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木村がテレ朝系ドラマで武蔵に@

■70人斬り決闘も!キムタク「宮本武蔵」で7年3カ月ぶり時代劇

 SMAPの木村拓哉(41)が、来年3月放送のテレビ朝日系スペシャルドラマ「宮本武蔵」(2夜連続放送)で主演を務めることが25日、分かった。7年3カ月ぶりの時代劇で、宮本武蔵を演じる。数々の高視聴率ドラマに登場した木村は戦国時代を代表する剣豪を演じることに、「最終的に自分の“武蔵”になればいい」と闘志を燃やした。

 キムタクが武蔵に変身する。数々のヒット作に出演し、今の日本のドラマに欠かせない男が、戦国時代を代表する剣豪を演じる。

 「宮本武蔵」はテレビ朝日の開局55周年記念特番。木村にとっては盲目の剣士に扮した2006年12月公開の映画「武士の一分」以来、7年3カ月ぶりの時代劇だ。さらに、テレ朝ドラマの出演は1995年の「君は時のかなたへ」までさかのぼる。

 満を持しての登場。永遠のライバル・佐々木小次郎との巌流島の戦いや一乗寺下り松での70人斬りなどの決闘シーンが盛り込まれる。また生涯の友・又八との出会いと別れ、幼なじみ・お通とのすれ違いが生んだ悲恋など、宮本武蔵という男の悲哀、苦悩も描かれる。

 すでに撮影はスタート。剣道経験者で力強く、かつ華麗な殺陣を披露する木村は「小さいころから“刀を振る”という経験をしてきたので、宮本武蔵という存在はいやでも意識してしまう人物でした」と、今回のドラマ出演に運命を感じ取っている。

 一方、同局のゼネラルプロデューサー、横地郁英氏は「宮本武蔵のミステリアスな魅力を演じてもらえるのは木村拓哉さん以外にいないと思い、出演をお願いした」と起用理由を説明。「今まで見たことがなかった宮本武蔵を、木村さんとともに作っていきたい」と自信をのぞかせた。

 周囲の期待をヒシヒシと感じる木村。「数多くの先輩方が演じられてきましたが、僕もワンカット、ワンカット、妥協のない『OK』をいただいて、最終的に自分の“武蔵”になればいいと思っています」と言葉に力を込めた。全身全霊を込めて演じる孤高の剣豪。キムタクが、視聴者の視線をクギ付けにする。

◆キムタク「宮本武蔵」、CG駆使し決闘シーン演出!

 スタッフ陣も豪華な顔ぶれだ。世界的アクション監督、谷垣健治氏(43)がアクションを担当し、ワイヤーアクションやCGを駆使した時代劇の常識を覆す迫力のシーンを演出する。脚本は木村の主演映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」などを手掛けた佐藤嗣麻子氏(49)らが名を連ねた。木村以外のキャストは今後、発表される。

(13/12/26(木)サンスポ)