1 陽花

吾郎『福家警部補の挨拶』に出演

■檀れい“女コロンボ”に挑戦!民放連ドラ初主演で稲垣振り回す

「福家警部補の挨拶」に主演する檀れい。初の刑事役で新境地を開く【拡大】

 女優、檀れい(42)が来年1月スタートのフジテレビ系「福家警部補の挨拶」(火曜後9・0)で民放の連続ドラマに初主演することが19日、分かった。美しく清楚なイメージを覆す、抜群の推理力で相手をとことん追い込む刑事役に初挑戦。上司役をSMAPの稲垣吾郎(39)が演じ、豪華初共演が実現する。

 原作は大倉崇裕氏の同名推理小説で、檀演じる福家(ふくいえ)警部補が並外れた推理力、鋭い観察力で事件を解明するミステリードラマ。「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」のように、犯人が物語冒頭で明かされる倒叙(とうじょ)型式で展開する。

 “女コロンボ”や“女古畑”ともいえる福家は、服装や化粧に気を配らず女性らしからぬ風貌で周囲から浮いた存在。稲垣扮する堅物上司の石松警部とは相いれないタイプで、言うことも聞かずに突っ走る。

 サントリー「金麦」のCMで清楚な良妻イメージを振りまいてきたが、同局制作側は「“見たことのない刑事ドラマ”なので、刑事ドラマの主人公とは遠いイメージの方でありながら、リアリティーを感じられる方」との理由で起用した。

 檀は、2011年放送の同局系「美しい隣人」で隣の家の女性に陥れられる主婦役など“追い込まれる女性”を多く演じてきたが、相手をとことん追い詰める福家役は新境地。ビジュアルでも美貌を“封印”し、「これまでは耐える女が多く、キャリアウーマン役の経験が少なかった。男の人に混ざってガツガツ仕事をする役がうれしい」と意気込んでいる。

 劇中では稲垣を振り回すが、「稲垣さんが私の顔を見ていやだなーと、ため息をつくような刑事をやりたい」とユーモラスに初共演を心待ちに。稲垣も「(SMAPの同僚の)木村(拓哉)くんの映画(『武士の一分』の妻役)で強烈な印象を残されていた。いろいろなお顔が見られるのが、こちらこそ楽しみです」と檀とのタッグを喜んだ。

★やりとりも注目

 檀演じる福家警部補と、稲垣演じる石松警部の正反対なキャラクターの2人のやりとりもドラマの見どころ。自身の仕事を飛び越えて、福家からのさまざまな頼みごとを引き受ける鑑識の二岡役は俳優、柄本時生(24)が演じる。


(13/11/20(水)サンスポ)