1 陽花

『福家警部補の挨拶』記者会見

■稲垣吾郎、“変わり者役”多く嘆き節「普通のお父さんとかやりたい」

 人気グループ・SMAPの稲垣吾郎が12日、都内で行われたフジテレビ系新ドラマ『福家警部補の挨拶』(14日よりスタート、毎週火曜 後9:00〜)の記者会見に出席した。主演の檀れいが演じる風変わりな女刑事、福家警部補の上司で、いつも指示を完全無視されてしまう石松警部役の稲垣は「最近は変わり者の役しかこなくて…。普通のお父さんとかやってみたい」と嘆き、笑いを誘った。

 “悪役”にも定評のある稲垣は、福家とは全く相容れないタイプの警部役に「今回も個性的な役で自分自身、楽しませてもらっている」と充実感をにじませ、さらに「おいしいと思ってます」としたり顔。身だしなみに無頓着な福家に対し「福家さんは髪の毛ボサボサですけど、僕は1本も乱さないで最終話までやりたい」と意気込んでいた。

 同作は最初に事件の犯人が明かされる倒叙ミステリーというスタイルをとっており、毎回多彩な殺人犯役のゲストを迎える。「普段ずっとテレビで観てた方だったりするから、すげぇなって…」と縮こまっていた共演の柄本時生に、稲垣は「君は誰?」とおとぼけ。続けて「こんな俳優さん見たことない。番宣でさんまさんの番組にいた時、僕の横にいたよね? スタッフさんがマイク付けに来たのかと思った」とからかって笑わせながらも「本当に個性的で、若手でこういう俳優さんいないから見ていて面白い」と興味津々だった。

(14/1/12(日)ORICON STYLE)


■主役檀れいを初刑事役稲垣吾郎がフォロー

 檀れい(42)とSMAP稲垣吾郎(40)が共演するフジテレビ系連続ドラマ「福家警部補の挨拶」(14日スタート、火曜午後9時)の試写会が12日、東京・台場のシネマメディアージュで行われた。作家大倉崇裕氏の同名推理小説が原作。初の刑事役となる檀は、相手をしつこく追い込む変わり者の刑事、福家警部補を演じる。檀は民放連ドラ初主演。この日は緊張気味の檀を、イベント経験豊富な稲垣がフォローして盛り上げた。

 檀が出席者全員に「取り調べ」と称した質問をする際、稲垣は自ら回答者にマイクを差し出し、柄本時生(24)にはマイクの向け方も指示した。落ち着かない様子の柄本に時々突っ込みを入れたり、檀には「僕にちゃんと興味持ってくださって聞いてます?」と真顔で迫った。イベント内容について「いいですね、この茶番劇みたいなの」と自虐的な言い回しで笑わせ、「僕もすごい楽しいです!」と言うなどして何度も観客を笑わせた。

 主人公の福家警部補は頭がボサボサの設定。「福家さんは頭がボサボサですけど、僕は髪を1本も乱さないでやりたいと思っています。このスタイルを崩したくないですよ」。普段から髪の乱れを気にする稲垣の本音ともつかない“挑発”に、檀も思わず噴き出しながら「崩させたいです!」と応じて抜群のチームワークを印象づけた。

 稲垣は福家警部補にとって堅物の上司という設定で目の上のたんこぶ的存在。「最近変わり者の役しかこない。普通のお父さん役をやってみたい」とボヤキながらも「おいしいと思ってますね」としっかり本音ものぞかせた。

(14/1/13(月)日刊スポーツ)