1 陽花

紅白歌手別視聴率でSMAP3連覇@

■貫禄3連覇!SMAP、紅白視聴率49.4%

 昨年大みそかの「第63回NHK紅白歌合戦」の歌手別視聴率が4日、サンケイスポーツ調べで明らかになり、3年連続5回目の大トリを務めたSMAPが49・4%を記録し、こちらも3年連続で首位に輝いた。2000年以降では通算8度目のトップ奪取。第1部では誰も40%に届かなかったが、第2部の2番目に登場した初出場のももいろクローバーZが40・6%を叩き出して勢いをつけ、24組が40%超えを達成した。

 SMAPが貫禄の3連覇−。ビデオリサーチが集計した紅白の毎分視聴率(関東地区調べ)から、サンケイスポーツの独自調査で割り出した出場歌手別の視聴率が判明した。

 トップはSMAP。先月30日のリハーサル会見の際、誰が音痴かを言い合うメンバーに木村拓哉(40)が「こんなこと言ってるヤツらが大トリなんかやっちゃダメだよ!」と強烈な“喝”。本番は息の合ったハーモニーを見せただけに、面目躍如といった格好。

 2位は紅組のトリを飾ったいきものがかりの47・9%。歌唱の際、審査員などを務めた五輪メダリスト6人のほか、紅組全員がバックで手拍子などで応援、それも高数字に結びついたようだ。3位は紅白がラストステージになったプリンセス プリンセスの47・6%だった。

 平均42・5%を記録した第2部で、特筆すべきはももクロ。脱退メンバーの名を歌詞に入れて歌うなど、明るく元気なステージで注目を集め、第1部から通算24組目にして初めて40%を突破。嵐が歌った「ふるさと」など企画コーナーを除き、全50組中の24組が40%を超える起爆剤となった。

 なかでも、ももクロと同じ初出場組が発奮。きゃりーぱみゅぱみゅが40・7%。斉藤和義(46)が46・1%、美輪明宏(77)が45・4%、アフリカのナミブ砂漠で歌ったMISIA(34)が43・4%と、軒並み高数字を残した。

 前半の第1部を牽引したのは、やはり初出場組、ゴールデンボンバーの33・7%。審査員や観客約2600人にメンバーとそっくりの白いお面をかぶせた演出で楽しませた。巨大ドレスの水森かおり(39)も36・1%と貢献し、第1部の最高は香西かおり(49)の36・7%で、ベテランの意地を見せた。

 今回の紅白は、白組司会の嵐が光との融合ステージで46・4%を叩き出したほか、五輪メダリストによる曲紹介など、演出面で凝った工夫が目立った。生のビッグバンドを紅白史上で初めて入れず、出演者の若返りも目立ったが、それを上回る斬新な演出が功を奏したといえそうだ。

(13/1/5(土)サンスポ)


■紅白歌手別視聴率 ももクロで40%超!トップは大トリSMAP

 昨年の大みそかに放送されたNHK「第63回紅白歌合戦」の出場歌手別視聴率が判明した。ももいろクローバーZやプリンセスプリンセス、美輪明宏(77)ら話題の初出場組がいずれも40%超えを果たした。トップはSMAPで、今回を含めて大トリを務めた計5回はすべて1位となり、貫禄を示した。

 午後9時からの第2部が42・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、昨年の全番組の中で唯一の40%超えを果たし、年間最高視聴率に輝いた紅白。歌手別の数字を見ると、話題の初出場組が支えていた。

 ビデオリサーチの調査を基にした関東地区のスポニチ集計によると、震災復興支援のために16年ぶりに再結成し、最初で最後の紅白となったプリンセスプリンセスが47・6%で、SMAP(49・4%)、いきものがかり(47・9%)の紅白の両トリ以外では最高を記録した。

 ほかにも、77歳での初登場が話題となった美輪が45・4%、日本テレビの11年のヒットドラマ「家政婦のミタ」の主題歌を歌った斉藤和義(46)が46・1%、衣装が注目されたきゃりーぱみゅぱみゅも40・7%といずれも40%の“大台”を超えた。

 実はNHKが後半に狙っていたスタートダッシュが奏功していた。

 同局関係者は「ニュースによる5分間の中断後のトップバッターには、関ジャニ∞、ももいろクローバーZという昨年の活躍が目立った初出場の2組を置き、勢いを付けることを狙い、その通りになった」と話している。期待通り、関ジャニ∞が午後9時の35・9%から37・2%へ視聴率をグングン上げ、ももいろクローバーZは40・6%をマークしてもり上げ、後へつなげた。

 一方、SMAPのトップは、過去20回の出場で3年連続8回目となった。紅組のトップもトリのいきものがかりだった。全体の最高は午後11時40分の50・8%で、全員の歌唱を振り返るダイジェスト映像を流し、勝敗を発表する直前だった。

(13/1/5(土)スポニチ)