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武蔵のライバル小次郎は沢村一樹

■沢村一樹、木村“武蔵”のライバル小次郎役「巌流島は勝ちにいきます!」

 俳優の沢村一樹が、テレビ朝日開局55周年記念ドラマスペシャル『宮本武蔵』(主演:木村拓哉、3月15日・16日、2夜連続放送)で、武蔵の生涯のライバル・佐々木小次郎役を演じることが22日、わかった。武蔵の悲恋の相手・お通役には、女優の真木よう子が起用された。沢村、真木は、共に主演の木村と初共演となる。

 吉川英治氏の『宮本武蔵』(講談社刊)を原作に、これまでの武蔵像とはまったく異なる自らの弱さ脆さに悩み、それでも前進しようとあがく等身大のヒーロー・武蔵を木村が熱演。ライバル・小次郎と雌雄を決した“巌流島の戦い”をクライマックスに、吉岡一門との死闘、一乗寺下り松70人斬りの大スペクタクルを描きながら、剣豪・宮本武蔵の葛藤や苦悩が2夜連続、計5時間にわたって描かれる。

 沢村は「以前、高倉健さんも演じてらした佐々木小次郎の役との出会いは夢のようです! ある意味、武蔵の一番の理解者である小次郎を、木村くん演じる武蔵の気迫に負けないよう、時には荒々しく時には飄々と、『風』を感じる存在に仕上げたいと思います」と演じられる喜びをかみしめ、「今回の巌流島は勝ちにいきます!」と意気込む。

 そんな沢村“小次郎”の宣戦布告に、木村“武蔵”も「一般的な『宮本武蔵』って、武蔵がいて小次郎がいて、ふたりが戦うんでしょ?というイメージですけど、今回の作品はそこだけではなく、もっと深い部分も描いていく」と応え、「共演のみなさんとの呼吸も大切。そのあたりもみなさんにはぜひ楽しみにしていただきたいです!」と呼びかけた。

 武蔵を慕い続け、すれ違いに涙しつつも、陰ながら支え続けるお通を演じる真木は「彼女の中の芯の強さ」に思いを巡らせる。初共演の木村の印象については「すごく柔らかい印象の方。だけども、しっかりと座長としてそこに存在されていて、こちらも背筋がピシっとする思いです。今回お通を演じるにあたって、武蔵が木村さんで本当によかったな、と思っています」と話していた。

 ほかにも、武蔵の幼なじみ・又八役にユースケ・サンタマリア、天才肌の剣の名人・吉岡清十郎役に松田翔太、さらに、西田敏行、武田鉄矢、八千草薫、倍賞美津子、中谷美紀(特別出演)らが出演。豪華キャストが木村版“武蔵”に厚みをもたらしていく。

(14/1/23(木)ORICON STYLE)


■木村武蔵と豪華競演 テレ朝「宮本武蔵」3月15・16日放送

 SMAPの木村拓哉(41)が主演で宮本武蔵を演じるテレビ朝日開局55周年記念ドラマスペシャル「宮本武蔵」(3月15、16日2夜連続放送)の主要共演キャストが決まった。武蔵の生涯のライバル・佐々木小次郎を沢村一樹(46)、武蔵の悲恋の相手・お通を真木よう子(31)が演じる。

 武蔵の幼なじみ本位田又八をユースケ・サンタマリア(42)、武蔵と因縁の対決に臨む吉岡清十郎を松田翔太(28)がふんするなど豪華共演者が“木村武蔵”を盛り上げる。

 木村が8年ぶりに挑む時代劇「宮本武蔵」は、作家の吉川英治さんの代表作が原作。武蔵が、小次郎と雌雄を決した巌流島の戦いをクライマックスに、吉岡一門との死闘、一乗寺下り松70人斬りなどの大スペクタクルはもちろん、剣豪・武蔵の葛藤や苦悩も描かれる。

 ほかのキャストは、京都の遊女・吉野太夫を中谷美紀(38)、又八の母・お杉を倍賞美津子(67)、又八を助けるお甲を高岡早紀(41)、お甲の娘の朱実を夏帆(22)が演じる。

 現在撮影中の木村は「今回ご縁があってこのメンバーで『宮本武蔵』を作らせて頂くのは、大変光栄ですし、責任も重大だと思っています」と気を引き締めている。

 沢村&真木は木村と初共演。沢村は「木村君演じる武蔵の気迫に負けないよう、時には荒々しく時にはひょうひょうと、『風』を感じる存在に仕上げたい。今回の巌流島は勝ちにいきます!」。真木は「あの宮本武蔵をずっと愛し続けているお通は、どういう女性だったのかと考えました。あれだけ長い時間待ち続け、愛し続けられるのは、彼女の中の芯の強さなのでしょうね」と役作りに向けてお通像を膨らませる。

 横地郁英ゼネラルプロデューサーは、沢村の起用について「パワーも変化球もある独特の存在感」とし、真木については「美しさとかれんさと、武蔵に負けないくらいの強さ」と説明している。

◆脇役も豪華布陣

 ほかの出演者は、吉岡流の番頭的存在・植田良平を東幹久(44)、興福寺宝蔵院の筆頭高弟・阿厳を宇梶剛士(51)、奥蔵院の住持(住職)・日観を西田敏行(66)、新陰流の柳生石舟斎を武田鉄矢(64)、本阿弥光悦の母・妙秀尼を八千草薫(83)が演じる。

(14/1/23(木)中日スポーツ)