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『HEAT』続編を映画化と放送前に異例の発表

■AKIRA「HEAT」続編で映画化!ドラマ放送前に異例の決定

 EXILEのAKIRA(33)が主演するフジテレビ系「HEAT」(7日スタート、火曜後10・0)の続編が異例の速さで決まり、映画化されることが4日、分かった。主人公の消防団員のその後を描く「DRAGON」(仮題)で、昨年消防庁に創設された特殊災害専門部隊「ドラゴンハイパー・コマンドユニット」が初めて題材になる。AKIRAは「人物像を深く濃く築き上げて、映画につなげたい」と意気込んでいる。

 「GTO」の熱血教師から「HEAT」の消防団員へ。AKIRAの次なる代表作となりそうな新ドラマが、早くも続編として映画化が決まった。

 「HEAT」は、AKIRA演じる不動産会社のエリート社員、池上タツヤが素性を隠して地域の消防団員に潜り込む。街の再開発をもくろむという本当の目的があるが、消防団の仲間たちと接する中で人として成長していく姿を描く。

 7日からスタートするため、ドラマの結末さえ明らかになっていないが、映画「DRAGON」(小林義則監督)は主人公、タツヤのその後の物語になる。消防庁が昨年創設した特殊災害専門部隊「ドラゴンハイパー・コマンドユニット」が初めて映像作品の題材となり、石油コンビナートなど産業基盤の災害現場で命をかけて闘う男たちの姿を描く。

 映画は同庁の全面協力を得て、来春クランクイン。産業基盤の災害に対応する同部隊は、遠方まで大量の放水が長時間できる車両などを配備しており、災害シーンの撮影では実際の車両も使用する予定。迫力満点の本格的な映像を目指す。

 映画版の役どころは現時点で明らかになっておらず、AKIRAは「タツヤがどのような立場で『ドラゴンハイパー・コマンドユニット』に携わることになるのか、ドラマの行方に注目してください」とアピールする。

 ドラマ撮影に励みながら続編の役作りにも思いをめぐらせており、「ドラマでは『絶対に諦めない』という信念を持つタツヤの人物像を深く濃く築き上げて、映画につなげていきたい」と熱演を誓った。

◇ドラゴンハイパー・コマンドユニット
 正式名称はエネルギー・産業基盤災害即応部隊。総務省消防庁が昨年発表した、大規模災害時に全国の消防が被災地に派遣する緊急消防援助隊の新たな整備計画の1つで、東日本大震災の石油コンビナート災害を教訓に創設された。産業基盤の大規模爆発の際に長時間大量放水できる中核車両「大型放水砲車」「大容量放水ポンプ車」を現在、千葉・市川市消防局と三重・四日市市消防本部に配備しており、2018年までに全国計12地域に配備する予定。

(15/7/5(日)サンスポ)


■AKIRA、“消防”をテーマに主演ドラマの“続編”映画が決定

 7日スタートの関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『HEAT』(毎週火曜 後10:00※初回のみ後9:00〜2時間SP)の続編となる“消防”を舞台にした映画『DRAGON(仮)』(2016年春公開)が製作されることがわかった。主演は『HEAT』に引き続き、EXILEのAKIRAが主人公「池上タツヤ」を演じる。AKIRAは「まずはドラマで、“絶対に諦めない”という信念を持つ池上タツヤという人物像を深く濃く築きあげて、映画につなげていきたい」と気持ちを新たにした。

 同映画は、総務省消防庁が編成する、特殊災害に対応する部隊“ドラゴンハイパー・コマンドユニット”にスポットを当てたスペクタクルエンターテインメント。

 ドラゴンハイパー・コマンドユニットの名称は、江戸時代の消火道具「竜吐水(りゅうどすい)」にちなんで名付けられた。正式名称は「エネルギー・産業基盤災害即応部隊」。東日本大震災の教訓を踏まえ、石油コンビナートや化学プラント等での火災や爆発といった大規模な特殊災害に対応するために編成された。長時間大量放水が可能な「大型放水砲車」「大容量送水ポンプ車」を新たに整備し、現在、千葉県市原市消防局と三重県四日市市消防本部の2消防本部に配備されている。

 映画では、“ドラゴンハイパー・コマンドユニット”を舞台に、大規模特殊災害に命をかけて立ち向かう男たちの姿と、彼らを取り巻く家族や恋人の想いを描いていく。映画『アンフェア the movie』の小林義則氏が監督を務め、映画『八日目の蝉』では監督として日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した成島出氏が脚本を手がける。

 先行する連続ドラマでは、都市開発プロジェクトの用地取得のため地権者の情報を手に入れようと、素性を隠して地域の消防団第十一分団に入団したタツヤと、安住咲良(栗山千明)をはじめ個性豊かな消防団員たちや、消防士・合田篤志(佐藤隆太)らとの出会いが描かれるが…。

 AKIRAは「不動産会社のエリートビジネスマンのタツヤが、どのような立場でドラゴンハイパー・コマンドユニットに携わることになるのか。皆様にはドラマの行方にご注目いただきつつ、プロジェクトの集大成となる映画にもご期待ください!」と気合い十分だ。

 KADOKAWA・総務省消防庁・関西テレビ放送では、ドラゴンハイパー・コマンドユニット創設をきっかけにタッグを組み、「消防」をテーマにしたメディアミックスプロジェクトを展開。プロジェクトの原作として、ある勇敢な消防士の死をめぐり、遺された者たちの葛藤と再生を描いた小説『ファイアマンの遺言』(著:秦建日子/角川文庫)が刊行されている。

 AKIRAは「僕自身、こういった作品に携わることによって、規模の大小は関係なく災害に対する防災意識は高くなりました。このプロジェクトを通して、消防士・消防団の仕事への興味や防災への関心を、皆さまと共に意識していければと思います」とプロジェクトの意義をかみしめていた。

(15/7/5(日)ORICON STYLE)