1 陽花

【サンスポ】慎吾『アノニマス』インタビューA

→続き

◆「みんなの話題が刺激に」

 仲間の活躍も励みになっている。96年にSMAPを脱退し、オートレーサーに転身した森且行(46)が昨年11月の最高峰レース・日本選手権で初優勝。稲垣は今月7日に主演舞台「No.9ー不滅の旋律ー」が千秋楽を迎え、昨年末に結婚した草なぎは、2月14日スタートのNHK大河ドラマ「青天を衝け」に徳川慶喜役で17年ぶりの大河ドラマ出演を果たす。

 「みんなの話題はすごく刺激になるし、なんか安心。“きょうの感染者は何人だろう”とか常に気にして生きている中で心がホッとする」としみじみ。

 「森君が優勝したって聞いたら、笑顔になれたし、吾郎ちゃんの舞台も無事に千秋楽を迎えられてよかったって思ったり、草なぎは僕がこの作品に決まったとき、ガッツポーズして『やったじゃん! すごいな』って喜んでくれた。僕は彼が大河に決まったときに同じ思いだったのでうれしかった」とつよぽんとの絆を興奮気味に話した。

 豊富な経験を積み、確かな足跡を残してきただけに、日常生活が激変したコロナ禍の中でも新たな思いを胸に前を向く。

 「今年はファンの方々や応援してくれる周りの人とか、人とつながっていたいですね。人ってぬくもりを感じていないと今を乗り越えられないんじゃないかな。1人で乗り越えようと思うのではなく、みんなで一緒に頑張っていきたい」

 31日に44歳の誕生日を迎える。年齢やキャリアは重ねても、ファンや仲間との絆を大切にする慎吾ちゃんの優しさは永遠に変わらない。

 ■香取 慎吾(かとり・しんご)

 1977(昭和52)年1月31日生まれ、43歳。神奈川県出身。87年にジャニーズ事務所に入所し、88年にSMAPに加入。96年に日本テレビ系「透明人間」で連続ドラマ初主演。2000年に慎吾ママとして広めた「おっはー」が同年の流行語大賞に。16年12月のSMAP解散後はソロで活躍。17年9月に同事務所退所後は初の個展を開くなどアーティストとしても活躍。近年の代表作は映画「凪待ち」、配信ドラマ「誰かが、見ている」など。7月に出演ミュージカル「日本の歴史」が再演される。182センチ。

★「移動車の中」が憩いの場
 ドラマ撮影で多忙な日々を過ごす中、気分転換する方法について「仕事の移動車の中を充実させています」とにっこり。「最近はウエットティッシュや消毒液とか置いたり。連ドラだからか、移動する車の中を充実させる感じって数年ぶりで、車が家のようになっていくのが懐かしい」としみじみ。今年挑戦したいことに「外出」を挙げ、「ものすごくインドアなので、有名な公園を散歩したり…。おうち時間をちゃんと過ごすためにも外の空気を吸うのは大事かなって」とお茶目に語った。

★「おはスタ」21年ぶり出演
 香取が25日放送のテレ東系子供向け番組「おはスタ」(月〜金曜前7・05)に21年ぶりに出演することが22日、番組内で発表された。香取は2000年に大人気となったキャラクター、慎吾ママとして名物あいさつ「おっはー」を広めた立役者で、「おっはー!」は同年の新語・流行語大賞の年間大賞にも輝いた。この日は番組公式ツイッターでの告知をリツイートし、「#おっはー #おーはー」と喜びをお茶目に表現した。


(21/1/23(土)サンスポ)