1 陽花

『仮装大賞』初の無観客で放送決定

■欽ちゃん&香取慎吾司会「仮装大賞」第98回は初の無観客で 日テレ系2月6日放送

 タレントの萩本欽一(79)、香取慎吾(43)が司会を務める日本テレビ系「第98回 欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞」(来月6日・後7時)が、史上初の無観客形式で放送される。

 収録は緊急事態宣言前の昨年12月に実施された。コロナ禍での開催とあって、無観客方式に加え、作品募集も単独での出演、あるいは同居家族に限定したものに。演技披露後の出場者インタビューも、一定の距離を保ちながら行われ、換気のために休憩をはさむなど、“ニューノーマル”の仮装大賞となった。

 収録を振り返り、欽ちゃんは「(無観客は)やらざるを得ないってことでやってみると、これはこれで気分が違う。(密着して)インタビューできないのはつらいけど、初めて経験した意義のあること」と手応え。香取も「『やったね』のハイタッチや『悔しかったね』と肩を支えたりすることを我慢しなければいけない部分はあった」とコロナ禍ゆえのもどかしさを語りつつも「おひとりの方がフューチャーされて、主役になっていくのは面白い」と新たな仮装大賞の可能性を見つけた様子だった。

 1979年から始まった仮装大賞も98回目となり、大台の100回突破も近づいてきた。欽ちゃんも「仮装大賞って、テレビ局が作るのではなく、向こう(出場者)が持ってきてくれる貴重な番組。その人の人生や物語がなんとなく見える」と変わらぬ番組への愛着を語った。

 今回は25組がエントリーし、社会現象化している「鬼滅の刃」にちなんだ作品も登場。映画の名場面を再現した演目もあり、審査員に初挑戦した主人公・竈門炭治郎役の声優・花江夏樹(29)も大興奮の様子だった。


(21/1/30(土)スポーツ報知)