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吾郎が槇原敬之逮捕にコメント

■稲垣吾郎、「世界に一つだけの花」の恩人・槇原容疑者逮捕に「ショックでした」

 元SMAPの俳優・稲垣吾郎(46)が14日、大阪市内でスポーツ各紙の取材に応じ、槇原容疑者の逮捕について「驚きましたし、ショックでした」と語った。

 稲垣はSMAP時代の2003年、槇原容疑者から「世界に一つだけの花」の楽曲提供を受けた。同曲は310万枚以上を売り上げ、平成に発売されたシングルのなかで1位の大ヒットに。SMAPの代表曲となっただけでなく、04年と19年のセンバツ高校野球でも開会式の入場行進曲に採用される「国民的名曲」として親しまれてきた。SMAPが解散した2016年12月末にはフジテレビ系「SMAP×SMAP」の最後に披露され、これが解散前ラストパフォーマンスになった。

 “恩人”ともいえるヒットメーカーの逮捕に、稲垣は「やっぱり僕らとしては…、と言うか、僕としては、見守るしかないのでね…。非常にショックは受けましたけど」と、無念の表情を浮かべた。

 槇原容疑者にとっても、同曲は「完全復活」を印象づける曲になった。99年8月に覚醒剤取締法違反で逮捕され、同12月に1年6月(執行猶予3年)の有罪判決を受けた。翌年11月、芸能活動を再開して以降、初のミリオンヒットに。優しい曲調や歌詞の世界観は、槇原容疑者の才能を多くの人に再認識させた。

 2010年にも、SMAPのアルバム「We are SMAP!」に収録曲「Love&Peace Inside?」を提供。その後も「SMAP×SMAP」などで稲垣らと共演したほか、自身のライブでも「世界に―」をたびたび歌唱してきた。

 最後まで厳しい表情を崩さなかった稲垣。「(槇原容疑者に)更生してほしいか」と問われると、「そうですね」と絞り出すように話した。

 ◆道徳の教科書「慎重に検討」

 槇原容疑者の代表曲の一つで、SMAPに楽曲提供したことでも知られる「世界に一つだけの花」(アルバム02年、シングル03年)の歌詞が、小学校の道徳の教科書などに掲載。光村図書出版では、担当者が対応し、「今日(14日)の段階では何もお答えできません。教育のことなので、いろいろな角度から慎重に検討していきたい」と話した。

(20/2/15(土)スポーツ報知)


■稲垣吾郎 槇原容疑者逮捕に「ショック 見守るしかない」

 俳優の稲垣吾郎(46)は14日、大阪市内でスポニチ本紙などの取材に応じ、覚醒剤、危険ドラッグ所持の疑いで逮捕、送検された歌手・槇原敬之(本名・範之)容疑者(50)について「驚きました」と沈痛な面持ちで語った。

 稲垣は、自身の仕事などについて、ユーモアを交えて饒舌に語っていたが、最後に報道陣から「槇原さんが逮捕されましたが?」との質問には表情を曇らせ、関係者が返答を遮ろうとするのを止めて自ら「驚きました。ショックでしたね」と語り始めた。SMAP時代に、グループとして2003年3月発売の大ヒット曲「世界に一つだけの花」を槇原容疑者から楽曲提供され、何度も音楽番組でも共演したという仲。もちろん、音楽的な影響も受けたに違いない。

 それだけに、槇原容疑者の2度目の逮捕には「ボクらとして、ボクとしては見守るしかないですね」と今後の成り行きを静観する姿勢であることを明かし「更生してほしいか?」との質問には「そうですね。非常にショックを受けました」と繰り返した。

 偶然にも、取材を受けたのは槇原容疑者の出身地・大阪。「そっかあ。大阪ならそういう質問もありですね。(槇原容疑者は)大阪の人だったから」。最後まで、厳しい表情だった。

(20/2/15(土)スポニチ)