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【ORICON NEWS】慎吾『アノニマス』インタビュー@

■香取慎吾、SNS上の誹謗中傷を捜査する刑事役「ドラマが持っている力」に期待

 テレビ東京系で25日にスタートする新ドラマ『アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜』(毎週月曜 後10:00)の主演として、5年ぶりに民放ドラマに出演する香取慎吾。テレビ東京のドラマ出演は1988年の『あぶない少年III』以来33年ぶりとなる。

 「33年ぶりって(笑)、最高の冗談だと思っています。“テレ東ドラマ初出演”なんじゃないか、と思って念のため確認したら、33年前に出ていた(笑)。僕自身、『あぶない少年III』はアイドル・バラエティーで、その中でお芝居をしたり、歌ったり、そういうことを小学生の頃にしていたな、という認識でしたから。実は、ドラマに分類されていた。本当は初って言いたいけど、嘘はつけないですもんね」

 “あぶない少年”は、それから30年以上にわたってアイドルとして第一線で活躍し続け、アート作品の表現者としてもキャリアを積み、40代に。そんな香取を主演に迎えて描くのは、SNSでの誹謗中傷によるトラブルや事件の解決に取り組む、警視庁の架空の専門部署「指殺人対策室」=指対(ゆびたい)の刑事・万丞渉(ばんじょう・わたる)の活躍を描くクライムサスペンス。万丞をはじめクセの強い「指殺人対策室」のメンバーたちが、アノニマスに怯える被害者たちのために奔走。思いもよらない事件に巻き込まれていきながらも、顔の見えない犯罪者=アノニマスを暴き、その裏にある事件の真相を見つけ出していく。現代の日本の社会がかかえる闇に深く切り込んでいくオリジナル作品だ。

 「SNS上の誹謗(ひぼう)中傷を題材にしたドラマを一緒に作りませんか、とおはなしをいただいて、『ぜひ、やらせてください!』と思いました。僕はアイドルとして、ファンタジーの世界で生きている部分もありますし、そもそもストレートな問題提起をするタイプではないのですが、約3年前にSNSを始めて、少しずつやってみて、わかってきたこともあって。世界中でいろんな問題が起きていること、コミュニケーションツールとして進化もしていることなども感じています。ドラマなのであくまでもフィクションですし、指殺人対策室のようなものは現時点では実在しないわけですが、今を知るとか、そう遠くない将来にこういう部署ができるんじゃないかとか、こうしたら未来がもっとよくなるんじゃないかとか、そういうことを、リアリティを持って考えることができる。それもフィクション、ドラマが持っている力だと思うし、そういうお仕事が久しぶりにできるということに、ワクワク、ドキドキしています」


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