1 陽花

騒動後スマスマ初収録でSMAP笑顔E

◆SMAP稲垣 戻るなら「10年前」

 SMAPの稲垣吾郎(42)が21日、パーソナリティーを務める文化放送「稲垣吾郎のSTOP THE SMAP」(木曜、後7・30)に出演した。

 解散報道があった翌14日に収録された番組で「過去に戻るならいつがいいか?」という質問に対し、「10年前。健康に気を遣っていなかった。30代なりかけの頃に戻って、自分にカツを入れたい」と回答した。ストレスを感じたときの対処法には、「ストレスを感じるときは深呼吸する」と語った。

(16/1/22(金)デイリースポーツ)


■SMAP生謝罪後「スマスマ」初収録 キムタク堂々“独立組”ひっそり出入り

 分裂危機から一転し、グループ存続を表明した「SMAP」が21日、都内でフジテレビ系「SMAP×SMAP」(月曜・後10時)の収録を行い、サザンオールスターズの「涙のキッス」を5人で歌った。育ての親の女性チーフマネジャーではなく、ジャニーズ事務所の後継者とされる藤島ジュリー景子副社長の陣頭指揮のもと準備された新企画で、新・SMAPを印象づける再スタートとなった。

 二度と聴けなくなる可能性もあったSMAP5人の歌声がスタジオに響きわたった。5人で歌うのは11日放送のNHK「のど自慢チャンピオン大会2016」で代表曲「世界に一つだけの花」を披露して以来。激動の日々を経て取り戻したいつもの光景に、スタッフは胸をなで下ろした。

 この日は、メンバーが自分の好きな曲を選んで、5人全員でその曲を歌うという新企画が収録された。これまでは育ての親の女性チーフマネジャーがすべての企画に目を通していたが、騒動後は一切仕事にタッチしておらず、藤島ジュリー景子副社長が陣頭指揮を執って準備された。

 最近の歌のコーナーはシンプルなセットの中、スーツ姿で歌うことが多かった。ところが今回はラフな服装に、森の中のキャンプ場のような作り込んだセットが用意された。大胆なイメージチェンジで、新生SMAPの再出発を印象づけた。

 今回は草なぎ剛(41)がサザンオールスターズのヒット曲「涙のキッス」を選曲。自らギターを弾いたが、リハーサルでいきなりギターのチューニングがずれていたため、スタジオが笑いに包まれる場面も。収録は和やかなムードの中、進行した。続けてゲストを交えた通常の歌コーナーも収録した(ゲストと曲名は非公表)。予定されていたコントは行われなかった。

 メンバー5人が顔をそろえるのは18日の緊急生出演以来初めて。収録が行われる東京・青海の湾岸スタジオには正午過ぎからジャニーズ事務所の幹部やフジテレビ関係者が次々と姿を見せた。メンバー5人は午後1時半頃に車で別々にスタジオ入りした。

 再出発の日だが、稲垣吾郎(42)は帽子を目深にかぶり、報道陣のカメラを避けるようにうつむいた。中居正広(43)、草なぎ、香取慎吾(38)は後部座席で姿を見せなかった。一方、最初から事務所残留を決めていた木村拓哉(43)は堂々と助手席に座り、前を見つめた。18日の緊急生出演の際と同じように、一度は独立を決めたメンバー4人と木村は対照的だった。

 楽屋は通常通り、5人それぞれに1部屋ずつ用意された。リハーサルや本番のたびに楽屋からスタジオに移動し、終わると楽屋に戻るという形。メンバー同士は普段から移動中によく話すという感じではなく、この日も淡々としていたという。空き時間にはスタッフが休憩する「前室」と呼ばれる部屋にいることが多いという木村が中居と話をしたかが注目される。

 収録は午後6時50分ごろに終了し、午後7時過ぎから草なぎ、稲垣、木村の順にスタジオを後にした。中居は木村から1時間後の午後8時26分、最後の香取は同40分。草なぎは後部座席に崩れ落ちるように座り、精根尽き果てたかの様子。木村はサングラス姿で助手席に座り、変わらず堂々としていた。

 収録した2本の放送日は未定。再スタートをアピールするためにも、25日の放送予定コーナーを差し替える可能性もありそうだ。日本中が待ち望んでいたSMAPの歌声が、何はともあれお茶の間に戻ってくる。

つづく