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慎吾、『オーヴォ』特命大使就任A

■慎吾 感激オーヴォ特命大使 カナダのシルク本社訪問

 SMAPの香取慎吾(36)が、来年2月に日本公演が始まるシルク・ドゥ・ソレイユのスーパーサーカス「オーヴォ」の特命大使に任命された。長年のシルクファンで、11年の「クーザ」で初の特命大使を務めた香取は、10月下旬に初めてカナダ・モントリオールのシルク本社を訪問。社長の大歓迎を受け、SMAPのコンサートをシルク風に演出していいというお墨付きもゲットした。

 モントリオールのシルク本社の社長室。あいさつを交わした後、ダニエル・ラマール社長(60)が「ようこそシルク・ドゥ・ソレイユへ。慎吾の話はよく聞いてますよ」と語りかけると、香取は「やっと会えた。うれしいです!」と目を輝かせた。

 さらにラマール社長は「クーザの特命大使をしてくださり、ありがとうございました。来年もオーヴォ日本公演の特命大使をお願いします」と3年ぶりの大役を要請し、サプライズのプレゼントを取り出した。「そのしるしとして、名刺をお渡しします」

 世界中で約1300人のアーティストを含む約5000人が働くシルクで、社外の個人の名刺が作られたのは初めて。香取は「シンゴ・カトリって!」と食い入るように見つめ、「日本中のすみずみまでオーヴォのことを知ってもらうよう、頑張ります」と宣言した。

 90年代からシルクに魅了され、プライベートで渡米し観劇することも多い香取は「本当に大好きです。歌、ダンス…すべてに影響を受けています」とあらためてシルク愛を告白。「実はパクってます」と、SMAPのコンサートの参考にしていることも明かした。

 ワイヤにつられながら壁を歩いたり、開演前の客席に衣装を着たキャストが出没したり。SMAPは香取の発案で、シルクをヒントにした演出を多く手掛けてきた。

 ラマール社長は怒るどころか、「あなたはわれわれの一員ですから、使ってもいいですよ」とにっこり。「あなたはすばらしい大スターだと聞いています。あなたはシルクと大スターのみなさんをつないでくださる、大切なきずななのです」と太鼓判を押した。

 「本当ですか!」と叫び、大興奮の香取は「今度、SMAPコンサートの頭から終わりまで、ずっとシルク・ドゥ・ソレイユにしちゃおうかな。(稲垣)吾郎ちゃんがフライングするかも」と、早くもアイデアがわき出てきた様子だった。

 記念に持参したクーザ特命大使の際の写真は、ラマール社長が「従業員全員に見てもらいたい」とオフィスに飾った。

 作品のキャラクター以外が展示されるのは初めてで、香取は「ジャニーズを好きな人の写真が、ジャニーズ事務所に飾られるってことですもんね」と喜びをかみしめていた。

<オーヴォ(ovo)> ポルトガル語で「卵」の意味。日本では第10弾となるシルク・ドゥ・ソレイユのスーパーサーカスで、超人的なパフォーマンスを交えながら、草木の下にいる不思議な生き物たちの暮らしと恋を描く。09年4月に北米ツアーが始まり、これまで300万人を動員した。

<公演日程> 2月12日から4月13日まで、東京・台場のお台場ビッグトップで「フジテレビ開局55周年記念 ダイハツ オーヴォ 東京公演」として計83公演が行われる。大阪、名古屋、福岡、仙台も回る予定で、日程は後日発表。日本公演全体では15年6月7日までに計558公演の予定となっている。

◆カナダ訪問の模様は12月7日放送

 香取のカナダ訪問の模様は、12月7日午前10時45分からフジテレビ系「香取慎吾 はじめてのカナダ 美味しい旅 シルク・ドゥ・ソレイユの大社長に会いに行こう!!SP」で放送される。シルク本社やトレーニング場の他に、ジル・ビルヌーブ・サーキット、ノートルダム大聖堂などの名所を訪問した。

(13/10/30(水)東京中日スポーツ)


■慎吾ソレイユ特命大使!パクリも公認

 SMAPの香取慎吾(36)が世界的エンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」の特命大使に任命された。2010年に続く2度目の大役。初めてカナダ・モントリオールにある本社を訪ねた香取は、来年2月から日本で開催されるスーパーサーカス「オーヴォ」の魅力を国内で広める「オーヴォ特命大使」を託された。

 大ファンだった「シルク‐」からの再要請に興奮を抑えきれなかった。任命式出席のため訪ねたモントリオールの本社で、同社のダニエル・ラマール社長(60)から香取用の名刺を受け取った香取は、「よく僕を選んでくれた。2014年の香取慎吾も安泰!!」と大はしゃぎした。

 香取は10年にシルクのショーである「クーザ」の特命大使に就任。当時の写真を社内に飾ってほしいとお願いすると、社長は快諾。所属アーティスト以外の写真が初めて本社に飾られることに。

 すっかりシルクの一員となった香取は、SMAPのコンサート演出のヒントをシルクから得ていることも社長に告白。「ちょいちょい、パクってますが大丈夫ですかね?」と確認すると、社長からは「シルクの一員ですので」と許可を取り付けた。

 本社訪問は夢のような時間だった。トレーニング施設では「オーヴォ」で使用されるトランポリンで高さ8メートルの壁にジャンプするパフォーマンスを体験。衣装などを作る工房見学では、SMAPのコンサートで使用したい生地を見つけ、「こんなやり方があったんだ」と瞳を輝かせた。

 訪問を終えた香取は本社の印象を、「ジャニーズ事務所みたい」と振り返った。世界的エンターテインメント集団の裏側に迫り、「SMAPとしてやりたいことが膨らんだ。これから先、どのくらい上を目指すことができるのか」と気持ちを新たに。シルクからアイデアを膨らませた香取が、結成25年を迎えた国民的グループをさらに進化させていく。

(13/10/30(水)デイリースポーツ)