1 陽花

木村がアンドロイドにA

■キムタク×柴咲コウ、10年ぶり最強タッグ!

 SMAPの木村拓哉(40)が10月スタートのTBS系「安堂ロイド〜A.I. know LOVE?〜」(日曜後9・0)で主演することが14日、分かった。100年後から現代に送り込まれたアンドロイド役で、10年ぶりに柴咲コウ(32)と共演。時空を超えた究極のラブストーリーを展開する。現在、高視聴率を誇る「半沢直樹」のドラマ枠だけに、早くも大ヒットの期待が高まる。

 社会現象になりつつある「半沢直樹」効果で大注目のTBS日9枠に、視聴率男、キムタクが再び登場する。

 美容師、脳科学者、南極越冬隊員など多彩な役を演じてきた木村が今回挑戦するのは、100年先の未来から送り込まれたアンドロイド。その名もズバリ、安堂ロイド。さらに、ロイドと深い関わりを持つ天才物理学者、沫嶋黎士(まつしま・れいじ)も演じ、初の一人2役に挑む。

 相手役となるIT会社の優秀社員、安堂麻陽(あさひ)には柴咲コウが起用され、TBS日9枠歴代2位となる最高視聴率37・6%を記録した「GOOD LUCK!!」以来、10年ぶりの共演が実現した。

 物語はタイムケーブルを通じて2113年の未来と情報共有できる現代が舞台。ある日、麻陽と婚約関係にあった黎士が何者かに殺され、失意の麻陽までも命を狙われる状況に…。そこにロイドが現れ、麻陽を命賭けで守りぬく。ロイドに嫌悪感を抱いていた麻陽と、感情回路がないはずのロイドが次第に心を寄せ合うラブストーリーだ。

 黎士が殺され、麻陽も狙われ、ロイドが現れた理由や、麻陽とロイドが同じ安堂姓であることなど、数々の謎はドラマを通して明かされていく。また、ロイドは、口調や動きが“ロボット風”ではなく、人間同様に立ちふるまうという。

 「僕自身としても新しい挑戦になると思う。現在と100年後という時空を超えた世界、その設定もワクワクしますし、ロイドが現代でどう変わっていくのか、しっかり作り上げていきたい」と木村。柴咲との共演についても「愛は時空を超えられるのか…そんなラブストーリーの相手が柴咲さんで心強いです」と全幅の信頼を寄せる。

 強力コンビ復活に加え、TBS日9枠の歴代視聴率トップ3を独占してきたキムタクが、満を持して「半沢直樹」に続く大ヒットを狙う。

◆柴咲コウ、キムタクは「私にとってもヒーロー」

 キムタクとの10年ぶりの共演を果たす柴咲コウ(32)も気合十分。「GOOD−」ではパイロット(木村)と整備士という関係のラブストーリーで視聴者をクギ付けにした。柴咲は「過去のいたらなかった自分を進化させ、今できることを惜しみなく体現できたらと思います。麻陽にとっても私にとってもヒーローである木村さんには、気持ちよくロイドを演じてもらえるよう尽力します」と熱演を約束した。

(13/8/15(木)サンスポ)


■キムタク「半沢直樹」後枠でアンドロイド

 木村拓哉(40)がアンドロイド役に挑戦することが14日、分かった。10月スタートのTBS系連続ドラマ「安堂ロイド〜A.I. knows LOVE?〜」(日曜午後9時)に主演し、アンドロイドと天才物理学者の2役を演じる。高視聴率で話題の同局系ドラマ「半沢直樹」と同じ放送枠。ヒロインは柴咲コウ(32)で、平均視聴率30・6%を記録した03年同局系ドラマ「GOOD LUCK!!」以来のドラマ共演となる。ゴールデンコンビでこちらも大ヒットを狙う。

 「安堂ロイド」はオリジナル作品。殺された天才物理学者とそっくりの謎の男ロイドが机の引きだしの中から突然、婚約者の前に現れる。100年後の未来からやってきたロイドの使命は婚約者をあらゆる危険から守ること。「愛」という言葉を知らず、人間の「悲しみ」「怒り」も理解できない。現在と100年先の未来が結び付く時空を超えたラブストーリー。木村はアンドロイドの安堂ロイドと大学教授で天才物理学者の2役を演じる。「新世紀エヴァンゲリオン」を手掛け、宮崎駿監督の新作「風立ちぬ」で声優も務めた庵野秀明監督が設定などに協力した異色ドラマだ。

 植田博樹プロデューサーは主人公について「寡黙で不器用で誰にも言えない過去がある男が、守るべき誰かと出会い生きていく意味を見いだしていく」と説明する。ヒット映画の「レオン」「野性の証明」「ボディガード」がアイデアや企画の参考になったという。「SF的な要素、ミステリー、サスペンス、アクションもある。けれど、まごう事なきラブストーリーにしたい」という。

 1年ぶりに連続ドラマ主演する木村は「新しい挑戦になると思います」と新境地を強く意識している。「時空を超えた世界、設定にもワクワクします。『ロイド』が現代でどう生き、どう変わっていくのか、スタッフ、キャストと一緒にしっかり作り上げていきたいと思います」と意気込む。

 現在、同じ放送枠で堺雅人(39)主演の「半沢直樹」が大ヒット中。11日放送の第5話の平均視聴率は29・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった(関西地区は29・5%)。木村・柴咲のタッグも「GOOD LUCK!!」最終回が平均37・6%という実績を持つ。植田氏は「視聴率、評判、クオリティー全てにおいて最高の評価をもらえるよう頑張るという意味で、もちろん、てっぺんを狙います」と話している。

(13/8/15(木)日刊スポーツ)