1 陽花

剛主演舞台『アルトゥロ・ウイの興隆』囲み取材

■草なぎ剛「仕事ください」 テレビ出演に意欲十分

 俳優の草なぎ剛が10日、KAAT神奈川芸術劇場で行われた舞台『アルトゥロ・ウイの興隆』(11日〜2月2日上演)の囲み取材に出席した。

 日本テレビ系『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の年末特番では『全裸監督』で話題となった村西とおる監督に扮し、話題を集めた。報道陣から「今年はバンバン、テレビに出ていく?」と期待の声があがると「声を掛けてもらえれば、もちろんそういう気持ちはあります」と即答し「仕事ください」と笑って呼びかけた。

 ドイツの劇作家ブレヒトが1940年代に書いた戯曲を、草なぎと2018年の舞台『バリーターク』でタッグを組んだ白井晃氏が演出。ヒトラーが独裁者として上りつめていく過程を、シカゴのギャングの世界に置き換えた物語として描き、生バンドが奏でるファンクミュージックで彩る。

 開幕を直前に控えた草なぎは「途中、(セリフが)止まっちゃうかな。ちゃんと出来たら褒めてください」とジョークを交えつつ「見どころは全てだと思います。白井さんとは去年も一緒に仕事をさせてもらった。今回も舞台、演じるということに面白い扉が開くんじゃないかなと思ってます」と胸を張っていた。

(20/1/10(金)ORICON NEWS)


■草なぎ剛が叫び踊る、SEXYな絡みも “ギャング”降臨で新境地<アルトゥロ・ウイの興隆>

10日、神奈川・KAAT神奈川芸術劇場にて舞台『アルトゥロ・ウイの興隆』の公開ゲネプロが行われ、主演の草なぎ剛が生演奏にのせて歌い踊り、迫真の演技を披露した。

白井晃が演出を務める本作は、ヒトラーが独裁者として上り詰めていく過程をシカゴのギャングの世界に置き換えて描き、ジェームス・ブラウンの楽曲を中心に構成された“もっとも刺激的な問題作”。

KAAT芸術劇場では2度目の主演となる草なぎが、白井と再びタッグを組み、芝居だけでなく、生バンドによる演奏で歌やダンスもたっぷりと届ける。

◆“ギャング”草なぎ剛が叫び踊る
シカゴギャング団のボス、アルトゥロ・ウイを演じる草なぎ。冒頭、派手なマントを脱ぎ捨て、全身赤のスーツ姿で迫力満点に登場すると、舞台上を縦横無尽に叫びながら踊りまわり、ジェームス・ブラウンの「Get Up Sex Machine」を熱唱。ド迫力の幕開けを飾る。

ステージには真っ赤な生バンド隊がずらりと並び、舞台のあらゆる場面で“ギャング”草なぎが歌い、踊る。狂気に満ちた表情、怒りが滲む表情、色気が溢れる表情とさまざまな顔を見せ、ステージだけでなく客席全体を使って動き回る姿は圧巻。

さらに古谷一行演じるドッグズバローとの激しい口論の場面では、一気に会場全体が緊張感に包まれるほどの迫真の演技。ウイが徐々に“独裁者”へと上り詰めていく様を見事に表現している。

公開ゲネプロ前の囲み取材では「まだ台詞を覚えてないんです。(上演初日の)明日までにはなんとかします」といつものゆるいテンションで語っていた草なぎだが、舞台に立てば、ゲネプロといえど180度違う“ギャング”の顔。本番ではさらに磨きのかかったウイを演じきってくれるだろう。

舞台は1月11日から2月2日まで同劇場にて上演。(modelpress編集部)

◆ストーリー
シカゴギャング団のボス、アルトゥロ・ウイは、政治家ドッグズバローと野菜トラストとの不正取引に関する情報をつかんだ。それにつけこみ強請るウイ。

それをきっかけに勢力を拡大し、次第に人々が恐れる存在へとのし上がる。

見る見るうちに勢いを増していくウイを、はたして抑えることができるのだろうか…?

(20/1/11(土)モデルプレス)


■草なぎ剛「仕事ください!」…地上波バラエティーに出演し今後も…

 元SMAPの草なぎ剛(45)が10日、横浜市のKAAT神奈川芸術劇場で主演舞台「アルトゥロ・ウイの興隆」(11日初日、の公開舞台稽古を行った。同劇場の芸術監督・白井晃氏(62)演出の新作舞台で、ヒトラーが独裁者として上り詰めていく過程をシカゴのギャングの世界に置き換えて描く。草なぎはギャング団のボス、アルトゥロ・ウイを演じる。
 草なぎが白井氏とタッグを組むのは、2018年の舞台「バリーターク」以来。草なぎは45歳だが、共演者には古谷一行(76)、神保悟志(57)、小林勝也(76)ら草なぎより年上のベテランも多く「白井さんが厳しいんで、食らいついてます。ある意味青春、部活みたいな感じです。女の人は3人だけ。おじさんだけで、ヒーコラ、ヒーコラ言いながらやってます」と稽古場の様子を明かした。
 草なぎはドラマ「仁侠ヘルパー」でヤクザを演じたことがある。今回もギャングのボス役という“怖い人”を演じるが「日ごろ、怒ったりしないですよね。正直、お芝居は疲れます。怒らなくてもいいのに怒ったり、泣かなくてもいいのに泣いたりね。自分の気持ちを起こしてます。毎日努力してます。チケットが売れてるんで、ちゃんとやんないと」と素直な心境も明かした。
 年末年始は地上波のバラエティー番組にも出演したが、草なぎは「声を掛けていただいたら…そういう気持ちはあります。仕事ください!」と今後のオファーに期待を寄せた。
 初日を前日に控え、草なぎは「やっと全部つながった。“ああ、こういう舞台なんだな”と分かった。ちゃんとやったらエンターテインメント性が強くてすごい舞台。後は僕がちゃんとやればいい」と力を込めた。

(20/1/11(土)デイリースポーツ)