて、僕らはあまりやらないことなので。元々はもっとロカビリー的なものをやりたいなと思っていたんですけど難しいので、このアルバムに参加することが決まったときに、自分たちのアルバムとは違う緊張感があるし、気志團のことは全く1ミリも考えずに作ったので、妙に難しい曲を持ってきたぞって思われたと思う。実際に僕が最初に持っていった曲は、すごい簡単なコード進行だったんですけれども、やたら難しくなって苦労しました」

 西園寺瞳「ドラマーがスタジオに入るたびに吹き出物ができていった」

 綾小路「サポートドラマーなんですけど、ドラムの鬼で今まで結構、無茶なこと言っても受けたんですね。でも今回ばかりは体に(リズムが)ないのか、ノイローゼみたいになっていた。本当に難しいんだなって思いましたね。皆さんも余裕でしたか」

 星グランマニエ「最初に(リズムが)入るまで苦労したというか。体の中にあまりないノリというか…」

 綾小路「一番、彼(星)にとって経験ないことがインタビューなんですよ。いまレコーディングよりも緊張してます。しかも、メンバーとの撮影しかしたことがないので、あれだけ慎吾君と密接した距離で撮影したので(爆笑)」

 西園寺「個人的にあの写真は欲しいもんね」

 綾小路「写真を飾って合掌したいよね。あのスチュエーションね。個人的には箱板の置き方とか感じとかスマホに撮っておきたかったもん。『この角度だよ』って慣れてらっしゃるんで」

 香取「氣志團の皆さんって、この曲は演奏する上であまりない感じなんですか」

 綾小路「この曲は全くゼロじゃないけれども、あんまりやらない方向性ですね」

 西園寺「楽曲的には跳ねもの。ビートが平らじゃなくて、勝手に体が持っていかれるような感じ。だからすごく難しい。特にドラムが複雑だったりしたので、リズムはもともとすごく難しいリズムだったし、大変だったと思うんですけど」

 香取「分からないんですけど、跳ねものって聞いてすごい納得できる」

 綾小路「僕らはもともとすごくシンプルなスタイルでやるバンド。ビッグバンドというか、スイングジャズみたいなものに憧れていて、今年の春にソロライブをやったときに、その編成でやってみたんですけど、すごく難しい。でも、やったら面白くて楽しかった」

 西園寺「これを慎吾君が歌うんだっていうことが楽しみだったし、合いそうだなとも思ったし、かっこいいなと思った」

 綾小路「僕らの曲で『喧嘩上等』というのがあるんですけど、それを昔、『SMAP×SMAP』でやらせていただいたときに、慎吾君のリーゼントが俺たちが一番憧れる形だったんですよ」

 −−覚えていますか

 香取「全然覚えていない(苦笑)」

 綾小路「めちゃくちゃ似合うんです。あの感じがかっこいいと今回は勝手に絵から入ったところもあって。慎吾君が髪の毛をあげて軍歌スーツみたいのを着て踊ったら、かっこいいんじゃないかなって。それの絵を音楽にして持っていったら違うかなと思ったんですけど、慎吾君は『面白いよ』って言ってくれて」

続く→