1 陽花

騒動後スマスマ初収録でSMAP笑顔F

◆ジャニーズ構造改革、女性マネ色一掃!業務一本化へ

 ジャニーズ事務所が、今回のSMAPの騒動を受け、事務所の構造改革に乗り出すことが21日、分かった。SMAPの“育ての親”でもある女性チーフマネジャーが騒動の責任を取って今月12日に取締役を辞任した子会社「ジェイ・ドリーム」の人員や業務の再編に向け、今後、水面下の作業が進められていく。

 再編に向けた当面の問題は「ジェイ・ドリーム」の業務だ。同社は代表取締役のジャニー喜多川氏ら4人が取締役を務めるが、事実上は女性マネジャーの会社として2005年に設立され、SMAPの映像作品の制作、管理を中心とした業務を行ってきた。

 関係者によると「ジェイ・ドリーム」の株主の一部にはメンバー5人も名を連ねている。6人ほどの従業員がいるが、同社の事実上トップの女性マネジャーが不在になったことにより、業務が滞っている。取引先企業の1つは「(騒動後は)何も連絡が来ていません。今後の窓口も把握できていない状況です」と説明するように、早急な対策が求められている。

 事務所関係者は「何の方針も出ていないし、決まっていることはありません」と語ったが、ある関係者は「女性マネジャーと事務所の“派閥”がなくなったことで、権利を含めた業務を一本化する動きに入った。女性マネジャーの色を一掃する狙いもある」と明かす。予想される方法は2つ。1つは「ジェイ・ドリーム」の仕事をSMAP以外のアーティストにも広げること。事務所から新たな取締役やスタッフを送り込むなどの方策がとられる可能性がある。もうひとつは、「ジェイ・ドリーム」の仕事を「嵐」など多くのアーティストの映像作品の管理などを行っている「ジェイ・ストーム」に移行していく方法。その場合は「ジェイ・ドリーム」は縮小化される公算が大きい。

(16/1/22(金)スポーツ報知)


■5人で歌ったSMAP 解散回避後初のスマスマ収録

 解散危機を乗り越え、SMAPの5人が21日、東京・湾岸スタジオでフジテレビ系「SMAP×SMAP」(月曜午後10時)の収録を行った。

 解散問題が発覚した先週はもともと収録の予定がなく、18日の「生謝罪」を除けば2週間ぶりの収録。スマスマは1996年に始まったメンバー全員が出演する唯一のレギュラー番組で、18日のグループ存続表明と謝罪も、この番組で行われた。問題発覚から激動の日々を経験した5人が、自らの原点である同番組に集まり“再スタート”を切った。

 この日午後1時20分から40分ごろにかけて、スタジオにメンバーを乗せたと思われる5台の車が次々に到着し、地下駐車場に入っていった。エントランス前では険しい表情の係員が車が入るたびに腕時計で時間をチェックし、何かをメモする姿が見られた。早朝からスタジオ前に詰め掛けたファンも数名いたが、メンバーが窓を開けて顔を見せることはなかった。

 フジテレビによると、この日収録されたのはメンバーが好きな曲を選んで歌うという新企画(放送日は未定)。2本撮りの1本目は草なぎ剛(41)リクエストのサザンオールスターズ「涙のキッス」を5人で歌った。リハーサルでは、いきなり草なぎのギターのチューニングがずれてスタジオに笑いが起き、和やかな雰囲気だったという。

 午後7時ごろに収録は無事終了。5人は、それぞれスタッフに「お疲れさまでした」とあいさつしてスタジオを後にしたという。

 18日の放送は31・2%の高視聴率を記録(ビデオリサーチ、関東地区)。これは番組歴代4番目の高さ(関東地区)で、今年放送された全番組中で、箱根駅伝中継を上回りトップだった。今回の騒動余波で、しばらくは同番組に注目が集まりそうだ。

(16/1/22(金)東京中日スポーツ)