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『HERO』法務省で完成報告会見@

■史上初!キムタク「HERO」法務省で完成報告、なでしこに声援も

 SMAP、木村拓哉(42)が5日、東京・霞が関の法務省で主演映画「HERO」(鈴木雅之監督、18日公開)の完成報告会見を行った。同省での映画イベントは史上初。木村は同シリーズを見て実際に検事を目指す人がいることに、「やりがいを感じています」と感慨深げ。6日にサッカー女子W杯決勝に臨む日本の“ヒロイン”にも、熱いエールを送った。

 「無条件で楽しめる映画になっていると思います」。木村は代表作の8年ぶりの映画化に、自信をみなぎらせた。

 2001年放送のフジテレビ系連続ドラマは、平均視聴率34・3%の大ヒット。07年公開の映画第1弾は興収81・5億円を記録し、一部キャストを代えた昨年放送の連ドラ第2弾も好調。型破りな検事・久利生(くりう)が独特の視点と洞察力で事件を追う姿に影響され、実際に検事を目指した人も多いという。

 この日の会見場所は、法務省。今作の撮影で使用された縁もあって実現したが、芸能関係のイベントが同省内で開かれるのは初めてだ。新任検事研修を行う場所でもあり、木村は「『HERO』を見て検察官を目指した方が、ここから巣立っていると聞いて、本当にやりがいを感じています」としみじみ。

 さらに「今回も作品から何人が影響を受け、いろいろなものを受け取ってくれて…皆さんの人生に関わることができるのかなと思うと、楽しみ」と目を細めた。

 検事たちの“HERO”となっている木村。6日朝に米国との決戦に臨むなでしこジャパンの話題に及ぶと、「点を決めてもらいたい。(前大会決勝でゴールを決めた)澤穂希さんの劇的なシーンがまたあるのかと、楽しみにしています」と熱気を帯びた口調に。

 「一度W杯を制覇した日本代表なので、胸を張っていってほしい。僕らはそれを応援できることを誇りにすべき。あとは、より楽しんだチームに結果が伴ってくると思う」とエールを送り、決勝の観戦については「ナマでしょ! やっぱり!!」。木村検事も生放送を観戦しながら、なでしこに熱い声援を送る。

◇ストーリー
 ある国の大使館の裏通りで女性が車にはねられて死んだ。東京地検城西支部の久利生検事(木村)が事務官の麻木(北川)と事故を起こした運転手を取り調べていると、かつてのパートナー、雨宮(松)が現れる。被害者女性が、広域暴力団が絡んだ恐喝事件の重要な証人だったことを知った久利生は、単なる交通事故ではないと雨宮も交えて捜査を開始。だが、そこに日本の司法が及ばない「治外法権」の壁が立ちふさがる…。

◆北川景子、キムタク&松たか子に興奮「中学時代にタイムスリップ」

 会見には北川景子(28)、佐藤浩市(54)ら豪華キャストが集結。連ドラ第2弾からヒロインを務める北川は、今作で8年ぶりに復活した初代ヒロイン・雨宮役の松たか子(38)と木村のシーンについて「一気に(視聴者だった)中学時代にタイムスリップしたみたいでした」と興奮気味に振り返った。

 佐藤は木村との大事なシーンの撮影当日に「アレルギーで顔が12回戦ボクシングを戦った後みたい」になったが、木村から紹介された病院で点滴と注射を打ち無事に撮影できたそうで、「座長のおかげ」と感謝した。

(15/7/6(月)サンスポ)


■キムタク「光栄」HERO映画史上初の法務省会見

 SMAPの木村拓哉(42)が主演する映画「HERO」(鈴木雅之監督、18日公開)の完成報告会見が5日、東京・霞が関の法務省で行われた。同所で映画のイベントが行われるのは初めてで、裁判をテーマにした人気作ということから実現。過去にロケも行った法務省旧本館(赤れんが棟)をバックに写真撮影をした木村は「今日、この場所で写真が撮れたことに縁を感じている」と感慨深げに話した。

 01年の連続ドラマ第1シリーズでも撮影が行われた、原点ともいえる場所での会見。演じる久利生(くりう)公平検事のトレードマークのジーパン姿で登場した木村は「(今回の)作品も撮影させていただいた。弁護士や検事の方がここを通過して世の中に出ていく。その場所で会見できてすごく光栄です」。思い出の地に戻ってきた喜びがつまったあいさつだった。

 普段、司法制度や民事行政などを管轄する職員が務める同所で映画、ドラマなどのイベントが行われるのは史上初。同作が検事のあり方を描いたヒット作であることと、同省が行う活動のPRポスターとコラボするなど関係を築いてきたことが評価されて実現した。

 第1シリーズは平均視聴率が34・3%を記録する大ヒット。スペシャルドラマ、映画を含め、今回が5度目の“登板”になる。今作は「治外法権」をテーマに、大使館や外交という壁の向こう側にある真実を久利生たちが追い求める。久利生の相手役を務めた雨宮舞子(松たか子)が検事として復活する。木村は「無条件に楽しめる作品になっている」と自信を見せた。

 写真撮影は1895年(明治28年)に建てられ、国の重要文化財にも指定されている法務省旧本館(赤れんが棟)前で行われた。それまで降っていた雨もやむなど天気からも祝福を受け、「今回も作品から何人が影響を受けてくれて、皆さんの人生に関わることができると思うと楽しみでいっぱい。今日、この場所で写真が撮れたことに縁を感じています」と木村。公開まで約2週間。8年ぶりに銀幕に戻ってきた「HERO」が再び社会現象を巻き起こす。

(15/7/6(月)スポーツ報知)